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【究極セレクション】豊作だった今年上半期!メガヒット作品を選ぶならこの3本

  • 2024.6.29

Netflixなどの配信サービスが充実してきて、韓国で大ヒットしたドラマを日本でもリアルタイムで見られるようになってきた。本当に便利な世の中になったものだと実感する。

今年の上半期もとても多くの韓国ドラマが放送されたが、大ヒットした3本を選ぶとすれば、これは異論がないほどに「この3本で決まり!」になるだろう。

一番目は『私の夫と結婚して』である。夫に冷たくされたヒロインは癌になってしまったが、親友と夫の不倫現場を目撃して殺されてしまう。ところが、いつのまにか10年前に戻っていた。今度こそ夫と結婚しない人生を歩もうとするのだが……。

このドラマはパク・ミニョンの安定した演技が好評だったが、共演したナ・イヌも一気に株を上げた。彼は『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』で代役として出演し高い評価を受けたが、『私の夫と結婚して』での存在感は抜群だった。

次に挙げるのが『涙の女王』だ。これはもう説明がいらないくらい超メガヒットを記録して社会的シンドロームまで巻き起こした。財閥家の3世であるホン・ヘイン(キム・ジウォン)と頭脳明晰なペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)の結婚と離婚とさらなる再生の物語。

余命が短くなったヘインがどのように生きていくのか。そして、ヒョヌが彼女にどのように寄り添っていくのか。そのプロセスが非常にスリリングに描かれている。

まるで王家のように贅沢に振る舞っていた財閥家が、乗っ取りにあって没落するという展開も非常に面白かった。

左からビョン・ウソク、キム・スヒョン、パク・ミニョン(写真提供=OSEN)
大豊作に恵まれた上半期

3つ目は『ソンジェ背負って走れ』である。109の国で1位を獲得するという世界レベルの大ヒットを記録した。このドラマにおけるビョン・ウソクの人気は桁違いになった。

彼はドラマ『青春の記録』では主役のパク・ボゴムの友人という役で出ていたし、キム・ユジョンが主演した『20世紀のキミ』ではヒロインの憧れの人となって登場していた。それなりの知名度を保っていたが、この『ソンジェ背負って走れ』によって大ブレイクした。彼のまわりにファンが群がる光景を見ると、「一夜明けたら大スター」というのを実感する。

本来ならば1年に1作くらいのメガヒットが、今年の上半期には3本も誕生した。そういう意味では、大豊作に恵まれたのが今年の上半期であった。この流れが下半期になるとどうなるのか、そのあたりを大いに注目したい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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