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店舗激減の【はなの舞】、ランチに行って驚いた“ファミレス”化とは?

  • 2024.7.1
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はなの舞(写真:サイゾーウーマン)

大衆居酒屋チェーンとして有名な「はなの舞」。閉店店舗が相次ぎ、現在は107店舗になっています。そんな同店の現在が気になり、ランチ時に利用してみました。

目次

・【はなの舞】とは?
・【はなの舞】ランチが大充実!
・【はなの舞】ランチ実食
・【はなの舞】ファミレス並みに使える!

【はなの舞】とは?

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(写真:サイゾーウーマン)

居酒屋チェーンの大手、チムニーが運営する「海鮮居酒屋 はなの舞」。2014年には327店あったものの、24年1月末現在は103店舗にまで減少しています。

ほかの外食チェーンと同じく、コロナ禍の影響を受けて20年3月末から21年3月末にかけて71店舗も大量閉店しました。

チムニーの業績は数年にわたり赤字が続いていたものの、24年3月期の連結経常損益は14.4億円の黒字(前の期は16.3億円の赤字)とV字回復。同社の運営する居酒屋「さかなや道場」「魚星」が好調だとか。

ちなみに、チムニーはスーパーのジャスコ(現イオン)が1984年に設立。業績不振で食肉メーカーやファンドに売却され、その13年からイオン系の酒専門店チェーン・やまやの傘下へ。巡り巡ってイオンの元鞘に収まっています。

【はなの舞】ランチが大充実! 客席9割が埋まる人気ぶり

土曜日の午後1時、ランチ提供をしているはなの舞にやってきました。路面店ではなく、ショッピングモールのレストランフロアに出店している店になります。

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ランチメニュー(写真:サイゾーウーマン)

店頭では「お昼ごはん」メニューがドドーンと置かれていました。松花堂御膳(1,500円/税込)、はなの舞籠膳(1,780円)はお高めですが、ほかは950円〜1000円前半となっています。海鮮系、肉系、和食系と種類豊富!

お子様ランチもありました。

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お子様メニュー(写真:サイゾーウーマン)

店頭には、ファミレスや回転寿司で見かけるお子様用のガチャガチャも。子連れウェルカムな雰囲気がかなり高そうです。

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ガチャガチャ(写真:サイゾーウーマン)

入店すると、客席の9割が埋まっている大繁盛ぶり! 高齢者の団体、子連れのファミリー、中年の友人グループや単身者などで、若い世代こそ見かけないもののかなり活気があります。

【はなの舞】ランチを実食!

はなの舞ならやはり海鮮! ということで、ランチは「おまかせ刺身膳」(1,200円)に決めました。

ちなみにこちらは店外のメニュー表には記載があったものの、店内用のメニューに見当たらなかったので頼めるか不安だったんですが、無事オーダーできました。

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おまかせ刺身膳(写真:サイゾーウーマン)

お刺身が9切れ、ミニ茶碗蒸し、白米、味噌汁、お漬物。それとドリンクがセットになっています。

刺身の種類は日替わりで、今回は特に説明がなかったので私見になりますが、まぐろの赤身、ヒラマサ、カツオ、びんちょうまぐろのトロの4種類でしょうか(違っていたらご指摘いただけると幸いです)。いずれも厚みがあって見た目にテンションが上がります。

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赤身、ひらまさ、トロ(写真:サイゾーウーマン)
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カツオと薬味(写真:サイゾーウーマン)

まずは赤身から実食! はしで持ち上げてもどっしりとした手応えのある厚み。

食べごたえがあり、赤身のうまみもしっかり感じられ、「いま刺身を食っているぞ!」という満足感に満たされます。

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赤身(写真:サイゾーウーマン)

続いてヒラマサ。ヒラマサの旬は初夏から夏にかけてといわれているそうで、いまの時期がまさにそう。ブリっぽい見た目ですが、ブリほどの脂はなくさっぱりとした味わい。身もしっかりとした歯ざわりで、ヒラマサの魅力を堪能できました。

そしてカツオもどっしりした面構え! おろしたての生姜がよく利いて、カツオとの相性バツグン。おいしい!

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カツオ(写真:サイゾーウーマン)

最後にいただいたトロは、おそらくびんちょうまぐろのトロかと思います。

「こんなに厚切りで胃もたれしそう……」とためらいながら口にしたのですが、見た目よりさっぱり! とろける脂の質感はあっさりで、重たさのないトロで食べやすかったです。

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厚みがあってもしつこくないトロ(写真:サイゾーウーマン)

そして、ミニ茶碗蒸しでうれしい誤算!

ぼーっと口にしていたら、具材にエビを発見。セットでついてくるような茶碗蒸しだと、具なしであることも多いだけにちょっとテンションが上がりました。

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エビが入っていてうれしい(写真:サイゾーウーマン)

刺身9切れと茶碗蒸しとお漬物と白米を完食! 腹具合も8分目とベストな状態で仕上がりました。

【はなの舞】ファミレス並みに使える!

今回、はなの舞を利用して新たに発見した魅力は、以下の3点です。

①ランチメニューの充実ぶり
②海鮮のクオリティに安心感がある
③ファミレス並みに使える対応力の高さ

ランチを提供している店舗は限られているようですが、メニューの充実ぶりはファミレス並み! 考えてみれば、居酒屋のメニューは唐揚げから刺し身からステーキまで、あらゆるジャンルの料理を提供しているので、ランチにそれが応用されたら、ファミレスになるのも当然といえそうです。

そんな中でも、はなの舞といえば海鮮。海産物へのプライドは高いはずなので、刺身系を頼んで外れることはないでしょう。

ランチを一度利用しただけではありますが、コスパの面でいえば、はなの舞よりおいしい刺身を出す店は確かにありますが、1,200円という価格でこれほど満足感あるものを食べられる点でいえば、かなり貴重なのでは。一方で、類似チェーン店として、低価格で寿司が食べられる「や台ずし」を思い浮かべました。

昨今は回転寿司以外で魚を気軽に食べられる店は減っているので、ランチでしっかり食べられる同店は貴重だといえるでしょう。

個人的には、はなの舞を「海鮮系ファミレスチェーン」として見直すことになった今回。グランドメニューをチェックすると、刺し身に醤油ではなくヒマラヤ岩塩などを合わせるという食べ方が紹介されていたので、今度は飲み屋利用してみたいと思いました!

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はなの舞流の刺身の食べ方は、岩塩とわさびごまと醤油!(写真:サイゾーウーマン)
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アルコール度数約2.7%のメニューも気になります(写真:サイゾーウーマン)

サイゾーウーマン編集部
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