1. トップ
  2. 恋愛
  3. 一時期は攻撃的だった母…認知症が進むにつれて、すっかり穏やかに<母の認知症介護日記>

一時期は攻撃的だった母…認知症が進むにつれて、すっかり穏やかに<母の認知症介護日記>

  • 2024.7.1
  • 165 views

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。いつものインスリン注射に加えて、糖尿病の診察もあった日。検査結果を聞くと、糖尿病の数値は改善されていて、先生から褒められた母・あーちゃん。すると「甘いもの食べていないもの!」とドヤ顔。その発言に、パンの食べ放題で甘いパンを食べまくっていたのに? と、ワフウフさんは驚きを隠せません。さらに、その日の帰り道に立ち寄ったお店でも、視線はケーキにロックオン。ワフウフさんがなんとか阻止しましたが、甘いものは食べていないと言ったばかりでこれだと、普段の生活も心配です。

病院帰りにお茶をしていたお店のクーラーが効き過ぎていて寒かったので、あーちゃんとワフウフさんは、早めに出て100円ショップで買い物をすることにしました。しかし、レジに並ぶことはできたものの、順番を守るということができず、何度注意しても前の人を抜かそうとします。最後には、レジに商品を投げ入れてしまい、ワフウフさんもお手上げでした……。

膝の力が入らない……?

認知症と診断され、一時期は攻撃的になったあーちゃん。

暴言や暴力はなかったものの、喧嘩腰で物を言ってきて、特にお金への執着がすごくて、大変でした。

しかし、処方された薬が合っていたのか、不安そうな表情を浮かべることはありましたが、徐々に穏やかに……。

今では、ほとんど穏やかな状態で安定するほどになっています。

病院の付き添いも、当初は悪口ばかり聞かされていましたが、それも最近ではなくなりました。

果たして、あーちゃんにとって今の状態がラクなのかどうかは、私たちにもわかりません。

あーちゃんの足元の状態は、日によってバラバラ。

こう言って、何度も「膝かっくん」のような状態になり、バランスを崩していました……。

近くで見ていても、何が原因かはわからず。続くようなら、病院で診てもらわないと……。

認知症になると、それまでとは人格が変わってしまうという話をよく聞きます。攻撃的になったり、乱暴になったり、逆にとても大人しくなったり……。あーちゃんの場合は、一時期とても攻撃的になりましたが、処方された薬が合っていたのか、少しずつ穏やかさを取り戻しました。

今は、疲れているように見えるときもありますが、穏やかなときがほとんど。さらに、病院に付き添っているときにあーちゃんが話す内容も、最初は誰かの悪口ばかりだったのが、最近はそれもなくなりました。こう見ると、あーちゃんは認知症患者としては扱いやすいほうなのかもしれません。

私たち姉妹の記憶の中では、あーちゃんはキツくて攻撃的だったので、今のぼんやりしているあーちゃんの面倒を見るのは、なんだか複雑な気持ちにもなります。そして、前から気になっていた足元の状態も不安定で、歩いている途中で「膝かっくん」のような状態になることがあります。どこかに問題があるのか、年齢的なものなのか? あまりにも続くようなら、病院に連れて行かないと……。

--------------

認知症がきっかけで、暴言や暴力が始まるというケースも珍しくないようなので、あーちゃんの場合はワフウフさんの言うように、認知症患者としては接しやすいのかもしれませんね。ただ、長い間見てきたあーちゃんとは別人のように思えてしまって、寂しさも感じてしまうのではないでしょうか。どんな風に進行するかわからないので、介護する側もいろいろなケースを想定しながら、心の準備もしておく必要がありそうです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる