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中学受験ママが後悔「低学年でやっておけばよかったドリル」算数編

  • 2024.6.30

小学6年生の娘は、中学受験生です。塾友と一緒に切磋琢磨し、なんとか音を上げず、一生懸命やっているのですが、小学3年生の入塾直後、私が「しまった〜!やってしまった〜!」と後悔したことがあります。それは「低学年の時の準備」。娘は、特に公文や先取り算数塾なども行かず、丸腰のまま小学3年生の2月に入塾しました。入塾してからのスピード感のある授業・大量の宿題を目の当たりにして「熱心なご家庭は、低学年から色々と対策を考えて過ごしているんだな〜」と感じています。もし娘が低学年の時に戻れるのであればやっておけばよかったな〜と思うドリル、また、やっておいてよかったな〜というドリル、今回は算数編を紹介したいと思います。

計算力をつける3冊

中学受験は算数勝負!と言われるほど、算数は差がつきやすい重要な教科です。そして算数に関しては塾の先生からは「小学4年生時点での算数の成績は、演習量に比例する」「授業を聞いて、演習量を確保するには、計算力が必要」「計算力は1日でも休むと落ちる」と言われていて、毎日取り組む計算の課題も出ます。小1、小2までに量感・四則演算の基礎を掴み、小2、小3で演習量を担保して入塾までに計算の速さと正確さを高めておくと、成績的にも、授業をしっかり聞くためにも有利だと感じます。

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左:マスター1095題シリーズ(みくに出版)http://www.mikuni-webshop.com/shopbrand/020/P/日能研教務部が企画・編集。1日3問のみで負荷が少ないが、スモールステップで徐々に計算力がつくように設計されています。1年生〜6年生まで。中:陰山英男の徹底反復 百ます計算(小学館)https://www.shogakukan.co.jp/books/09104425計算力といえば百ます計算!プレ百ますから始めて、徐々に強度を上げていきました。右:5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル(ギャラクシーブックス)http://www.yamamotojuku.jp/calculation/整数の四則演算を高速暗算できるようにトレーニングするドリル。最終的には3568÷30のような4桁÷2桁を18問1分30秒(1問5秒)で暗算でノーミスでできるようにまで高めます。

じっくり考える問題にも取り組む

中学受験勉強をしていく中で「パッと見てよくわからない問題も、自分で手を動かして試行錯誤して考えてみる」という姿勢をもてるかどうか?というのは、娘の場合、ハイレベルな授業であっても算数嫌いにならずに学習を続けられている理由かなと思っています。そういう意味で言うと、単純な計算問題にプラスしてお楽しみの範囲でいわゆる「思考系」「中学受験対策系」と呼ばれるドリルをやっておくというのも、効果的だったのかなと思います。

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左:算数ラボシリーズ(好学出版)https://www.kogaku-pub.com/product/math-labo01個人的に、思考系の王道だと思えるドリル。「考える力を伸ばす」ことに特化して作られていて、算数・数学思考力検定で使用された問題が厳選して出題されています。10級(小1、2)〜6級(小6)まで5冊出版されています。中学受験に関係なく、誰にでもオススメできます。中:トップクラスシリーズ (文理) https://shop.bunri.jp/categories/1_34_351_0_7_30_43.html一筋縄ではいかない、頭を使う問題が並んでいます。中学受験対策系ドリルで1番好きな問題集。右:サイパーシリーズ(認知工学)https://sch.jp/ninchi/cogtec/Top.html単元別になっていて、弱点補強がしやすいです。素因数パズルは特に分数の下準備におすすめです。

先取りは必要か?

奨学社のハイレベは算数の先取りのために親が読んでいました。その上で、例えば、単位なら、1mL、1dL、1Lをキッチンで実際にはかってみたり、分数なら、ラーニングリソーシーズの教材を使って遊んだりして実体験として体感させていました。その上で、基本問題だけ解いて活用していました。ただこれは小学校の先取りにもなってしまい、ともすると「授業が楽しくない」と言う状況になる危険性もあるのでお子さんのタイプによっては避けた方がいいと思います。今回は、小学6年生の受験生に伴走する中学受験生ママである私が「低学年の時にやっておけばよかった〜!やっててよかった〜!」と思うドリル算数編を纏めました。次回は漢字学習についてまとめたいと思います。

【Profile】えり先生(@tokyo_montessori_at_home)

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小6女子、小3男子の2児の母。神戸大学卒業後、2008年リクルート入社。当時まだ珍しかった育休後のフルタイム復帰、リモートワークのフィジビリにも参加。仕事と家事育児の両立の途を率先垂範する。2018年同社退社後、日本モンテッソーリ教育綜合研究所にてモンテッソーリ教師の資格を取得。2020年モンテッソーリ教具の定期レンタルおよびオンラインサポートサービス「ビブリオテーカ」を開業、累計100家庭以上にサービスを提供。小6の娘が都内で中学受験予定。

Instagram:えり先生(@tokyo_montessori_at_home)

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