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人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」第85回「ジャマイカ大使館主催のガラパーティーへ」

  • 2024.6.29

6月とは思えない猛暑の中、東京アメリカンクラブで開催されたジャマイカ大使館主催のガラパーティーにお招きいただきました。華やかなドレスに身を包んだ参加者たちが会場に集まり、まるでスナップ撮影の舞台のよう。

ジャマイカといえば、レゲエやスカの音楽が有名ですが、ラグジュアリーホテルや隠れ家的な高級リゾートが数多く存在する、実はハネムーンや記念旅行に最適なスポットなのだとか。歴史的な物語や美しい自然に触れる機会も豊富で、その魅力について語られるたびにジャマイカへの旅行を夢見る気持ちが強まります。

そんなジャマイカ大使館が主催するガラーパーティー。参加者にとって待ち望んだ特別な日であり、遠足の日を数える子どものように心躍る時間でもありました。

ガラパーティーとは?

25ans Wedding

ガラパーティーのガラ(Gala)は特別な催しを示しており、社交的な集まりや慈善事業のためのイベントとして行われます。日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、欧米や東南アジアなどでは広く行われており、ハイブランドや社会的に影響力のある人々が集まって、フォーマルなディナーやチャリティー活動を組み合わせて楽しむ場でもあるのです。

その人のチャームを“ドレスアップ”という魔法で引き出して

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特別なパーティを意味するガラディナーは華やかなドレスで着飾っていき、パーティーを一層盛り上げることがゲストのマナーのひとつ。ギリギリまでお着物と迷いましたが、この日は6月とは思えないほどの暑さ! 加えて、ガラパーティーはデコルテや肩、背中の露出が好まれると聞いていたので、デコルテが美しく強調されるロイヤルブルーのロングドレスを選びました。ブラックを避けるアドバイスも頭に入れていたので、色合いも会場の雰囲気にマッチしていたと思います。

宝飾品は母のコレクションから拝借

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普段あまり身につける機会の少ない大ぶりなジュエリーを身に纏い、会場を颯爽と歩く私。その姿に驚きを隠せなかったのは主人。確かに自宅でのすっぴんパジャマ姿とは違うよね。

今回のガラパーティーを機に、たまにはドレスアップすることの大切さを再認識しました。日々の忙しさの中でも自分をきちんと見つめ直し、特別な一夜を心から楽しむことが新たな気づきを与えてくれるのですね。

テーマは“ONE LOVE”

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180名ほどの限られたゲストが集う今回のガラパーティー。洗練された着席スタイルで行われ、黒いクロスに情熱的な赤いナプキンが印象的に配置されたテーブルが会場を彩ります。中央には躍動感ある植物や華やかな花が飾られ、その美しさがパーティーの雰囲気を一層引き立てて。

各テーブルではゲスト同士の和やかなご挨拶や記念撮影が交わされていました。まさに大人の社交場といった感じ。洗練された空間と共に皆が楽しみを共有し、思い出を作り出す様子がこのガラパーティーの特別さを物語っています。

大使のサプライズは、このガラパーティーにおける特別な瞬間の一つ

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そして、パーティーが始まる前にゲストを迎える場面でリチャーズ駐日ジャマイカ大使がひとりひとりのゲストに対して素敵なサプライズを用意してくれました。滲み出る優しさと気品、そして魅力的な笑顔。その姿を見て、多くのゲストが「こんな女性になりたい!」と心から感じたことでしょう。もちろん、私もそのひとり。

彼女のように人々を心から魅了し、温かい気配りで周囲を包むことができる女性。はぁ、素敵過ぎる……。

ジャマイカの風を感じるディナー体験

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ディナーは、始まりから終わりまで贅沢な料理が次々と運ばれ、目でも楽しませてくれる特別なひとときでした。まずは、うにを使った豪華な前菜から始まり、ブイヤベース、ラビオリ。どの料理も見た目も美しく、口に運ぶたびに新しい味わいが広がっていきます。

そして、メインディッシュはジャマイカ発祥のジャークチキン。スパイスの効いた美味しさと彩り豊かな夏野菜が絶妙なバランスで、食欲をそそります。これらの料理に合わせたワインも絶妙なペアリングでディナーの楽しみを一層引き立ててくれました。

食事が進むにつれ、ジャマイカのエキゾチックな雰囲気に包まれ、まるでショートトリップをしているかのような感覚に。

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ご一緒した皆様はとても気さくで、お話も弾み、久しぶりにゆっくりとディナーを楽しむことができました。普段はおうちでのんびり過ごすのも好きですが、たまには華やかな場所で素敵な時間を過ごすことも大切ですね。そこで女子力も磨けますし。

このパーティーで出会った皆さんや再会した方々に感謝しています。これからも素敵なご縁や新たな出会いを大切にし、日々を豊かに過ごしていきたい!そう強く思ったのでした。

ジャマイカのホスピタリティが満ちる躍動の夜

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パーティーも中盤に差し掛かると、生バンドの演奏と共にダンスタイムがスタート。といっても、かしこまった形ではなく、リズムに合わせて自由に踊り、それぞれが心から楽しむ姿が溢れる、明るいステージ。そのエネルギーは実にパワフルで、私も見よう見まねで参加しました。

最後は人々の心から湧き出る笑顔でフィナーレ。まさに留まるところを知らないジャマイカのホスピタリティ、その真髄にたっぷりと触れた夜でした。

知り合いのマダムが“社交は体力が必要”とおっしゃっている意味が、このパーティーを通じてよく理解できました。華やかなドレスやハイヒールを履きこなすためには、体幹を鍛えることも重要ですね。そして、元気なうちにジャマイカを訪れることを心に決めたのでした。

※この記事は2024年6月29日時点のものです。

写真・構成/川口ゆかり

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