1. トップ
  2. おでかけ
  3. 銀座の文化を詰め込んだ「ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目」でここでしかできないGINZA STAY【すみずみ宿泊ルポ】

銀座の文化を詰め込んだ「ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目」でここでしかできないGINZA STAY【すみずみ宿泊ルポ】

  • 2024.7.1
  • 547 views

2024年5月、銀座・昭和通りにオープンした「ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目」。銀座の並木や歌舞伎にまつわる色、流行を発信してきた銀座ならではのモダン要素など、“銀座らしさ”をかなり大胆にデザインに盛り込んで、それでいて居心地や使い勝手のよさに心を尽くした、個性あふれる宿泊体験が魅力のホテルです。立地も抜群で銀座観光の拠点として最適なのはもちろん、ホテルにいながら銀座ならではの文化を再発見することができます。

流行発信地・銀座にふさわしい大胆なデザインのホテル

©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目
©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目

銀座を南北に走る3本のメインストリートのうち、もっとも東側にある昭和通り。近年、この昭和通りの東銀座周辺~汐留にかけて、多彩なホテルが次々とオープンし、いつしか”ホテル銀座”とよばれるほどになっています。

この昭和通りに2024年5月に開業したのが「ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目」です。東京・日本橋に1989年に開業した「ロイヤルパークホテル」を筆頭に全国に24カ所を展開する「ロイヤルパークホテルズ」グループの一つで、銀座・汐留エリアに4軒目となります。

このホテル、ユニークな外観をしているんです。上階に行くほど、柱が細く、窓が奥まって見えるようにデザインされていて、目の錯覚で実際の造りよりも立体的に見えるようになっています。昭和通りのイチョウ並木と調和する黄金色を差し色に、通りに連なるビル群のなかで目を引く工夫がなされているんですね。

©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目
©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目

イチョウの葉が舞い散る様子をイメージしたデザインパターンがおしゃれな1階のエントランスを入ると、ふわっとホワイトティーの香りがします。「ザ ロイヤルパークホテル」では、ホテルブランドごとに異なる香りでお出迎えをしてくれるそうです。

アーチ型の通路の先はエレベーターホールとレストラン「洋食屋 銀座ランプ亭」、フロント・ロビーは階段を上がった2階にあります。

るるぶ&more.編集部

昭和通りの並木を借景したガラス張りのロビーは視界が緑であふれ、都心とは思えないような自然豊かな印象があります。この雰囲気を損なわないように、アイランド型のフロントが設けられているのが特徴的です。

るるぶ&more.編集部

ロビーの雰囲気にも表れているように、このホテルのコンセプトは「GINZA POP」。”銀座から誕生した文化” (POPには誕生という意味がある)と、”デザインやパターンのPOPさ”の両方の意味が込められているそう。

銀座の並木道のイチョウと柳をイメージした黄色と緑のポップな色合い、丸みを帯びたポップなデザインが、何か新しいことに出逢えそうな銀座のワクワクした雰囲気を表現しています。

銀座というと高級なイメージがありますが、このポップな雰囲気はなじみやすくて居心地いいかも。そうかと言ってカジュアルすぎないきちんと感もあって、「ザ ロイヤルパークホテル」の品のよさを感じます。

るるぶ&more.編集部

ロビーの一角にはお菓子やインスタント食品、ドリンクなどが購入できる「SNACK & DRINK STATION」があります。セルフレジなので24時間購入可能です。

時間がない時には軽食をさっと購入することもできるし、おしゃべりのお供にドリンクやお菓子を買って部屋へ持っていく事もできます。

るるぶ&more.編集部

ドリンクの冷蔵庫のなかに「東京ホワイト」490円というビールを発見しました。こちらは多摩川の源流で造られたクラフトビール。東京らしさが感じられる品揃えがうれしいですね。

モダンガール気分の客室が女子旅にぴったり

るるぶ&more.編集部

チェックインをしたらいよいよ客室へ。客室階へ到着してエレベーターが開くと、そのカラーやデザインの華々しさにびっくり!

客室のコンセプトカラーは、歌舞伎の定式幕にある柿色と萌葱色になっていて、ツインルームには柿色をイメージした赤系の色調、ダブルルームには萌黄色をイメージした緑系の色調が使われているんです。

デザインには「モダンガール」「モダンボーイ」をイメージした、どこかレトロなかわいさのある要素を取り入れているのも特徴。

るるぶ&more.編集部

ではいよいよ客室へ。このルームナンバーのロゴもかわいいし、どんなお部屋か楽しみになります。

©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目
©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目

こちらが今回宿泊のスーペリアツイン1泊朝食付3万8600円~です。スタンダードツインルームよりもひと回り広く、このホテルのツインルームではもっとも多いタイプの客室です。

歌舞伎の定式幕の柿色からイメージしたというサーモンピンクの客室にミントグリーンのカウチソファがかわいい! 

客室の広さは25.6㎡で、ベッドやソファ以外のスペースは人が一人通るのに少し余裕があるくらい。ベッドの幅が一般的なものよりわずかに広く110cmあって、ベッドが大きい印象です。

るるぶ&more.編集部

丸い持ち手のキャビネットもお部屋の雰囲気をレトロでポップなムードに盛り上げてくれています。

ミニバーには「MITSUMOTO COFFEE」のオーガニックのドリップコーヒーと、キーコーヒーの緑茶、ロイヤルパークホテルオリジナルのダージリンティが用意されています。ベージュのマグカップもお部屋の雰囲気にぴったり。

るるぶ&more.編集部

クローゼットは白い壁に白木の腰板をアクセントにしたレディライクなデザイン。ハンガーラックのみのシンプルな見せる収納で、トランク置き場はバゲージラックを使用します。1~2日の滞在だと引き出しに荷物を入れるほどでもないから、このコンパクトな造りでも問題なさそうです。

るるぶ&more.編集部

洗面台にはアーチデザインのミラーがあって、レトロな鏡台を思わせるような雰囲気が素敵です。洗面台は体の幅より少し広いぐらいでややコンパクト。

アメニティとして、歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップ、コットンなどのバニティキット、バスソルト、ボディタオルが人数分セットされています。

写真右側はお手洗い、左側は洗い場とバスタブが別になった広めのバスルームです。

宿泊すみずみinfo
ヘアドライヤーはパナソニックを用意。洗面台下には、脱衣かごが用意されているので、活用してみましょう。

るるぶ&more.編集部

客室にバスルームがありますが、このホテルには地下に男女別の大浴場が完備されています。大浴場を利用するときは、客室に用意されている不織布の黒いバッグに部屋のタオルを入れて持っていきます。大浴場へ行く際は、客室から部屋着とスリッパで移動してもいいそうですよ。

宿泊すみずみinfo
タオルはバスタオルとフェイスタオルの2種類。「THE」という文字をデザインした「ザ ロイヤルパーク ホテル」のロゴが金色の糸で刺繍されていて高級感があります。

るるぶ&more.編集部

部屋着は柔らかいコットン素材のパジャマ。肌触りのよさと着心地にこだわったセレクトがうれしいですね。

るるぶ&more.編集部

ベッドをよく見ると、光の反射具合でホテルのロゴが浮かび上がる高級感のあるシーツが使われています。こういう控えめなおしゃれっていいですよね。

るるぶ&more.編集部

ちなみにこちらが定式幕の萌葱色をイメージしたカラーのスタンダードダブルルームです。
ツインルームとはぐっと印象が異なりますが、落ち着きすぎない明るさのあるいい色味です。

スタンダードルームの客室は、広さ以外はほぼスーペリアルームと同じ設えですが、バスルームがシャワーのみになっています。

シティホテルにあるのがうれしい大浴場

るるぶ&more.編集部

このタイプのシティホテルには珍しく、男女別の大浴場(利用は15時~翌1時、6~10時)が完備されています。広いお風呂に浸かれるのは、1日の疲れが取れてありがたいですね。

るるぶ&more.編集部

洗面台は4つ、鍵付きのロッカーはたっぷり24個用意されています。タオルは客室に用意されているものを使うシステムなので、持ってくるのを忘れないようにしましょう。

るるぶ&more.編集部

幅の広い浴槽にたっぷりの湯が満たされていて、足を伸ばしてゆったりお風呂に浸かれます。植物をモチーフにしたようなおしゃれなパターンの壁の色と少し明るめの照明が、地下だということを感じさせません。

るるぶ&more.編集部

洗い場は6つあり、隣の席とのパーテーションも深めで使いやすい造りに。アメニティは真珠で有名なMIKIMOTOのアメニティブランド「MIKIMOTO COSMETICS」、シャワーにはRefaのシャワーヘッドと、こだわりのアイテムが設置されています。

宿泊すみずみinfo
客室のバスルームのアメニティも同様なので、大浴場を利用できなかった場合は客室でその使い心地を堪能してくださいね。

一度行ってみたい、銀座のスナックがホテル内に!

るるぶ&more.編集部

このホテルの目玉の一つが2階にあるバー「木挽町クラブ」(20時~22時30分LO、土・日曜、祝日は~21時30分LO)です。実はこのバー、ママが切り盛りする「スナック」なんです! なんでも、イギリスには「パブ」、スペインには「バール」のように、各国特有のバー文化があり、日本で独自に発展したバーの形態が「スナック」なので、日本の銀座でこそ体験してほしいバー体験が「スナック」なのだとか。

でも、どんなところに行っていいかわからない人のために、ホテル内で安心してスナックを楽しんでもらおうというのがこの「木挽町クラブ」のコンセプト。ホテルの中にあるというのも安心感があります。

©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目
©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目

店内は、馬蹄型の重厚感あるカウンターを中心に、シックな色合いのイスが並び、上品な雰囲気です。落ち着いた雰囲気ですが、スナックには欠かせないカラオケ(無料)も用意されています! 

テーブル席もあるので、仲間内で一杯飲みたいときにも利用しやすいですよ。

宿泊すみずみinfo
「木挽町クラブ」では、1階「洋食屋 銀座ランプ亭」の料理を注文することができます!その出前感もスナックらしくていい感じ。

るるぶ&more.編集部

水割りなどのドリンクは1000円~とホテルの施設にしては比較的お手頃で、ボトルキープ1万円~のシステムもあります。(テーブルチャージ1時間2000円)

友達同士はもちろん、一人でもふらっと立ち寄って、お酒を飲みながらママや隣の席の人と楽しくおしゃべり。これがスナックの醍醐味です。気兼ねなく飲んで、歌って、客室に戻ってすぐに眠れる、お酒が好きな人にとっては最高のステイです!

洋食メニューをたっぷり盛り込んだモーニング

©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目
©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目

ぐっすり眠って目覚めた朝。朝食会場でもあるレストラン「洋食屋 銀座ランプ亭」が、このホテルのもう一つの注目施設です。“洋食は和食”をテーマに、明治の文明開化以降、銀座を中心に独自に発展した日本の「洋食」を楽しんでもらおうというのがこのレストラン。

これから紹介のモーニング(7~10時最終入店)だけでなく、洋食メニューの代表格、ハンバーグやコロッケ、エビフライ、グラタン、ナポリタンなどをセットメニューで気軽に味わえるランチ(11時30分~14時30分LO)や、クリームソーダなどの古き良きレトロ喫茶のメニューが並ぶティータイム(15~17時)、洋食酒場がコンセプトのディナー(17~22時LO、土、日曜・祝日は~21時LO)まで、一日中使い勝手のいいレストランです。

©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目
©︎ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目

朝食のブッフェに並ぶメニューは、和食から洋食、日本の「洋食」まで幅広いラインナップ。好きな具を入れて目の前で握ってくれる「おにぎりコーナー」や、外国人向けの解説がついた「納豆チャレンジコーナー」などもあって、朝からちょっとしたお楽しみが味わえます。

るるぶ&more.編集部

朝食のメニューは週替わり。もしもあったら必ず食べてほしいのが、銀座ランプ亭のシグニチャーメニューでもある松坂牛100%のハンバーグ! 濃厚なデミグラスソースに負けない肉汁たっぷりのハンバーグは、朝からお腹も心も満たしてくれます。エビフライやナポリタンなども少しずつ味わえて、日本の洋食をコンプリート。

洋食にはおにぎりでもパンでもどちらでも合うから迷います。おにぎり2個にしちゃったけど、おにぎり1個とパンにしてもよかったかもしれません。

るるぶ&more.編集部

ひと通りご飯を食べたら、デザートとコーヒーで締めくくり。キズがついて一般には流通しない季節の果物を農家から仕入れて、丸ごとジュースにした「SDGsジュース」もここの朝食では欠かせないメニューなので、ビタミンチャージに一杯忘れずに飲んでみましょう。

ホテルから徒歩で行ける、周辺のおすすめ観光スポット3選

最寄りの駅の一つが都営浅草線の東銀座駅なので、成田も羽田も空港からのアクセスが抜群です。銀座はもちろん、築地や新橋・汐留、有楽町などへも徒歩圏内なので、一度ホテルへ荷物を置いたら周辺観光だけでなんでも楽しむことができます。

【ホテルから徒歩10分】 並木通り

るるぶ&more.編集部

並木通りは銀座1丁目から8丁目、新橋方向への約1kmの区間。海外高級ブランド店が立ち並ぶことで注目されています。世界の名だたるブランドショップが勢揃いしていて、パリのモンテーニュ通りやミラノのモン・デ・ナポレオーネ通り同様、大通りからはずれた場所に位置しているために、「落ち着いた雰囲気で買い物ができる」と好評を得ています。

【ホテルから徒歩15分】 浜離宮恩賜庭園

るるぶ&more.編集部

夏の緑豊かな潮入の池周辺(お伝い橋・4つの御茶屋)と背景の汐留ビル群/公益財団法人 東京都公園協会
潮入の池と、庚申堂鴨場、新銭座鴨場2つの鴨場をもつ大名庭園。江戸初期には将軍家の鷹狩場でしたが、四代将軍家綱の弟・松平綱重が屋敷を建て、後に将軍家別邸に。明治維新後は皇室の離宮「浜離宮」でしたが、昭和20年(1945)に東京都に下賜され、翌年公開されました。三百年の松、梅林、お花畑などもあり、四季折々の景観を楽しめる国指定の特別名勝及び特別史跡です。園北側には水上バスの発着場もあります。

【ホテルから徒歩15分】 銀座 蔦屋書店

るるぶ&more.編集部

本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案。アートを眺めながら、また、アートブックを選びながら、珈琲を飲むことができるカフェやギャラリーを併設しています。

リアルなおすすめタイムスケジュール

今回、ホテルを満喫する1泊2日のステイプランはこちら。銀座へショッピングやランチに行ったり、休憩に戻ったりして、立地を充分に生かせます。夜はスナックでお酒がつなぐご縁を楽しんだ後は、大浴場でゆっくりくつろいで。翌朝はゆっくりめの滞在がおすすめですが、アクティブ派は午前中に築地の場外市場へ行くのもGood!

【1日目】
10:00 空港からホテルへ。一度、荷物を預けておく
11:00 銀座でショッピングやランチを楽しむ
15:00 ホテルにチェックイン。客室にひとまず荷物を置く
15:30 浜離宮恩賜公園へお散歩(閉園17時)
17:30 ホテルに戻ってきて荷ほどき&休憩
18:30 予約しておいたレストランでディナー
21:00 Bar「木挽町クラブ」でスナック体験
23:00 大浴場でお風呂に浸かる
24:00 就寝

【2日目】
7:30   レストラン「洋食屋 銀座ランプ亭」で朝食
10:00 ゆっくり身支度を整えて、チェックアウト。荷物は預かってもらう
11:00 歌舞伎座で観劇。開演前までにお弁当を買っておく
15:00 観劇後、近くのカフェでティータイム。銀ブラついでにおみやげ探し
17:00 ホテルに戻って荷物をピックアップ。帰路へ

るるぶ&more.編集部

流行の最先端を発信してきた銀座の文化を現代風にアップデートして、ホテルにいながら銀座らしさを感じられる要素をたくさん盛り込んだ「ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目」。ポップとレトロというまったく逆の要素が見事に融合した個性的な空間に、滞在の快適さを備えたホテルで銀座の”今”を満喫してみてくださいね。

■ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目(ざ ろいやるぱーくほてる ぎんざろくちょうめ)
住所:東京都中央区銀座6-16-14
TEL:03-3541-1116
チェックイン/アウト:15時/11時
料金:1泊朝食付3万4800円~ 
アクセス:東京メトロ・都営浅草線東銀座駅から徒歩3分

 


Text:山下あつこ(アトリエshiRo)
photo:村岡栄治/ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

元記事で読む
の記事をもっとみる