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借金してでも娘と毎週うさぎカフェに行っておけばよかった…Xに見る「悔いのない消費」話アレコレ

  • 2024.7.2
悔いのない消費とは 出典:Togetterオリジナル

手取りの給料が少ないけど、高級なバッグが欲しい時あなたはどうする?Xではそんな「消費活動」についての投稿が注目を集めている。

起点となった投稿は「手取り2●万だけど…」という書き出しから始まる。投稿者は

・平日に1600円のランチを後先を考えずに食べる
・10万以上のバックを何もない日に買う
出典:Togetterオリジナル

といった自身の消費生活の例を挙げた上で、「金額に怖気づいてたらなにも始まらないだろ」と潔いコメントを残している。

「2●万」と伏せ字にされているので正確な金額は分からないが「自身の給与額に関係なく、己の欲望に忠実に消費活動を楽しんでいる」という文脈の投稿なのだろう。

最近はとかく「将来のための節約や貯蓄の重要さ」が叫ばれがちだが、こちらの投稿はそんな世の中の鬱屈した空気に異を唱えたい、という姿勢の表れなのかもしれない。

投稿に呼応するように「家賃とか生活費以外の給料は基本全額メシと旅行と服に全て突っ込んでる 」「日々の労働によるストレス地獄を消費活動で帳消しにしようとして何が悪いのよ!!!」と同意するコメントが相次いだ。

その他の視点としては「年老いたときの100万より今の10万円よ」「将来の貯蓄として積立額を大量に設けている人いるけど、20〜30代と60代以降が同じ価値と思っているのかな」といった、消費のタイミングについて言及する声も複数出ている。

3万円を定額預金にまわした高校生の後悔

「今思えばお金を出しておけばよかった」と後悔したという体験談もXではたびたび拡散されているテーマ。あるXユーザーが「高校生の時に3万円を10年間定額貯金したのはとんでもないミスだった」と嘆く投稿が大きな反響を呼んだことがあった。

投稿者による10年後の入金金額の明細の画像を見ると、10年で増えた利子はたったの96円。定額預金の利子のしょっぱさもさることながら、「高校生にとっての3万円」という金額が持つ意味を考えると、後悔は金額だけでないことは容易に想像できる。

投稿に対しては「高校生の時の3万円で友達と旅行行ったり、ご飯食べ行った方が良かった」「高校の時、節約して友達とのシンガポール旅行行かなかったのをいまだに後悔してる」「今から50万円を考えうる限りで最も有意義な使い方をしても、高校生の頃に使う3万円に敵わない気がする」といった反応が寄せられた。これらのコメントに対し、投稿者も「おっしゃる通りで、最大の愚行だった」と認めている。

「娘と行くうさぎカフェ」の価値

うさぎカフェに毎週行く価値があったと気づいたのは8年後 出典:Togetterオリジナル

別の例として、あるXユーザーと、幼い娘さんとのやり取りをめぐる話も紹介しよう。2016年に、当時7歳だったという娘さんがうさぎカフェを気に入り「来週も行きたい」と言った。しかし、投稿者は金銭的なネックを感じ「毎週行ける値段ではない」ストレートに伝えたところ、娘さんから「お父さんの給料がもっと上がれば毎週行けるのに」と言われてしまったそうだ。投稿者は「ちょっと悲しくなった」と書いている。

この話には続きがある。時が進んで2024年の6月に、同じ人が今の状況と当時とを振り返って「『うさぎカフェに小さい娘と行く』みたいな経験はもう一生出来ないから、この時サラ金で借金してでも毎週うさぎカフェに行っておくべきだった」と投稿し、大いに注目を集めたのだ。

消費の感覚や、娘さんとの関係などの変化が垣間見える投稿に、「8年越しのポスト…切ない」「思い出は金で買い足すことができない」「毎週財布空っぽになるまで子供と遊んでるけどそれでもよいかと言う気がしてきた」といった反応が相次いだ。

Xで盛り上がったこれらの話題を見ていると、貯蓄や節約を重視しているがゆえに、その時でしか得られないモノや経験をお金で買う選択を取れずに後悔するケースが多いことが見えてくる。お金を使う時は、今そのタイミングが来ているのか、といったことも考えてみてもいいかもしれない。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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