右足体重は厳禁！　「高い球を打ちたい」そんな時に使える打ち方のコツ

アベレージゴルファーの多くは、高い球を打つ際に目線を上げ、右足体重で構えようとします。この構えで高い球を打つことは無理だと考えましょう。むしろ、高い球を打ちたければ、目線を下げた方が有効です。その理由は、スイングの最下点にあります。

体の軸を右に傾けるのはNG！

なぜ、高い球を打つ際に目線を上げて右足体重で構えることがＮＧかと言えば、スイングの最下点がボールよりも右にくるからです。ドライバーのようにティアップしたボールやラフの上にボールが浮いている場合、バンカーショットなら構いませんが、フェアウェイやラフに浮いていないときだとダフリやトップなどのミスショットになります。高い球を打ちたいときほど、通常のショットと同じように目線を上げずに構えましょう。

ボールを左に置いて打つ

高い球を打つには、ロフトが必要です。クラブフェースの裏面を地面に着けると、シャフトが弾道の高さを教えてくれるので、それを参考にクラブを選択しましょう。あとは、ボールを通常よりも１個分ほど左に置くだけです。その際は、右足体重にならないように気をつけましょう。

インパクトではシャフト真っすぐに

高い球を打つ場合、スイングの最下点でボールをとらえるのが正解です。そのためには、インパクトでシャフトが右にも左にも傾かないようにしましょう。ボールに対してシャフトが真っ直ぐな状態でインパクトを迎えます。そのときの角度が高さのＭＡＸであり、それ以上高い球を打ちたければ、クラブフェースを開いて構えるしかありません。

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森山錬
●もりやま・れん／1996年生まれ。レッスンは３カ月先まで埋まっている大人気プロ。平均飛距離300ヤード以上のドライバーショットを放つ。『Futako Golf Club』主宰。Instagram（@rengolf_54）で配信中の動画も大きな話題を呼んでいる。著書に「ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる（日本文芸社）」。公式ラインアカウント（lin.ee/dy4adIq）

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構成・文＝山西英希、写真＝山上忠、協力＝Futako Golf Club