1. トップ
  2. 「Eye Love You」で大ブレイクしたチェ・ジョンヒョプとの“初恋”のような時間!笑顔と涙あふれるファーストファンミーティングに密着

「Eye Love You」で大ブレイクしたチェ・ジョンヒョプとの“初恋”のような時間!笑顔と涙あふれるファーストファンミーティングに密着

  • 2024.6.30
  • 39 views

数多くのライジングスターを輩出してきた韓国ドラマ界。なかでもいま最も勢いのある俳優と言えば、まずチェ・ジョンヒョプが挙げられるだろう。「ストーブリーグ」「無人島のディーバ」などで着実にファンを増やし、ついに日本の地上波ドラマのゴールデン枠TBS系列の「Eye Love You」で一気にスターダムへ上り詰めた感がある。そんなチェ・ジョンヒョプのジャパンファンミーティング「2024 CHAE JONG HYEOP 1st FANMEETING in JAPAN」が、6月1日・2日と2日間に渡って開催された。日本で待望のファンクラブが開設された途端にサーバーがダウンし、ファンミーティングも大好評を受けて早々に追加公演決定。会場の幕張メッセには、プラチナチケットを手に入れた幸運なファン3万人が詰めかけた。

【写真を見る】「冬が大好きで、夏はあまり出歩きません!」という素の一面も

【写真を見る】「冬が大好きで、夏はあまり出歩きません!」という素の一面も [c]2024 J HARMONY
【写真を見る】「冬が大好きで、夏はあまり出歩きません!」という素の一面も [c]2024 J HARMONY

最近開催された韓国俳優のなかでは最大規模のファンミーティングで、巨大モニターを備えた広いステージに圧倒されていると、会場が暗転。「僕が来ました」と、聞き慣れたあの“テオ君”の声が聞こえるや否や、チェ・ジョンヒョプが姿を現したのは、なんとトロッコの上!アイドルのコンサートで見たことはあったが、ファンミーティングで起用されるのは珍しいのではないだろうか。できるだけファンのそばへ行きたいという想いの現れなのだ。声援に笑顔を見せ、ハートポーズに丁寧に応えるチェ・ジョンヒョプの温かい気持ちが手に取るように分かる。ステージへ降り立ち披露されたのはKrrの「Saryeoni」。穏やかな歌声に、会場のファンは一体となって聞き惚れる。

第一部は純白スーツにタンクトップというエレガントな装い。ファーストファンミーティングらしからぬ堂々たる登場はさすがだったが、わくわくしながらも実は緊張もしていて、「今は何も考えることができません!」と笑う。そしてテーマの“初恋(FirstLove)”について、「初恋って忘れることができないって言われていますよね?なのでつけてみました!」と嬉しそうに話した。ファンにとって忘れられない一日になりそうだが、さらにサプライズが。待ちに待ったファンネームが“CHAEst”に決定したのだ。「皆さんもご存知のとおり、僕の名字であるチェに“ベスト”を合わせて、『皆さんが僕のベスト』という意味を込めて決めました。また、お互いにとって最初の存在(First)という意味も込められています。皆さん、気に入ってくれましたか?」。もちろんファンからは割れんばかりの拍手が巻き起こる。

素顔のチェ・ジョンヒョプに迫る!「Eye Love You」メンバーとの嬉しいエピソードも

まず最初のコーナーは「チェ・ジョンヒョプをロック解除せよ」。間もなく配信がスタートする彼の隠れた傑作ドラマ「社長をスマホから救い出せ!~恋の力でロック解除」にあやかり、CHAEstが知りたい質問にチェ・ジョンヒョプが何でも答えていくという時間だ。東京に到着したばかりのチェ・ジョンヒョプ、来日にちなんだニュースが気になるところだ。

187㎝の長身に純白のスーツが映える [c]2024 J HARMONY
187㎝の長身に純白のスーツが映える [c]2024 J HARMONY

「侑理さん(二階堂ふみ)、仁科さん(鳴海唯)、小野田先輩(清水尋也)と一緒に夕飯を食べました。本当は出演された皆さん全員とお会いしたかったんですけれども、お忙しいので時間ができる方だけでも一緒に過ごせました。お会いできなかった方にはとても残念なんですが、とても素敵な時間でしたね」。

嬉しいことに「Eye Love You」共演者とは今も仲良しなようだ。役名で紹介してくれたことも、ファンにとっても喜ばしい。

続いての「初めて覚えた、もしくは好きな日本語は?」という質問。「初めて覚えたのは『よろしくお願いします!』『お疲れさまです!』ですね。でも一番たくさん使った日本語は…(ドラマに登場した)『全然大丈夫です』ですね」ドラマの中で、テオが侑理を思いやってかけていたセリフだ。この一言に、どれだけ多くの視聴者が癒され、救われたことだろう。さらに「Eye Love You」にまつわる仲良しエピソードが続く。

「でも『(韓国語で)なんだよ~!』みたいにもう少しかっこいい言葉も使いたくて、侑理さんたちに聞いてみたんですよ。それでぜひ、ファンミーティングで使ってみてって言われたのがあって」。そこで教わった一言が「…愛してるぜ!」。頼もしく言ってはみたものの、どうしても下を向いてはにかんでしまうチェ・ジョンヒョプ。あまりの可愛さに会場に歓声がこだまする。

「未来と過去、どちらへ行きたい?」という質問には、「皆さんと一緒にいる“この瞬間”という選択肢はないんですか?」という一言でファンを沸かせつつ、「過去に行きたいですね。もう少し早く、本業の演技の勉強を始めて、もっと経験や時間を積み重ねて、もっと早く皆さんに会いたいからです」と、俳優ならではの向上心をみせてくれた。「韓国のおすすめスポットは?」には、「あちこちあんまり行かないんです」というインドア派ならではの回答。「コンビニでラーメンや何かを買って、漢江公園沿いに座って食べるのがいいと思います!」という、何ともリラックスした答え。「Eye Love You」でも川沿いを散歩するシーンがあったが、素顔のチェ・ジョンヒョプも癒し系なようだ。

名シーンをプレイバック!あのデビュー作には「初めてで、苦い思い出も」

チェ・ジョンヒョプのことをより深く知ったところで、彼の俳優としてのベストモーメントをたどる「CHAEst SCENE」。最初の作品は、イップスに悩む野球選手役を力演した「ストーブリーグ」。野球を続けたいと望むものの腕が思うように動かず、悲壮な思いを吐露する重要なシーンだ。デビュー作であるものの、この作品でのチェ・ジョンヒョプの演技は、すでに目ざとい韓国ドラマファンの間で注目を集め始めていた。それでも、本人としては悔しい思い出があるのだという。

「ストーブリーグ」収録中のチェ・ジョンヒョプ 画像はチェ・ジョンヒョプ(@chaejh_)公式インスタグラムのスクリーンショット
「ストーブリーグ」収録中のチェ・ジョンヒョプ 画像はチェ・ジョンヒョプ(@chaejh_)公式インスタグラムのスクリーンショット

「野球選手の役なので、投球フォームから始まり、分からないことをいろいろなことを練習しました。でも、少し恥ずかしいんですよね。野球ができなくなる恐怖心が込み上げてきて涙が出るシーンで、僕なりにしっかり準備をしたんですが、デビュー作ということもあり至らない部分が多かったんですよね。上手くできなかったなと痛感するシーンでもあるので、以来泣く演技に対しプレッシャーを感じるようにもなりましたね」。

続いて振り返るのは、TV局プロデューサーのギホを演じた「無人島のディーバ」。不慮の海難事故で無人島へ流れ着き、15年ぶりに都会へ帰ってきたモクハ(パク・ウンビン)をずっと待っていながら、ある事情で素性を明かせなかった幼馴染のギホ。そんな彼が、ついにモクハへ正体を明かす瞬間だ。

ひたむきに主人公モクハを応援する青年ギホを好演した「無人島のディーバ」 [c]Everett Collection/AFLO
ひたむきに主人公モクハを応援する青年ギホを好演した「無人島のディーバ」 [c]Everett Collection/AFLO

「どのようにすればよりドラマティックでインパクトがあるのかと、撮影のとき本当にいろいろ考えたんですね。そこで、意外と淡々と話した方が説得力があるのではないか?と思い、こういう風に演じました。実はこの後、兄さんのチェホ(チャ・ハギョン)が登場する瞬間にどうしても僕が笑ってしまうんですよね…。何度もNGを出してしまいました(苦笑)」

本物の家族のようなギホやチェホたちのオフショット 画像はチェ・ジョンヒョプ(@chaejh_)公式インスタグラムのスクリーンショット
本物の家族のようなギホやチェホたちのオフショット 画像はチェ・ジョンヒョプ(@chaejh_)公式インスタグラムのスクリーンショット

どの役柄も、チェ・ジョンヒョプ本人の素直さがある癒し系キャラでありながら、どこか芯の強さも感じさせる。これまでも、そして今後も多様なキャラクターを演じる機会が多いだろうが、演技と素顔のチェ・ジョンヒョプをしっかり分けていたりするのだろうか。

「完全に切り離す努力をしますね。でも、こういったところは少し(素顔の自分を役柄に)ミックスしてもいいかな?っていうときには、混ざっていたりもしていますね」。

ファンのために大奮闘のミッションチャレンジコーナー!そして〝CHAEst〟への思いあふれる感動のフィナーレへ

ほどよく緊張もほどけた第二部。ここからはファンと一緒に楽しめるコーナーが盛りだくさんだ。「FIRST CHALLENGE“Love”」は、CHAEstへのプレゼントのためにチェ・ジョンヒョプがミッションに挑むチャレンジコーナー。三つのミッションを100秒以内での成功を目指す「100秒チャレンジミッション」では、出演作「時速493キロの恋」にちなんだバドミントンを使ったリフティングで華麗な腕前を見せたり、なかなか上手くいかないボトルフリップに苦戦したり、愛犬ブロを即興で愛嬌たっぷりに描いたりと大忙し。ファンのために必死で頑張るチェ・ジョンヒョプに、会場からは盛んに歓声が飛ぶ。

アンコールの爽やかなTシャツ姿にファン歓喜 [c]2024 J HARMONY
アンコールの爽やかなTシャツ姿にファン歓喜 [c]2024 J HARMONY

そしてプレゼントがまたユニーク。東京や大阪など日本でもたくさん写真を撮るほど、フィルムカメラにハマっている彼のとっておきスナップ写真だ。さらに、チェ・ジョンヒョプが愛用しているものと同じ香水もプレゼント。普段のチェ・ジョンヒョプを知りたいファンのツボを押さえた、たまらないアイテムばかりだ。

最後に、もう一度トロッコへ。ステージから遠いブロックから手を振り続けたファンのところへ行き、汗をふきながら一生懸命ファンへボールを投げる。フィナーレを飾る曲は、Nerd Connectionの「If I have you only」。ワンフレーズごとに噛み締めるように歌うチェ・ジョンヒョプの声が次第に震え、その瞳に光るものが。思わず座り込んで泣き続ける彼に、CHAEstは今日一番の声援を送る。ファンからの愛情への感謝を、こんなにも全身で表現するチェ・ジョンヒョプの素直さと純粋さが心に響き、こちらも思わず目が潤んでしまった。

あまりの感激でとうとう「僕は泣き虫です」とコメントするチェ・ジョンヒョプ 画像はチェ・ジョンヒョプ(@chaejh_)公式インスタグラムのスクリーンショット
あまりの感激でとうとう「僕は泣き虫です」とコメントするチェ・ジョンヒョプ 画像はチェ・ジョンヒョプ(@chaejh_)公式インスタグラムのスクリーンショット

「僕は元々そんなに泣き虫ではないんですが…。遠くからはあまりよく見えなかったと思うんですが、僕と一緒にこの時間を楽しんでくださいましてどうもありがとうございます。私のベストになってくれて、本当にありがとうございます」。

“私のベスト”という一言が、実に感動的だった。ライジングスターとして走り出したばかりのチェ・ジョンヒョプは、CHAEstという最高のパートナーを迎えてこれからも一層スターロードを駆け抜けてくれることだろう。

取材・文/荒井 南

元記事で読む
の記事をもっとみる