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【ラブラドールレトリーバーとキャンプ】気は優しくて力持ち!バディ感がたまらない

  • 2024.7.13

温和でそと遊び大好き!抜群の存在感でキャンプの相棒に

盲導犬でおなじみのラブラドールレトリーバーは、頭の良さはもちろん、人懐っこくて温和で遊び好きと、キャンプにもぴったりの犬種。

もともと、猟師とともに仕事をし、網にかかった魚を回収(=retrieve)する使役犬であり、「レトリーバー」の名前の由来になっています。そのために水かきが発達しており、泳ぎも得意。海でも山でも、一緒に冒険してくれる頼もしい相棒なのです。そんなラブラドールレトリーバー、通称「ラブ」とキャンプを楽しむ2家族に話を聞きました。

頼れるモンジ君とのキャンプは最高のリフレッシュ!

最初に登場するのは、紋次郎こと「モンジ」君とキャンプを楽しむみーこ(@monji1207)さん。

走ったり泳いだりが大好きなモンジ君とは、彼が1歳のころからキャンプに行っているそうです。2024年6月現在8歳のモンジ君は、キャンプ歴7年となかなかのベテラン。今でも1カ月に一度はキャンプに出かけるというみーこさんとモンジ君の、まさに「ラブラブ」なキャンプを紹介します。

 【プロフィール】
・紋次郎君:8歳の男の子。普段はクールだけど、男気があっていざというときは頼れる存在。愛称モンジ
・家族:みーこさん、夫のマコさん
・キャンプスタイル:キャンプ歴は約10年。ご近所さんとのファミリーキャンプが多かったものの、最近はみーこ さんと友達にモンジ君がボディガードで着いて行くスタイルがメイン。月1回ペースで一年中キャンプ三昧!

森や川、海で生き生きと遊ぶ姿に癒やされる

川で泳ぐラブラドールレトリーバー
川や海ではラブラドールレトリーバーの本領発揮!得意の犬かきでスイスイ泳ぎます

モンジ君は、知り合いの紹介で出会い、初めて見たその日にお迎えを決めたというみーこさんにとっての運命のワンコ。もともとキャンプをしていたこともあり、活発なモンジ君が1歳くらいになると自然と一緒に出掛けるようになりました。

「自然の中で、おいしいお酒とおつまみをお供にモンジとのんびり過ごすのがキャンプの楽しみ」というみーこさん。モンジ君も自然の中が大好きで、「キャンプ場の近くに川や森や海があると、とても生き生きと楽しそうに遊ぶ様子が見れるので、連れて行って良かったなと思います」と語ります。

みーこさん

モンジは何でも楽しめるタイプなので、初めての場所でもよろこんで遊んでくれます。川や海で遊んで濡れてもすぐ乾くし、汚れてもある程度ならすぐ落ちるのもキャンプに向いてるなって思いますね。
どろんこになったラブラドールレトリーバー
こんなに泥んこになっても乾けば意外ときれいに…。水中で働くウォータードッグの歴史があるだけに、被毛は油脂分が多く、撥水性にすぐれています

犬というより相棒!こたつから出てこれなくなる姿もいとおしい

大きさでも存在感抜群のラブラドールレトリーバーですが、賢さと人間とのコミュニケーション能力の高さで、「一緒にいると、犬というより相棒みたい」とみーこさん。

話をよく聞いているし、表情もわかりやすくて意思疎通がしやすいのだとか。ちなみに、そんなモンジ君とのキャンプで思い出深かったエピソードは?と聞いてみたところ…。

みーこさん

寒い日に初めてこたつキャンプをしたとき、こたつがあまりに快適でダメ犬になってしまったことです。朝起きたら、こたつの中で野良猫が寝ていました。番犬役に立たずです(笑)

そんなことある!?というエピソードですが、朝から大爆笑だったことは疑いようもありません。飼い主さんに笑顔をたくさん運んでくれるモンジ君です。

女子デュオキャンプの頼れるボディガード!

そんなユーモアたっぷりのモンジ君ですが、いざというときはやる男。「男気があって、たまにけんかっ早いこともある」とみーこさんが語るように、みーこさんとふたりで行くキャンプや、お友達との女子デュオキャンプではボディガードとして活躍しているそう。

こたつやドッグコットの誘惑と戦いながらも、大好きなみーこさんのためにしっかり番犬もこなしているのでした。

二代目ラブのらぶちゃんと四季を楽しむキャンプ三昧

次にお話を聞いたのは、二代目ラブラドールレトリーバーの「らぶちゃん」と月に1~2回はキャンプに行くというちぇるしー(@chelsealand.co.jp)さん。先代犬のろびん君もラブラドールレトリーバーで、犬連れキャンプはろびん君のころから楽しんでいました。

キャンプに限らず、朝市やちぇるしーさんお気に入りのかき氷屋さんにもいつも一緒なちぇるしーさんとらぶちゃんの日々を覗いてみましょう。

 【プロフィール】
・らぶちゃん:2歳半の女の子。やんちゃでびびり。おいしいものが大好き
・家族:ちぇるしーさん、夫の「うちのおじさん」
・キャンプスタイル:友人とのグループキャンプや夫婦でのデュオキャンプにらぶちゃんが同行。友人と行く場合はジムニーで車中泊することも

コロナ禍をきっかけに復活した犬連れキャンプが習慣に

らぶらどーるレトリーバーと女性
いつも一緒なちぇるしーさんとらぶちゃん。話をじっと聞いているようならぶちゃんの仕草がかわいい

温和で遊び好き、運動好き、食べるの好きという天真爛漫な性格に惹かれて、先代犬もラブラドールレトリーバーだったというちぇるしーさん。

先代のろびん君のお友達がキャンプをやっていて、最初はそのお友達のキャンピングカーで一緒にキャンプを楽しんでいたそう。「キャンプって犬との遊びで一番楽しいなぁ、飼い主同士の交流も楽しいなぁ」と、すっかりキャンプにハマったのだとか。

ちぇるしーさん

ろびんが歳をとるとともにあまりアウトドアに連れて行かなくなったものの、コロナ禍があり、どこにも行けず、お友達にも会えず…。このままろびんが老いていくのはどうかと思い、また一緒に楽しめるのは何だろう、と考えたらキャンプでした。

それから犬とのキャンプが復活し、ろびん君は亡くなる20日前まで、らぶちゃんも生後5カ月で初めてのキャンプを体験と、ちぇるしー家のラブたちは「キャンプエリートドッグ」として、生まれてから虹の橋を渡る直前までそと遊びを満喫しています。

クオルツのトリプルチェアを人間とワンコで奪い合い!

らぶちゃんのお気に入りの場所は、ちぇるしーさんが「愛犬と一緒に座りたくて買った」というクオルツのトリプルチェア。らぶちゃんもこの椅子が大好きで、「私が席を外すと取られます(笑)」とちぇるしーさん。コットより座り心地がいいのか、自分を人間だと思っているのか…。

らぶちゃんとのキャンプをまとめたInstagramの#ちぇるらぶキャンプでも、ごちそうが載ったテーブルを前にニコニコ笑顔でトリプルチェアに座っているらぶちゃんがよく見られます。

トリプルチェアに座るラブラドールレトリーバー
お友達のダン君をお気に入りのチェアに招待。もはや犬の酒盛り

ドッグワイヤーロープ

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こちらもらぶちゃんとのキャンプに欠かせない、犬用ワイヤロープ。「車の牽引フックに引っかけたり、ペグに引っかけたりと、愛犬を係留するのに本当に便利です。布や皮ではないので、汚れを気にしないで使えるのも良いです」と、重宝しています。ろびん君のときから使っているけれど、さすがワイヤだけあってまだまだ使える!とのこと。

季節を愛でるのもイベントもらぶちゃんと一緒

ラブラドールレトリーバーと雪中キャンプ
雪中キャンプで食べるカップヌードルは最高!…ふと見ると、すぐ近くに熱い視線が…

月に1~2回キャンプに行くとあって、らぶちゃんも四季折々の風景やイベントをちぇるしーさん夫婦と共に満喫。お花見にハロウィン、誕生日パーティまで、飼い主さんや、ときにはお友達と賑やかに楽しんでいます。

ハロウィンの仮装をするラブラドールレトリーバー
ハロウィンはお友達ワンコとジャックオランタンの仮装も

 

誕生日を祝うラブラドールレトリーバーと友達ワンコ
お友達ワンコの誕生日にはラブ仲間が集まってキャンプ。ちぇるしーさんがつくったケーキに、お友達がつくったラブラドールレトリーバークッキーを添えてお祝い

食べるのが大好きならぶちゃんは、「おいしいにおいがしてきたらもう大変!ヨダレをたらしたり、テーブルのまわりを行ったり来たり。常に盗み食いを狙っています」と、ちぇるしーさん。

食材を守るのは大変だけど、そんな姿を見るのがかわいくて魅力でもあり、やっぱり飼い主さんや犬友さんたちを笑顔にしているのだそうです。

ラブラドールレトリーバーの表札
テントにかかっているこちらの表札もよく見ればラブラドールレトリーバー!ちぇるしーさんのお友達の手づくりだそうで、表札やカットボードとしてちぇるらぶキャンプに欠かせないギアです

ラブラドールレトリーバーと泊まるおすすめテントは?

ところで、大型犬と泊まるテントって何がいいんだろう?と思いますよね。そこで、モンジ君とらぶちゃんの御用達テントも聞いてみました。ちなみにみーこさんとちぇるしーさんは、ふたりともが「友達とのデュオやグループキャンプもするけれど、愛犬とふたりだけのキャンプ」も楽しむ派。

そのため、テントを複数持っていて「スタイルや天候で使い分け」をしています。女性の犬連れソロキャンプってこれまでの取材でもあまり聞いたことがなかったのですが、やっぱり大型犬だと存在感があるからか、女性とのソロでも楽しいし安心感があるのかも?それでは、おすすめテントを見てみましょう!

モンジ君家は天候によって4つのテントを使い分け

スノーピークの2ルームテント、エルフィールドのリビングでブランケットに包まるモンジ君。仕上がっています

大型犬だとテントも大きいのが必要なのでは…と思いきや、みーこさんは、「テントの中は寝るだけなので狭くても問題なし!」と、ソロ用テントやコンパクトなワンポールテントも愛用。

また、お友達とのデュオキャンプ+ボディガードモンジ君のパターンも多いため、そうしたときや、雨の日にはリビングのある2ルームテントが活躍するそうです。

バンドックソロベース

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ミリタリースタイルがかっこいいパップテント。前は跳ね上げてリビングのように使えます。フライはポリエステルとコットンの混紡生地で夏は涼しく冬暖かい、インナーはメッシュ仕様で虫の侵入を防ぎつつ通気性もよしと、シンプルながら機能的。モンジ君とのソロキャンプで活躍しています。

DODワンポールテントS

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簡単設営が魅力のワンポールテント。大人3人が寝られる広さで、大型犬のモンジ君もゆったり寝そべることができます。収納サイズがW52×D14×H14cm、重さも約3.1kgとコンパクトになるので、女子デュオキャンプや女子ソロキャンが多いみーこさんも重宝しているそうです。

GeerTop 4シーズンテント4人用

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3~4人まで対応の自立式ドーム型テント。ドアが2つあって通気性がいいほか、フライにはスカートが付いており雨や雪の侵入も防いでくれます。最近メインになっているというお友達とのデュオ+モンジ君のキャンプスタイルで活躍。

スノーピーク エルフィールド

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「雨の日でもキャンプに行く」というみーこさんとモンジ君が、雨天でチョイスすることが多いのがこちら。設営・撤収がしやすく、大型シェルターとしても使えるのが便利な2ルームテントです。リビングで雨の音を聞きながらのんびり過ごすのにぴったり!

らぶちゃん家は6幕所有!インナーテントは使わないことがほとんど

テンマクデザインのぺポクイックキャビン。レトロなロッジ風デザインと広い空間でおしゃれで快適なラブ連れキャンプがかないます

ちぇるしーさん夫婦が所有するテントはなんと6つ。モンジ君たちも愛用しているスノーピークのエルフィールドのほか、夫婦+愛犬で出かけるときによく使うテンマクデザインのペポクイックキャビン(写真上)、ちぇるしーさんがらぶちゃんと出かけるときに使う自立式のペポライトなどなど…。

中にはシンプルなワンポールテントもあるものの、いずれも高身長の旦那さんと大型犬のらぶちゃんを考慮した、ゆったりとした空間のものが多い模様です。

テンマクデザイン パンダTC+

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設営が簡単なワンポールテント。前後を開放できるので通気性がよく、夏は木陰のように涼しい空間になって、暑さに弱いラブラドールレトリーバーにとっても快適!スカートを下ろせば冷気を遮断して暖かく過ごせ、夏も冬も活躍します。

ちぇるしーさん

ペポライトとモンベルステラリッジ以外のテントは、インナーは使わずにフライだけ使っています。ラブラドールは換毛期以外も抜け毛がすごいので、インナーを使うとテント内が毛だらけになっちゃうんですよ(笑)。

ラブラドールレトリーバー御用達キャンプ場は?

ドッグフリーサイトで遊ぶラブラドールレトリーバー
お友達ラブのNATSUちゃんの誕生日にラブラドールレトリーバーが集合!広々としたドッグフリーサイトがある中滝アートヴィレッジ(千葉県)でお誕生会キャンプ

もう一つ、ラブラドールレトリーバーものびのび過ごせるおすすめキャンプ場もヒアリング。ふたりのおすすめキャンプ場もあったので、良さを対談形式で語ってもらいました。

区画サイトで遊ぶラブラドールレトリーバー
柵に囲まれた区画サイトで兄弟犬のルーク君と遊ぶモンジ君。ドッグフリーサイトがあるキャンプ場なら、ほかのワンコを気にせずのびのびと遊べます

みーこさん

わが家は、モンジが自由に遊べるドッグフリーサイトが選ぶときのマスト条件。千葉県だとDOG DEPT CAMP安房白浜やOut Tail Dog Camp館山がお気に入りです。ドッグデプトは海がすぐ目の前にあってモンジも泳ぎが楽しめるし、アウトテイルは里山の山の斜面にサイトが点在していて、プライベート感があります!

ちぇるしーさん

同じく、DOG DEPTはよく利用してます。完全にワンコファーストなところがいいですよね。各サイトに炊事場とシャワーがあり、どちらも温水が出るし、デッキサイトから見る朝陽・夕陽は最高!あと、千葉には貴重な、ヒルがいない山の大原上布施オートキャンプ場や、ドッグランがある森のまきばオートキャンプ場もお気に入りです。

みーこさん

うんうん。あとは夏になると必ず行く栃木県のオーキャン宝島は水遊びができて、モンジ大喜びです。山梨県の水源の森キャンプ・ランドも自然豊かなロケーションの中にドッグフリーサイトがあっておすすめ!

ちぇるしーさん

私は千葉県在住ですが、県外だと栃木県の塩原グリーンビレッジが気に入ってます。自然の中のドッグランや、宿泊者が何度でも入れる温泉があってワンコも犬もリフレッシュできますよ。

ラブラドールレトリーバーとのキャンプ、暑さとう●ちの量は注意!?

薪をかじるラブラドールレトリーバー
「薪うめぇ」byモンジ

体が大きいと大変かと思っていたけれど、犬種の特徴にも挙げられる賢さと遊び好きな性格ゆえか、思ったよりも手がかからなさそうなラブラドールレトリーバーとのキャンプ。とはいえ一応、気を付けることも聞いてみました!

みーこさん

一番気を付けたいのは気温(熱中症)ですよね。寒さにはある程度強いですが、暑さには弱いので、夏は涼しいキャンプ場を選んだり、日陰をつくる、扇風機を持参する、川や海が近くに合ってすぐクールダウンできるところを探すなどし、水分補給にも常に気を配るようにしています。

ちぇるしーさん

あとは移動のとき。わが家はジムニーなのですが、たくさんのギアと一緒に乗せたらかわいそうだし危険なので、走行中は必ずクレートに入れます。ただ、荷室の半分はクレート、あとは荷物になるのでミラレコは必須!車酔いで気持ち悪くならないように、車に乗る一時間前には食事も済ませます。

みーこさん

あと、大型犬ならではの悩み、というか…。強いていうならば、ゴミ持ち帰りのキャンプ場だと、モンジのうんちも2泊3日分とかだとかなりの量です(笑)。におわないゴミ袋は必須で!

以上、ラブラドールレトリーバー×キャンプの魅力をレポートしました!

「わが家の愛犬とのキャンプも紹介してほしい!」「ほかのキャンパーの犬連れキャンプをもっと見たい」という人は#hinataいぬ部をぜひフォローお願いします。「#hinataいぬ部」のタグを付けて投稿してくれたら、取材のお願いをさせていただくかも!?


ライター紹介

hinata編集部 舟橋愛
旅行・レシピ・ウエディング・ペット系などが得意な編集ライター。2020年8月から房総半島に移住して甲斐犬たちと田舎暮らし満喫中。休みの日は畑に行ったり庭でお酒飲みながら犬とご飯食べたりしています。今やりたいことは犬との快適な車中泊を極めること。

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