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主演、眞栄田郷敦と原作者、山口つばさが作品の魅力を語る!『ブルーピリオド』特別対談映像

  • 2024.7.1
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「TSUTAYAコミック大賞」、「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネートされ、「マンガ大賞2020」を受賞、アニメ化やYOASOBI「群青」とのコラボレーションでも話題を集めた人気漫画を実写映画化した『ブルーピリオド』(8月9日公開)。このたび主演の眞栄田郷敦と原作者の山口つばさによる特別対談映像が解禁された。

【写真を見る】眞栄田郷敦と山口つばさがそろってピースサイン!

【写真を見る】眞栄田郷敦と山口つばさがそろってピースサイン! [c]山口つばさ/講談社 [c]2024 映画「ブルーピリオド」製作委員会
【写真を見る】眞栄田郷敦と山口つばさがそろってピースサイン! [c]山口つばさ/講談社 [c]2024 映画「ブルーピリオド」製作委員会

『東京喰種 トーキョーグール』(17)や『サヨナラまでの30分』(20)の萩原健太郎がメガホンをとり、主演の眞栄田をはじめ、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりら若手俳優陣が集結した本作。ソツなく器用に生きてきた高校生、矢口八虎(眞栄田)が、美術の出会いをきっかけに、国内最難関の美術大学を目指す姿を描きだす。

解禁された特別対談映像では、完成した映画を観た山口の第一声で「漫画ではできないことをたくさんしていただいて、映画ってすごい!役者ってすごいなと思いました。髪型や衣装がとてもリアルかつ漫画的に浮いている部分がなかったです。本当に細部までこだわって作ってくださったと聞きました。大変な努力をありがとうございます」と感謝する。

眞栄田は「原作のキャラクターを表面的な部分だけのコピーにしない。衣装もですが、それぞれのキャラクターを1人の人間としてちゃんと描くという点を現場のみんなで大事にしました。例えば八虎は金髪ですが、なぜそのような髪型にしているかなど、掘り下げていくことで血の通った人間として描いていきました。そして、芸術の世界にいるスタッフの方も多く、キャストを含めて皆がすごい熱量で作品をつくりました。その熱量は僕自身いままで経験したことがないものでした」と、それぞれのキャラクターを実写化するにあたってのこだわりを話す。

さらに、作品を観て心動かされたキャラクターが、高橋文哉演じるユカちゃんだったと明かす山口。「ビジュアルも含め、あのキャラクターを男性が演じるのはすごい難しいと思うんです。なにか気難しい子という、私が描いていた時のイメージをナチュラルに演じつつ、ユカちゃんの持つ人気者の空気も体現してくださっていて、すごい、これできるんだ…とビックリしました!」と、自身が描いたキャラクターが実写として新たな魅力をもって描かれたことへの喜びと嬉しい驚きを感じたと言う。

原作ファンの方に楽しんでほしいと思う点について眞栄田は「漫画で見ていた絵画です。ストーリーのポイントになる絵画がいくつかありますが、それが実際に3次元の世界にあるというのが、僕自身も現場に入って初めて見た時も興奮しました」と、八虎をはじめとするキャラクターたちと並び、作品のもう1つの主役である絵画についても注目してほしいと明かした。

本作のテーマとなり、キャッチコピーとしても使われている「情熱」という言葉。漫画家として役者として、それぞれの形で「ブルーピリオド」に情熱を注ぎこんだ2人に、情熱の源泉について聞くと、山口は「漫画を描いている時は1人なので、このインタビューのように、自分と違う分野のプロの方と関わることが大きなモチベーションです。今回の映画化で違う分野のプロの方たちに情熱を注いでいただき、また違った新しい要素や魅力が入っていくのがとても嬉しくて…それが情熱の源泉です」と喜びを口にする。眞栄田は「なにかに挑戦する時に、できないところから始まって、少しずつその楽しさに触れてやりがいを感じ始める。その後はほとんどできない苦しい時間が多いですが、その楽しさに触れ、好きだなと思えるその瞬間を求めて、情熱を注いでいるのだと思います」と語った。

様々な分野のプロフェッショナルたちの「情熱」が結集し作りあげられた映画『ブルーピリオド』。ぜひ作品を通じてその爽やかな熱さを体感していただきたい。

文/山崎伸子

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