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意外と間違える人が多い?!「秒速5mを時速に直すと?」

  • 2024.7.9
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「速さ」は、秒速、分速、時速などいくつかの表し方があります。

状況に合わせて単位を使い分けないといけませんが、正しく変換ができるでしょうか。

今回は、単位変換の問題に挑戦してみましょう。

問題

秒速5mは、時速何kmですか。

秒速から時速へ変換する問題です。

正しく計算することができるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは、「時速18km」です。

どのように計算をするのか順に解説をしていきます。

速さの単位変換の方法は、さまざまな解き方がありますが、ここでは「秒速から分速」「分速から時速」と二回に分けて変換を行う方法を紹介します。

秒速から分速

「秒速5m」は、「1秒間に5m進む速さ」です。

そして「1分=60秒」ですね。

つまり、1分間(60秒)で進む距離は

5×60=300

なので、300mです。

よって、

秒速5m = 分速300m

分速から時速

次に「分速300m」を時速に変換しましょう。

やり方は、先ほどと全く同じです。

「分速300m」は「1分間で300m進む速さ」であり、「1時間=60分」です。

つまり、1時間(60分)で進む距離は

300×60=18000

なので、18000mです。

最後に、mをkmに直します。

1km=1000mを利用すると
18000m = 18kmです。

以上より、

秒速5m = 時速18km

これは、1時間で18km進む速さです。

ちなみに「秒速5m」は、50m走では10秒、100m走では20秒の記録になります。

速さは数値だとイメージしにくいので、このような例を覚えておくと、印象に残りやすいですね。

まとめ

今回の解説では、「秒速から分速」「分速から時速」と分けて考えましたが、「秒速から時速」と一回で計算することも可能です。

「時間・分・秒」「m・km」などの単位を間違えないように、計算をしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」