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“国民の彼氏”パク・ボゴムがダブリンで涙した理由…スターが“別人”の人生を生きる姿に「感動した」<My name is ガブリエル>

  • 2024.6.29
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「My name is ガブリエル」でパク・ボゴムが思わず涙… (C) 2024 TEO Corp.
「My name is ガブリエル」でパク・ボゴムが思わず涙… (C) 2024 TEO Corp.

【写真】むき出しの腕がたくましい…!チ・チャンウク

もし、今とはまったく別の人生を生きてみることができたら――。そんな映画のような企画をやってのける韓国発のリアリティー番組「My name is ガブリエル」(全14話/毎週金曜1話ずつ更新)が、ディズニープラスのスターで配信されている。チ・チャンウク、パク・ミョンス、ヨム・ヘランら韓国きっての人気者が世界各地で別人として過ごす。トップを切って公開されたパク・ボゴム編では、韓国で“国民の彼氏”と呼ばれるほどの人気を誇る俳優のボゴムがアイルランド・ダブリンで“仲間”たちに囲まれて号泣するドラマチックな展開が待っていた。(以下、第1話のネタバレがあります)

知らない土地で“見知らぬ誰か”として過ごす3日間

「My name is ガブリエル」は、ゲストが誰も自分のことを知らない土地で、“見知らぬ誰か”として過ごす72時間を追う新感覚のリアリティー番組。特別なAIプログラム“ガブリエル”がゲストの事前インタビューを分析し、世界80億人の中からゲストに合った“見知らぬ土地”の“見知らぬ誰か”を選定する。

ボゴムはアイルランドのダブリン、チャンウクはメキシコのグアダラハラ、ミョンスはタイのチェンマイ、ヘランは中国の重慶…と、それぞれ普段の生活とはまったく違う場所へと向かう。事前にゲスト本人に知らされる情報は、航空券に書かれた行先のみ、という徹底ぶりだ。

「空港を出たらもうガブリエルです」

「計画的に過ごすのが好き」「大勢の人から拍手や歓声をもらうと胸がいっぱいになる」「人を誘ってリードするタイプです」――ボゴムへのそんな聞き取りを踏まえてAIプログラム・ガブリエルが導き出した行先は、“バスキング(路上パフォーマンス)天国”ともいわれるロマンと音楽の都市・ダブリン。

配信中の第1話では3日間のうちの1日目、第2話では2日目がつづられている。空港に着いたのは、1日目が始まる前日の深夜。スタッフに「空港を出たらもうガブリエル(見知らぬ誰か)です」と言われ、ボゴムは戸惑いながらも必死で「自分は誰なのか」のヒントを探す。まるでSF映画のような非日常感が漂い始める。

配達員に呼び止められ、渡された封筒を開くと、そこには住所と部屋の間取り図、そして鍵。どうやらこれが、これから72時間の間ボゴムが生きる“見知らぬ誰か”の自宅らしい。もう別人の人生はスタートしているというのに、その人物の名前すら分からない。「突然、見知らぬ土地へ来て、妙な気分でした」。チャーミングな笑顔が人気のボゴムもさすがに不安と緊張を隠せない。

ダブリンの朝、美しいパク・ボゴム (C) 2024 TEO Corp.
ダブリンの朝、美しいパク・ボゴム (C) 2024 TEO Corp.

「誰かの人生にログインしたけど…」

こうして始まった、ダブリンでの“他の誰か”としての人生。ボゴムは、自宅で見つけた楽譜や指揮棒、名刺をヒントに、その“誰か”の名前や職業を探っていく。「今もまだ、誰として過ごしているのかよく分かりません。誰かの人生にログインしたけど、名前の読み方や年齢も分からないから…」と、ダブリン入り初日の夜は不安の表情とともに更けていく。

そして到着から一夜明け、謎だらけの3日間がスタート。ボゴムはまず、“見知らぬ誰か”の友人4人とランチを共にし、自分の名前が“ルーリー”であることや、合唱団を率いていることを知る。緊張や初対面の気まずさがどうしても顔に出てしまう“ルーリー”ことボゴムに対し、友人たちは「髪切った?」「(自分の名前を忘れるなんて)信じられないな」と、ボゴムを“ルーリー”と信じて疑っていない様子。あまりに自然過ぎる対応に、スタジオでVTRを見守るMC陣も「彼ら、俳優なんじゃないの?」とビックリだ。

どうやらルーリーは普段、数十人の合唱団メンバーをまとめながら指揮をし、ソロパートを歌っているらしい。大学ではミュージカルを専攻し、歌唱力やピアノの腕前にも定評があるボゴムは1日目の夜、“ルーリー”として初めて参加した練習で、初めて見る楽譜でソロパートにも果敢に挑戦。メンバーにサポートしてもらいながら、美しいハーモニーを響かせる。

失敗はできない。自分を“ルーリー”として温かく受け入れてくれた仲間たちに、そして何よりルーリー本人に迷惑はかけたくない。張り詰めた思いが曲の高揚と重なり、感極まったボゴムの目に、涙が…。声がふるえて、歌唱が続かない。メンバーたちからは、“ルーリー”コールが湧き上がる。

「美しいメロディーやハーモニーが響く中、僕はうまくやろうと必死になっていました。そんな時に彼らが、“大丈夫だ”と…。視線を送りながら歌ってくれて、涙が出てきました」と回想するボゴム。ほんの数時間の間に仲間たちと絆を深め、ボゴムは“ルーリー”になった。

人気コメディアンのパク・ミョンスは“赤ちゃんのパパ”に! (C) 2024 TEO Corp.
人気コメディアンのパク・ミョンスは“赤ちゃんのパパ”に! (C) 2024 TEO Corp.

パク・ミョンスは赤ちゃんのパパに!

日本でも「丁寧にコミュニケーションを取ろうとするパク・ボゴムに感動した」「現地の人たちも皆優しくて癒やされた」と話題を呼んでいる同番組。第2話では、ボゴムが“ルーリー”の両親に会いに行くエピソードや、最終日に予定されている路上ライブ本番前夜の仲間たちとの練習エピソードがつづられる。また、第1、2話では人気コメディアンのパク・ミョンスがタイのチェンマイで生後6カ月の赤ちゃんのパパになる“パク・ミョンス編”も合わせて配信されている。

異国の地で職業や暮らしを体験するだけでなく、“見知らぬ誰か”になって、その人の家に家族と住み、友人と交流することこそ、この番組の見どころ。本来なら実現不可能な「もし、まったく別の人生を生きてみることができたら」。スターたちがその“もし”に飛び込み、人とのふれあいを通して“見知らぬ誰か”の人生にログインする。「My name is ガブリエル」はそんな、かつてないリアリティー番組だ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「My name is ガブリエル」ポスターカット (C) 2024 TEO Corp.
「My name is ガブリエル」ポスターカット (C) 2024 TEO Corp.
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