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「もうダメかも…」不妊治療の末、やっと授かった赤ちゃん。ところが仕事中、突然出血してしまい…

  • 2024.7.1
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妊活して2年が経過し、なかなか授からず病院に通うことにしました。何度か通い、無排卵のため排卵誘発剤を飲み始めましたが、妊娠せずにまた生理がきてしまい……。落ち込んだり希望を持ったりを繰り返した私の妊活体験談をご紹介します。

2年の妊活で授からず、不妊治療へ

結婚して妊活を開始し、2年が経ってもなかなか妊娠せず……。それまでは妊活をしたらすぐ子どもを授かれると思っていた私でしたが、病院に行かなきゃだめかなと思い、不妊治療をおこなっている病院を受診しました。

当時フルタイムで看護師として勤務していたため忙しく、夜勤の合間に治療を開始しました。最初は基礎体温をしっかりつけタイミング法を試しましたが、なかなか妊娠せず。その後、無排卵ということがわかり、排卵誘発剤を飲み始めました。

これで赤ちゃんが授かるかなと期待しましたが、生理がくるたびにまただめだったと悲しくなり、おいしいものを食べたりお酒を飲んだりして気を紛らわせていました。

また生理がきてしまった…と思いきや

また生理がきてしまったあと、受診すると先生が「あれっ、生理きたんだよね?まだ小さいけど袋が見えるよ。妊娠しているよ」と先生も驚き、すごくすごく小さい赤ちゃんの袋をエコーで見せてくれました。

生理がきたからまただめだったと思っていたのは着床出血だったようです。すごく驚き、すごくうれしかったのを覚えています。まさかの妊娠に涙が止まりませんでした。憧れだった赤ちゃんのエコー写真を握りしめ、夫に電話をし、2人でうれし泣きをしました。

仕事中に出血! 赤ちゃんは大丈夫なの!?

その後は順調に成長し、妊娠4カ月ごろ、いざ総合病院を受診しようとしたとき、また驚くことが起こりました。手術室看護師として勤務していた私は、ガウンに清潔グローブで手術の器械を並べていたとき、経験したことのない腰の痛みを感じました。痛い……何だろうと思っていると、冷たい何かが足もとに流れている感覚がり、見てみると出血していました!

「赤ちゃんだめになっちゃったかも……!」と混乱していると、上司が受診の手続きをしてくれ、すぐ赤ちゃんを確認することができました。大量に出血していたため、赤ちゃんはだめだったんだ……と涙が止まらず混乱していたのですが、先生の「赤ちゃんの心臓動いているよ」の言葉に驚きました。

赤ちゃんも頑張っているから私もあきらめず頑張らなきゃと、数日安静と薬で乗り切りました。その後は、仕事も産前休暇まで働き、出産予定日まですくすくとトラブルなく成長してくれ、出産予定日ぴったりに生まれてきてくれました。出産時、私はベッドの柵を叩いたり、夫に文句を言ったりといろいろありましたが……結果的には安産でよかったです。

あれから9年。ワガママガールに成長した長女は、ミニバスケットボールに夢中になり頑張っています。気が強い娘なので、夫と私は「出血したとき、きっとこんなことじゃだめにならない!としがみついていたんだね」と、今では笑い話だねと妊娠したときのことを思い出しています。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラストレーター/あんこママ


著者:かよ

9歳、5歳、2歳の3人育児に毎日奮闘中。以前は病院で看護師として勤務していたが、昨年退職し専業主婦をしている。現在求職中の37歳。


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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