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福井の夏の風物詩 “手かき氷” が通年で味わえる♪ 羽二重餅で知られる老舗「松岡軒」

  • 2024.7.1
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明治30年創業の老舗「松岡軒」が、2023年春に本店を改装。地元・福井を感じる「和」をテーマにしたカフェをオープンさせて、羽二重餅を使うパフェなど新メニューも登場しています。親子三代で通う福井県民もいるというほどの夏の味だった手かき氷が、暑い季節だけに限らず通年味わえるように。 器には越前焼や越前漆器を使ったり、カフェ店内の格子を羽二重の絹織物に模したりと、福井県らしさも随所に感じられますよ。

福井の夏の風物詩 “手かき氷” が通年で味わえる♪ 羽二重餅で知られる老舗「松岡軒」
福井の夏の風物詩 “手かき氷” が通年で味わえる♪ 羽二重餅で知られる老舗「松岡軒」

福井の銘菓「羽二重餅」の元祖

福井の夏の風物詩 “手かき氷” が通年で味わえる♪ 羽二重餅で知られる老舗「松岡軒」
福井名産品のひとつ羽二重絹織物の質感を和菓子で表現したお菓子

福井駅西口から歩いて5分ほどにある羽二重餅総本舗「松岡軒」。明治30(1897)年の創業当初は、高級絹織物の羽二重を扱う織物屋として始まり、浮き沈みの激しい商売ということから2代目が東京で菓子修業をして販売を開始したのが「羽二重餅」だといいます。

銘菓羽二重餅は、約120年前から販売されています。材料は上質な餅米、砂糖、水飴のみで仕上げ、絹のようになめらかで、口の中で軟らかくとろけながら優しい甘みが口の中に広がる、今も変わらない味わいです。

福井の夏の風物詩 “手かき氷” が通年で味わえる♪ 羽二重餅で知られる老舗「松岡軒」
店内手前がおみやげを買える物販エリア、奥がカフェスペース

現在は6代目となる店主が、コロナ過を経て、継ぐ重責よりも店が途絶えてほしくないという想いが増したことで、暖簾を引き継がれています。

代々受け継がれてきた上質な材料やその配合、添加物を一切使わないお菓子はそのままに、羽二重餅を使うメニューや昔ながらの手かき氷がいつでも味わえる和カフェを併設し、リニューアルをしています。

木目と黒を基調とした店内には、羽二重餅の由来となった羽二重織物を象徴する2本の糸を模したデザインのカフェスペースがあり、洗練された雰囲気です。

羽二重餅を多彩に楽しめる和スイーツの数々

福井の夏の風物詩 “手かき氷” が通年で味わえる♪ 羽二重餅で知られる老舗「松岡軒」
煎茶付きの抹茶パフェ1200円(夏を除く通年メニュー)

和カフェでは、歴史ある羽二重餅と女性パティシエの感性から生まれる、本店でしか味わえない和スイーツが楽しめます。その一つが、抹茶パフェです。抹茶ブラマンジェに2種の抹茶アイス、マスカルポーネクリーム、羽二重餅を重ねて、抹茶パウダーとクランブルがアクセントになっています。

福井の夏の風物詩 “手かき氷” が通年で味わえる♪ 羽二重餅で知られる老舗「松岡軒」
羽二重餅と季節の和菓子1000円(夏を除く通年メニュー)

シンプルに羽二重餅ともう少し甘いものを食べたい方に、羽二重餅と季節の和スイーツがたのしめるメニューもあります。和スイーツは、春の桜餅、秋のモンブラン風どら焼き、冬の特製ぜんざいなど、その季節ごとにさまざまな和菓子が羽二重餅と一緒に登場します。

夏は大粒のザクザク氷を楽しむ「手かき氷」

福井の夏の風物詩 “手かき氷” が通年で味わえる♪ 羽二重餅で知られる老舗「松岡軒」
羽二重宇治金時950円、いちごミルク700円。和カフェでは夏はかき氷のみの提供

夏の和カフェは、手かき氷のみの提供となります。注文を受けてから丁寧に削るこのメニューは、明治時代から代々伝わる特製カンナを使って手作業で削っています。松岡軒といえばの、県民が愛する夏の風物詩メニューです。氷の粒が大きく、ザクザクとした歯ごたえのある食感が人気で、25種以上もの種類があります。羽二重餅や白玉のトッピングがオーダーできるのも嬉しいですね。

北陸新幹線で福井を旅するなら必ず訪れたい福井駅近くの店は、地元を五感で感じられるカフェを楽しみ、おみやげも買える老舗です。

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