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逆に節約やめてよかった!【女性約100人調査】実は意味がないと感じた「ケチる生活」

  • 2024.6.30

物価上昇などもあり、多くの人がより一層意識していることと言えば、「節約」ですよね。節約をすることは大事なことですが、無理をしすぎると続かなかったり、ストレスが溜まったりしてしまいますよね。美容や健康に関心が高い女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、おすすめの節約術についてリサーチしました!

どんな節約術を実施している?

©高橋あやか

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

まずは、現在、何かしらの節約を意識しているか聞いたところ、79%の人が「YES」と回答、21%の人が「NO」と回答しました。みなさん、日頃から節約を意識しながら生活していますね。

「YES」と回答した人たちに、具体的にどんな節約をしているのか、教えてもらいました。

「なるべく自炊。1週間にまとめて買い物する」(27歳・会社員)

「安いスーパーに行く。平日は外食しない」(40歳・主婦)

「飲み物はなるべく水筒を持参する」(44歳・主婦)

食費を抑えるための方法が多く挙がりました。みなさん、本当にたくさんのアイデアをもっていて、総菜などの割引を狙って夕方のスーパーで買い物をしたり、食材を余らせないように連続で同じ献立にしたりするという人もいました。

食費以外にも、みなさん、さまざまな節約を試しています。

「電気を消し忘れないようにする」(29歳・会社員)

「電車のルートを、安い方で行く」(32歳・専門職)

「家計簿をつける」(40歳・専門職)

電気代は、多くの人が意識する出費のひとつではないでしょうか。暑さが増し、エアコンの使用頻度も増えるこれからの時期は、ますます電気代が気になりますよね。外出時、電気やエアコンの消し忘れに気づくと、本当にがっかりします。私は、外出する時は、何度も電気や家電の消し忘れがないか確認してしまいます。

ほかにも、すべての買い物時の心構えとして、不必要なものを増やさないよう、しっかり検討するというコメントもありました。私は、店頭で買い物をする際、オンラインショップとどちらが安いか、必ず比較するようにしています。

節約するはずが逆効果に…

©高橋あやか

続いて、これまで頑張ったけど、やめた、続かなかった節約ジャンルについて聞いてきました。もっとも多かったのが、「光熱費」と「交際費」でそれぞれ29%でした。次いで、「食費」と「交通費」でそれぞれ21%、「美容費」が14%、「被服費」が7%と続きました。

それぞれの項目について、どのような節約をしていたか、なぜその節約が続かなかったのか、節約をやめて気がついたことを教えてもらいました。

光熱費

「こまめに電気を消したり、お水の無駄をなくすように気をつけたが、あまり節約効果を感じなかった」(40歳・契約社員)

「できるだけクーラーをつけないように頑張っていたが、暑過ぎて健康面が不安になった。できる節約と、そうでない節約があるとわかった」(40歳・会社員)

「エアコンや床暖房のタイマーを入れたり、2時間以上の外出時は消したりしていたが、面倒なのと、帰宅時に部屋が暑いことに耐えられなくなった。生きるのに必要なものだし、そこは諦めるくらいでちょうどいいのかなと思っている」(32歳・専門職)

光熱費の節約をやめた理由として目立ったのが、健康に支障をきたしそうだったという点です。確かに、冷房や暖房器具の使用を控えると、光熱費を大きく節約できるメリットはありますが、無理をして暑さや寒さに耐えようとすると、体調を崩してしまうリスクもありますよね。健康に影響が及ぶほどの節約はやめたほうがよさそうです。

交際費

「金欠の時に、友だちと遊ぶのを制限していたけど、落ち着いた時に、はじけてたくさん遊んでしまった。無理はよくない。普段の生活でストレスを溜めないようにするのがいい」(27歳・会社員)

「親しい人もいる大人数の集まりに行った時、それまで面識がある程度だった子と意気投合し、今ではいちばん仲のいい友達になった。新しい友達ができる機会を制限するのは、もったいないなと思った」(32歳・専門職)

1回の出費が大きな金額になりがちな交際費は、節約を意識する人も多そうですが、やめた、続かなかったという声が多く集まりました。確かに、せっかくの出会いの機会を逃したり、友人と疎遠になってしまったりするのは、もったいない気がします。
私は、毎月の交際費はいくらまでと、おおよその金額を決めているので、その範囲でできるだけ参加するようにしています。

食費

「自炊をしたり、保存食をつくったりしたが、続かなかった。時間と手間がかかる」(33歳・無職)

「外食を控えていたが、外食はストレス解消の一環だったので、節約はできても次の月にリバウンドしてしまう。ストレスを溜めるほどの節約はしない」(40歳・専門職)

毎日のことなので、チリツモで家計にもインパクトがある食費。外食を一切やめて、すべて自炊にできたら節約効果が大きそうですが、なかなか手間がかかりますよね。また、ちょっと豪華な食事や外食を自分へのご褒美にしている人にとっては、ストレスも溜まってしまいそうです。我慢のし過ぎは結果的に散財につながって、逆効果になることもありそうです。

交通費

「高速バスを時々使った。高速バスを使うと、体力を消耗したり、時間が読めず、その後の予定が狂ったりすることがあるので、余裕があるスケジュールの時だけ利用するようにした」(47歳・専門職)

ちょっとした移動から、遠方への旅行まで、かかる金額はさまざまなので、意外に侮れませんよね。少しでも安い方法で移動したいと考える人は多いと思いますが、長時間の移動になればなるほど、疲労が蓄積して、後悔するというケースが多そうです。
私も以前、鈍行列車の旅で、1日かけて移動をしたことがありますが、乗り換えが多く、目的地に着く頃には、疲れ切ってしまいました。

美容費・被服費

「1か月服を買わないチャレンジをしたが、ストレスだった。買わないと決めるのではなく、買う前に考えるという方法にしたほうがストレスなく過ごせる」(44歳・主婦)

「美容院を我慢した。美容院の頻度を減らすと、ヘアケアに手間がかかり、毎日少しずつストレスになるので、仕事のパフォーマンスが落ちたり、気分が上がらなかったりして、どこかで発散しようとしてしまい、結局節約にはならない気がした」(47歳・専門職)

おうち美容が楽しめる場合はいいのですが、あまりに手間をかけすぎると、逆にストレスになってしまうこともありますよね。私も、コロナ禍の時、できるだけ自宅でのケアだけにしていたのですが、美容院やサロンでケアしてもらうと、やっぱり気分も高まるなと感じました。

無理は禁物! ストレスフリーな節約ライフを!

節約リサーチ、いかがでしたか? 多くの人が節約をしたいと思っている一方で、頑張りすぎた節約についての後悔も経験していました。無理な節約は、カラダにも心にもよくないので、適度な節約を心がけるのも大切になりそうです。ぜひみなさんのエピソードを参考に、自分に合った節約にトライしてみてください!

©polkadot/AdobeStock

文・高橋あやか

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