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簗田寺で500年先の暮らしに想いをはせる。「500年の学校」が今秋より開講

  • 2024.7.1
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「500年の学校」は、デンマークを中心に北欧で広がっているすべての人のための学校「フォルケホイスコーレ(Folkehøjskole)」にインスピレーションを得て行われる、約1年間のプログラム。東京・町田の緑生い茂る森と湧き水、田畑や小さな生き物たちに囲まれた簗田寺にて、毎月異なるさまざまな講師陣によるワークショップと、ダイアローグと呼ばれる対話の会を軸にして構成される。

簗田寺内には隣の保育園に通う子どもたちの喜ぶ声が響き、並んだお墓の前には色鮮やかな野花がお供えしてあったりと、なんとも柔らかな雰囲気が漂う。

講師には、アーティストのコムアイや哲学者の永井玲衣、料理人の野村友里など多様な面々が揃い、それぞれとの出会いや触れ合いを通して、新しい感性が拓かれる時間が提供される。さらにダイアローグでは、「優しさとは?」というような誰しもが異なる解釈を持ちながら、実感を持って答えられるような問いを、対話のなかで共有していく。普段の生活ではなかなかする機会のないような会話に、内面から刺激される感覚も。

ほかにも、周辺で採集した植物を活かして手作りするお香づくりや森で採れた野草を使った食事、坐禅などが体験できる。仏教の考え方にも触れながら、新たな発見を得ていく時間は日々の暮らしに通ずるインスピレーションを与えてくれる。

「500年の学校」という名前にもあるように、500年という長い時間の枠組みで物事を捉えながら、自分に焦点を当てたり、場や他者と向き合ったりを繰り返し、自分が社会に果たせる役割や自然との共存について考えを深めていく。

心身ともに力を緩めるほどけた時間を通して、わたしたちの「今、このとき」を見つめ直す場所。「500年の学校」でそんなときを過ごしてみては。

500年の学校

場所/簗田寺 東京都町田市忠生2丁目5-33

期間/2024年11月~2025年10月(第1期)

日程/全12回 毎月第1日曜日 10:00〜16:00

・1月のみ、第2日曜日

募集期間/〜2024年9月末日(先着順。定員に達し次第終了)

https://www.yato500.net

Text: Nanami Kobayashi

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