適当に作っても"それなりに"おいしく仕上がる焼きそばですが、YouTubeチャンネル『肉屋が教える肉料理』で紹介している「5つのコツ」に従って作ると、名店の味にバージョンアップ出来るとか。特に重要なのは、“焼きそば“だけに「焼く」こと。ほとんどの人が焼きそばを「焼く」のではなく「炒めて」いるそうです。言われてみると、わたしも炒めてるかも。麺を“焼く“焼きそば、作ってみよう♪
肉料理特化型チャンネル『肉屋が教える肉料理』の焼きそばレシピ♪
15.8万人が登録するYouTubeチャンネル『肉屋が教える肉料理』は、精肉店の4代目が運営するチャンネル。牛、豚、鶏、赤身、脂身など、作る料理に合う最適な肉の部位や、焼く、蒸す、煮込むなど肉の部位ごとのおいしさを引き出す調理法など、肉の"いろは"を紹介しています。
本日は、『肉屋が教える肉料理』のレシピから、市販の焼きそばの定番、東洋水産「マルちゃん焼そば」を、名店の味にバージョンアップさせる5つのコツを試してみることに。
東洋水産「マルちゃん焼そば」3食入り 税込246円(購入価格)
動画によると、おいしい焼きそばを作る5つのコツは、
・麺を電子レンジで温める
・豚バラ肉から出た脂で麺を焼く
・麺はカリカリになるまで焼く
・麺と野菜は別々に焼く
・ソースは麺にかける
とのことです。
さっそく、この5つのコツに従って作ってみましょう。
「マルちゃん焼そば」を名店の味にバージョンアップしてみた!
材料と作り方はこちら。
【材料】1人分
東洋水産「マルちゃん焼そば」…1食分
豚バラ薄切り肉…100g
もやし…100g
サラダ油…大さじ1
◆ソース
付属の粉末ソース…1/2袋
水…大さじ2
ウスターソース…大さじ1
しょうゆ…大さじ1
豚肉は脂身が多めのものがいいそうです。
【作り方】
1. 麺の袋の口を開け、電子レンジ(500W)で1分加熱します。電子レンジで温めることで余分な水分が飛び、麺を香ばしく焼くことが出来るとのこと。
2. フライパンにサラダ油を引き、中火にかけ、麺をほぐさずそのまま入れます。適当な大きさに切った豚肉も空いたスペースに入れて焼きます。フライパンに入れる際、麺がちょっとほぐれてしまいましたが、まぁOK。
豚肉から出る甘くてコクのある脂が、麺をとってもおいしくしてくれるんですって。
3. 片面を3分ほど焼いて、こんがり焼き色がついたらひっくり返します。
裏面は中火で2分焼きます。麺はほぐさずに、焦げ目がつくまでカリカリに焼くのがポイント。麺が香ばしく、おいしく仕上がるそうです。
4. 豚肉がこんがり焼けたら取り出します。続いて、麺の両面もこんがり焼けたら取り出しましょう。
5. 4のフライパンにもやしを入れて炒めます。
麺と野菜は別々に焼くのがポイント。一緒に炒めてしまうとフライパンの温度が上がらず、野菜から出る水分でべちゃっとした焼きそばになってしまうそうです。火加減は言っていなかったので、中火にしました。
6. もやしに火が通ったら、豚肉と麺を投入し、火を止めます。
7. 器に付属の粉末ソース、水、しょうゆ、ウスターソースを入れて混ぜます。
8. 7を麺にかけます。ソースを麺と野菜にかけると味がぼやけるので、まずは麺だけにソースをかけて、味を染み込ませてから全体を混ぜ合わせるのがポイント。
麺がほぐれてソースが麺に絡んだら火をつけ、水気がなくなるまで炒め合わせます。火加減は言っていなかったので中火にしました。
9. 8の焼きそばをお皿に盛り付け、お好みのトッピングをのせて出来上がり。
今回は動画にならって、目玉焼きと青のり、紅しょうが(各分量外)をトッピング。ちなみに、目玉焼きはフライパンにサラダ油を適量引き、卵を割り入れて5分ほど中火で焼きました。
調理時間はトッピングの目玉焼きを作る時間を入れて15分。目玉焼きを作らなければ、10分くらいで出来ます。具はもやしと豚肉だけなので、切るものも少なく、とっても簡単♪
まずは、そのままいただきます!
おっ、しょうゆが強めの味付け。カリッと焼けた麺と、そうでない部分の麺の食感の違いが、食べていて面白い。
豚肉をしっかり焼いて、出た脂を麺に絡めたことで、豚肉のコクと甘味が焼きそば全体に行き届いて豊かな味わい。おいしいです。個人的には、しょうゆよりソース味強めの方が好きなので、次回作るときはしょうゆを少し減らそうと思います。
この焼きそばのすごいところは、麺がべちょべちょしていないところ。麺は適度にやわらかいものの、べちょっとしておらず、お店の焼きそばのように麺一本、一本にソースがしっかり絡み、ほぐれています。もやしを別に炒めたことで、もやしの水っぽさも臭みもゼロ。焼きそばとして完璧な仕上がりです。
いつものわが家のべちょっとした焼きそばとは、えらい違い(笑)。これからわが家の焼きそばは、この作り方に決定!
では、卵と一緒に食べてみよう。
うん、問題なくおいしい。目玉焼きといっしょに食べると、なんだか懐かしい焼きそばの味になりました。黄身のまろやかさが麺に絡み、どこかほっとするおいしさ。しっかり火が通った白身は、具としての存在感を発揮しています。
『肉屋が教える肉料理』で紹介していた5つのコツに従って、「マルちゃん焼そば」を調理したら、べチャッとせず香ばしくておいしい焼きそばに仕上がりました。焼きそばは、“炒める“のではなく“焼く“が正解なんですね。みなさんも、作ってみてはいかがでしょう。
※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。