「え、なんでゴミ箱あさってるの！？」【家に招いたママ友】の『信じられない行動』にドン引き！

お菓子や清涼飲料水などに、集めたら景品がもらえるシールがついていることがありますよね。景品欲しさにそればかり買ってしまった経験のある人も多いのでは？ 今回は筆者の知人Hさんから聞いた、景品と交換できるシールにまつわるトラブルに巻き込まれたお話です。

ママ友とのお茶会

Hさんは幼稚園に通う娘をもつ専業主婦。

子どもが同じ幼稚園に通っているママ友数人と親しくしており、よくHさんの家に軽食やお菓子を持ち寄っておしゃべりしていました。

「Hさん、〇〇（キャラクター）好きなの？」
ママ友のFさんが、あるお菓子のパッケージを指さして尋ねました。そこには期間限定でお菓子とコラボしている人気アニメのキャラクターが描かれています。
「いや、そのお菓子が好きなだけよ」
Hさんの娘はまだそのキャラクターが出ているアニメを見たことがないため、パッケージには関係なく、ただママ友たちが好きそうなお菓子を買ってきていたのでした。
「ふーん、そっかー」
「ところで、次のバザーどうする？」
いつものようにおしゃべりは弾み、気がつけば子どもを幼稚園に迎えに行く時間になっていました。

忘れ物を取りに行ったはずなのに

「じゃあ、片づけて迎えに行こうか」
「そうだねー」
さすが主婦の集まりといったところでしょうか、皆が素早くゴミや食器をまとめたため、片づけはあっという間に終わりました。

「あ、ごめん私ちょっと忘れ物」
皆で家を出ようとすると、Fさんがそう言って室内に戻っていきました。
「Fさん、何忘れたんだろ？」
HさんがそっとFさんについていくと、Fさんはリビングやダイニングではなく、キッチンへ直行しました。

「どうしてキッチンに？」
そのまま見ていると、Fさんはなんとゴミ箱の蓋を開け、ガサゴソと漁っていたのです。そしてアニメのキャラクターが描かれた袋から、小さなシールを剥がしています。

「あのシールが欲しかったのか……」
そのお菓子は、商品パッケージに貼られたシールを集めると、アニメのキャラクターグッズが貰えるというキャンペーン中なのでした。

「ゴミ箱漁るのはちょっとヤバくない？」
気づくと他のママ友も来ていて、お菓子の袋からシールを剥がすFさんの姿を見ていました。
「言ってくれれば、あげるのになあ」
こっそりゴミ箱を漁るという発想に、その場にいたママ友は全員ドン引きしてしまいました。

HさんはそれからFさんとは距離をおいたそうです。シールが欲しかった気持ちはわかりますが、さすがに家主に黙ってゴミ箱を漁る行為は見過ごせませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：齋藤緑子