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頑固な肌トラブルが改善する可能性あり。セレブも実践! 食事から始める美肌アプローチ【ビューティーな栄養塾】

  • 2024.6.30
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セレブに学ぶ、美肌にいい栄養術

最近ではありのままのすっぴんセルフィーをSNSに晒すことがブームだけれど、そんなときでも完璧に見えるセレブたちの肌。一体どんな施術を受ければ、彼女たちのように24時間カメラを向けられてもOKな、カメラREADYな肌を手に入れられるのだろう。

美容医療や高いスキンケア製品を取り入れているのは想像がつくけれど、それだけではない。美は内面から。皆、コンディションを整えるために食生活でも美肌を意識した食品を積極的に摂っている。

Frazer Harrison/Getty Images
Frazer Harrison/Getty Images

美容マニアのヴィクトリアは朝から小さじ2杯のリンゴ酢を飲み、その後、夫のデヴィッドが作ってくれるほうれん草とブロッコリ、きゅうりとセロリ、レモンと生姜とライムと、りんごか梨を入れた特製のスムージーを飲んでいると、インスタグラムのストーリーズでシェア。また、オメガ3脂肪酸やビタミンを豊富に含むサーモンも欠かせない定番フードだという。サーモンはキャサリン妃も意識して食べている魚だ。

朝からスムージーを作る余裕なんてない、というならば、ゼンデイヤのスターバックスでのオーダーを真似してみてはどうだろう。

Monica Schipper/Getty Images
Monica Schipper/Getty Images

コラーゲンをキープして新陳代謝を促するビタミンB2とEを含む緑茶を愛飲する彼女は、スタバでもココナッツミルク入りのアイス抹茶ラテを頼んでいる。日本ではココナッツミルクのオプションがないのは残念だけれど、オーツやソイで代用しても良さそう。

ちなみにゼンデイヤがヴェンティサイズのココナッツミルク入りアイス抹茶ラテを好んでいるのはファンの間では有名な話で、全く同じオーダーをしてみた、という記事がたくさん存在する。みんなが憧れる彼女の艶やかな肌は、抹茶の効能でもあったのだ。

また、乾癬を告白しているキム・カーダシアンは、炎症を抑えてアンチエイジング効果もあるクロロフィルを摂るために、ケールやほうれん草などの新鮮な緑黄野菜を常にストック。

Theo Wargo/GA/Getty Images
Theo Wargo/GA/Getty Images

他にもグルテンと乳製品を断つことで、症状が改善されたと、コートニー・カーダシアンのライフスタイルブログ「poosh」で明かしている。

他にも海藻のスムージーが乾癬に効果があるといい、できるだけ抗酸化効果と抗炎症効果がある食品をたくさん摂取。ただ、我慢しすぎず、チート・デーには大好物のピザやアイスも食べているとも。

彼女たちの食生活を見ていると、やはり肌の健やかさや美しさは外的ケアだけでなく、日常的なヘルシーな食生活の積み重ねだということがわかる。何もストイックでなくてもいいのだ。シロップたっぷりでも緑茶を摂取するゼンデイヤや、好物のジャンクフードも食べちゃうキムのように、何事も「バランス」が大事。

実践出来る範囲で、肌にいい栄養素をなるべく多く摂る。そんな賢さが、セレブたちの美を支えているのだ。

トラブル別にレクチャー。内側から美肌を育む栄養素とは?

多くのセレブがトライしていたように、肌トラブルの改善には内側からの栄養アプローチが有効だ。分子栄養学カウンセラーとして多くの肌悩みを救ってきたまごめじゅんさんに、トラブルごとにおさえておきたい栄養について教えてもらった。

ニキビ・肌荒れには、ビタミンEとオメガ3

「ニキビやテカリが気になる人は、男性ホルモンが活発になっている可能性があるので、ホルモンバランスを整えるビタミンEを。また、ニキビがある肌は炎症が起きている状態なので、オメガ3も効果的です」皮脂分泌が多いニキビ体質のならば油を控えたほうがいいと感じる人もいるかも知れないが、炎症を抑える効果の高いオメガ3は体内で生成することはできないため、積極的に摂取した方が良いようだ。サバやイワシなどの青魚や、亜麻仁油、えごま油などオメガ3を多く含む食材を取り入れてみよう。

乾燥対策ならビタミンAと亜鉛を

どんなにスキンケアで保湿しても乾燥が気になるというときは、代謝のサイクルが乱れていることが原因かも。「代謝が乱れて、肌の生まれ変わりがスムーズに行えていない可能性があります。そのせいで、角質細胞の間を満たし、水分の蒸散を防ぐ役割のある細胞間脂質やセラミドが正常に生み出されていないのが問題です。そんなときは、細胞の代謝サイクルを整えるビタミンAと亜鉛のコンビを意識してみて。この2つはセットで働く栄養素で、ビタミンAの働きを亜鉛が後押ししてくれるため一緒に摂ることをおすすめします。また、ドライアイ、ドライマウスなどの”粘膜の乾燥”も、ビタミンAと亜鉛不足が背景になっています」

ビタミンCとシステインでシミ・くすみを撃退

「多くの人がすでに知っているとは思いますが、抗酸化作用が高いビタミンCが効果抜群です。紫外線を浴びると大量の活性酸素が発生し、その活性酸素から肌細胞を守るためにメラニン色素が放出されます。これがシミやくすみに繋がっていくわけですが、活性酸素を除去するために必要なのがビタミンCなのです。さらにメラニン色素を産生を抑制し、メラニンの還元まで促進してくれます」

ブライトニングを謳うサプリメントによく配合されている、システインもおすすめだという。「白玉点滴などで有名なグルタチオンの前駆体がシステインです。メラニンの生成を抑制して、シミ約済を防ぎます。これも、ビタミンCと併せて摂取するようにするといいでしょう」

シワ・たるみのない肌には、ビタミンCと鉄が必須

ハリのある若々しい肌をつくるのは、真皮に存在しているコラーゲンやエラスチン。「架橋構造で皮膚を支えるのがエラスチンで、その間を埋めるのがコラーゲンです。この2つが不足すると、土砂崩れのように皮膚が落ち込んできて、シワやたるみとなって現れます。それを防ぐのに必要なのはタンパク質とビタミンC。タンパク質がコラーゲンやエラスチンの材料となり、その過程で働く酵素が必要とするのがビタミンCです」ビタミンCも体内でつくることのできない栄養素のため、積極的に摂るようにしたい。

「また、コラーゲンの生成には鉄が不可欠。閉経を迎える前の女性はほとんどの方が鉄欠乏気味なので、意識的に取る必要があります。しかし、安易にサプリで鉄を摂ろうとすると、体調が悪化してしまう可能性も。なぜなら鉄は吸収するのが難しく、胃腸が弱いとうまく吸収できないだけでなく、体内に存在する細菌や真菌に鉄を奪われ、炎症を悪化させてしまう原因になるのです。吸収しやすい形に加工されているサプリなど、工夫を施されたものを選ぶようにしましょう」

料理に混ぜて手軽に摂取。胃腸にやさしい鉄サプリ

吸収型クッキンサプリFe 3.4g×30包 ¥2,376/タイヨーラボ(0120−924−518)
吸収型クッキンサプリFe 3.4g×30包 ¥2,376/タイヨーラボ(0120−924−518)

普段の食事に混ぜるだけで鉄分強化ができる粉末状のサプリ。どんな食事と混ぜても味に影響ないところが優秀。一袋を2〜3回に分け、スープなどの食事に混ぜて摂ると◎。

我々を悩ませる肌トラブルにはスキンケアで備えることも必要だが、体の内側からアプローチをすることでよりその効果を早く実感できる可能性も。美容医療や高価な美容液に頼る前に、一度日々の食事を見直してみて。

話を聞いたのは……

まごめじゅん

臨床分子栄養医学研究会 指導認定カウンセラー。栄養療法によってアトピーや花粉症、摂食障害、貧血等さまざまな不調を克服した過去を持ち、それをきっかけに、分子レベルで栄養について解析する分子栄養学を学ぶ。栄養療法をベースにした心理的アプローチも得意とし、セミナー、勉強会、SNSなどを通して日々有益な情報を発信している。

Text:Moyuru Sakai、Misaki Kawatsu

DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - JANUARY 21_ Kendall Jenner attends the Grand Reveal Weekend for Atlantis The Royal, Dubai's new ultra-luxury hotel on January 21, 2023 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Kevin Mazur/Getty Images for Atlantis The Royal)
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