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米のとぎ汁は捨てるな!…ってナゼ⁉え、漬物を作るって⁉ご飯炊くついでに「やばい野菜漬け」に挑戦!

  • 2024.7.2

「とぎ汁は捨てるな!」と、お料理系YouTubeチャンネル『くまの限界食堂』で紹介している「やばい野菜漬け」。きゅうりやにんじんなど、お好みの野菜をお米のとぎ汁と昆布で漬ける、お手軽漬物だそうです。いつもは捨ててしまうとぎ汁で漬物が出来るとは、エコでSDGs!…でも、おいしいのだろうか?においとか独特だったりするのかな?期待と不安が入り交じり、ワクワクドキドキしながら作ってみよう♪



米のとぎ汁で漬物を作る!? 132万回再生の「やばい野菜漬け」

お料理系YouTuberで動画クリエイターのKUMAさんが運営しているYouTubeチャンネル『くまの限界食堂』。128万人が登録する人気チャンネルで、独特な発想のユニークなレシピを紹介しています。

本日は、132万回も再生されている人気レシピ、お米のとぎ汁で作る「やばい野菜漬け」を作ります。いつも捨ててしまうとぎ汁で野菜を漬けて問題はないのか、ちょっと心配だったので調べてみると…。米のとぎ汁で野菜を漬けるのは、理にかなった調理法のようです!

野菜の表面についているたくさんの乳酸菌が、とぎ汁の糖質を栄養源に増殖して発酵し、漬物になるんですって。時間が経つごとに発酵が進み、1~2週間冷蔵保存すると、酸味や旨味が増して漬物らしさが出てくるとのこと。もちろん、ひと晩漬けて浅漬けとして楽しんでもいいそうです。

どうやら大丈夫そうなので、作ってみましょう。

米のとぎ汁で漬ける「やばい野菜漬け」の材料と作り方



【材料】4~5人分

◆野菜(お好みで)
『くまの限界食堂』では、以下の野菜を使用していました。
白菜…1/8個
きゅうり…3本
にんじん…1/3本
玉ねぎ…1個

◆漬け汁
米のとぎ汁…400ml ※とぎ汁は米を1回洗って捨て、2回目のとぎ汁を使用
塩…大さじ1
だし昆布…10~20g
水…100ml
にんにく…1かけ ※入れなくてもOK

今回は、分量を半分にして作ります。漬ける野菜はお好みでとのことなので、今回は、キャベツ(3枚)、ミニトマト(5個)、きゅうり(1本)、玉ねぎ(1/2個)、大根(1/4本)を漬けることに。

【作り方】
1.  米のとぎ汁に塩を加えて混ぜます。



2.  鍋に水とだし昆布を入れ、昆布を戻します。



戻す時間は特に言っていなかったので、今回は10分ほど放置しました。



3.  2を極弱火にかけ、グツグツ沸騰する一歩手前、フツフツしてきたら火を止めます。

皮をむいて潰したにんにくを入れ、2~3分放置し、1を加えて軽く混ぜます。







にんにくの香りがほんのりする程度で、“鼻を突くようなにおい“などはありません。

4.  野菜を適当な大きさにカットします。

今回、キャベツはひと口大くらいの大きさにちぎり、玉ねぎは5mm幅くらいにスライス。大根はスティック状、きゅうりはスティック状と1cm厚さくらいの斜め切りにしました。ミニトマトは、切らずにそのまま漬けることに。



5.  4を器もしくはジッパー付き保存袋に入れ、3を注ぎます。





だし昆布も捨てずに、細く切って一緒に漬け込みます。



器で作る場合は、食材に密着するようにラップをかけ、さらにフタをします。



冷蔵庫で1日寝かせて、出来上がり。

調理時間は、漬け込む時間を除いて15分。面倒な作業はなく、とっても簡単でした。

1日漬け込めば食べられますが、1週間ほど漬けると漬物っぽい酸味が出始め、2週間くらいは持つとのこと。KUMAさんは、3日目くらいがお好きだとか。


1日漬けたものがこちら。



さほど昨日とは変わっていませんが、少ししんなりしているような…。

では、1日漬けた“浅漬け“を食べてみましょう。



何から食べようか…迷います(笑)。



大根からいってみよう。



大根は、ほどよい塩味で上手に漬かっています。大根の甘味もありますが、大根の下の部分を使ったこともあって、1日漬けただけでは、大根の辛味が際立っている感じ。とぎ汁の香りや味のようなものは特に感じません。

続いて、きゅうり。



きゅうりは安心のおいしさ。青臭さは取れているものの、瑞々しさは感じます。おいしいです。

漬物には珍しい、玉ねぎ。



よくも悪くも、生の玉ねぎの独特の香りがしっかりしています。ひと口食べると、最初甘味を強く感じるものの、後から生の玉ねぎの辛味が一気に押し寄せてきます。クセの強い漬物です。ですが、何日かすると、この辛味もなくなっていきそうな“予感“はします(笑)。

キャベツとミニトマトは、甘味が引き立っていておいしいです。キャベツはほどよくシャキシャキ感が残っていますが、青臭さも少し残っている感じ。



1日漬け込んだ“浅漬け“の状態では、ミニトマトときゅうりが断トツでおいしかったです。



全体的に言えるのは、野菜によって程度の差こそあれ、それぞれの野菜の甘味と旨味が引き出され、青臭さが和らぎ、マイルドな仕上がりになっています。とぎ汁の力、恐るべし。

KUMAさんおすすめの3日後、漬物っぽい酸味が出始めるという1週間後…と、どんな味に変化していくのか、とっても楽しみです。

…と、時間の経過とともに味の感想をお伝えしようと思っていた矢先、おっちょこちょいが過ぎるわたしは、手を滑らせて、野菜漬けを入れた器を粉々に割るという大失態をしでかしました。われながら、本当にがっかり。

ですので、味のレポートはここまで。すみません。

では、まとめ。

捨ててしまうはずのお米のとき汁で作る、『くまの限界食堂』の「やばい野菜漬け」は、野菜の旨味と甘味を引き出す、おいしい漬物でした。冷蔵庫に残った野菜を消費出来る、SDGsなレシピなのも魅力。

ちなみに野菜なら、ほぼ何でも漬けられるそうですが、アクの多い野菜の場合は、アク抜きや茹でる処理が必要とのこと。KUMAさん曰く、ごぼうはアク抜きして、軽く湯通しして漬けたら結構おいしかったそうです。

『くまの限界食堂』の「やばい野菜漬け」を、作ってみてはいかがでしょう。

<参考文献>
Web

『農林水産省〜米のとぎ汁漬けで食材を作り置き!〜』
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/
culture/wagohan/articles/2211/spe11_01.html

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