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初出場えびしゃが“ツギクル芸人”5代目王者 中村シュンスケはフジテレビの内定を辞退して芸人に「活躍できたらいい恩返しに」

  • 2024.6.29
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決勝のネタにちなんだポーズをしてくれたえびしゃのサエキ、大根勇樹、中村シュンスケ(写真左から) ※ザテレビジョン撮影
決勝のネタにちなんだポーズをしてくれたえびしゃのサエキ、大根勇樹、中村シュンスケ(写真左から) ※ザテレビジョン撮影

【写真】結成2年目とまだまだフレッシュなえびしゃ、喜びを爆発させる

6月29日に「ツギクル芸人グランプリ2024」(フジテレビ系)の決勝が生放送され、結成2年目というフレッシュなワタナベエンターテインメント所属のお笑いトリオ・えびしゃ(サエキ、大根勇樹、中村シュンスケ)が初出場で初優勝。賞金200万円の他、優勝者特典として民放キー局5局で「有吉の壁」(日本テレビ系)、「くりぃむナンタラ」(テレビ朝日系)、「ラヴィット!」(TBS系)、「ぴったり にちようチャップリン」(テレ東系)、「爆笑ヒットパレード2025」(フジテレビ系)などそれぞれ2番組ずつ、計10番組への出演権が贈られた。また、放送終了後には囲み取材に応じ、率直な感想や賞金の使い道などを語った。

“ツギクル”芸人No.1が決定

2024年で5回目の開催となる同大会は、今後の芸能界で活躍が期待される芸人の発掘を目指すお笑いコンテスト。各芸能プロダクションが、地上波のプライムタイムの番組レギュラーを持っていない芸人を推薦し、72組の芸人たちで予選会を実施し、15組が決勝に進出した。

決勝では審査委員長の渡辺正行、審査員のますだおかだ・増田英彦、チョコレートプラネット・長田庄平、俳優の大友花恋、一般審査員に加え、在京キー局5局の人気番組を手掛ける現役売れっ子クリエーター5人も審査に参加。

Yes!アキト、エバース、えびしゃ、金澤TKCファクトリー、キャプテンバイソン、群青団地、スタミナパン、素敵じゃないか、センチネル、ツンツクツン万博、ネコニスズ、ひつじねいり、ポテトカレッジ、豆鉄砲、マルセイユの15組が5組ずつA、B、Cブロックに分かれて戦い、ファイナルステージをマルセイユ、えびしゃ、エバースの3組で争った。ファイナルステージではえびしゃとマルセイユが4票ずつで同点になり、規定により一般審査員の票を得ていたえびしゃが優勝となった。

放送後に行われた囲み取材で、優勝した率直な感想を聞かれた中村は「めっちゃうれしいっす。2年前まではただのお笑いファンだったので、ファンの時にライブを見に行っていたような先輩方と同じ賞レースで戦って勝てたのは感無量です。この番組もずっと見ていました」と喜びを語り、サエキと大根も同調。

また、賞金200万円の使い道を聞かれると、大根は「ちゃんとした絵画を買います」と言い、中村は「ネタで使ったドアとかが自分たちで持っている物で、今日もフジテレビまで車を運転して運んだので、毎回レンタカーでお金がかかっているのが腹立っていたので…中古の軽トラですかね。おまえらも払うんやで」と実用的な意見を、そしてサエキは「最近スムージーを作るのにハマっていまして、スムージーでTikTokとか動画を撮りたい。でも、音質がめっちゃ大事なのでめっちゃいい小ちゃいマイクを買います!」と、三者三様の使い道を明かした。

えびしゃ ※ザテレビジョン撮影
えびしゃ ※ザテレビジョン撮影

「まだネタが楽しい時期なので…」

民放5局のテレビマンも審査員に参加していることから、出てみたい番組を聞かれると、サエキは「月9とか。無理ですかね…エキストラでもいいんですけど」と月9ドラマ出演の野望を語りつつ、中村の「でも、まだネタが楽しい時期なのでネタ番組にたくさん出たいです!」という言葉に納得していた。

ちなみにそんな中村は、フジテレビの内定を辞退してお笑い芸人の道を選んだという経歴があり、今回の大会もフジテレビの番組ということで、良い意味で因縁めいたものが。そのことに触れられると「めちゃめちゃうれしいですね」と素直な心情を吐露し、「入社の直前ぐらいまで居座っちゃっていて、急に辞めるってなった時に『中村だったら絶対芸人でも成功できるよ』と人事部の方々に送り出していただいたので、ある意味では恩返しというか。ここからフジテレビさんの番組でも活躍できたらいい恩返しになるかなと思っています」と感謝を込め、力強く今後の活躍を誓った。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)

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