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黄金色に輝く土鍋ご飯の正体は…?あの人気シェフが腕を振るう和食の新星が話題!

  • 2024.6.29

今年3月、西麻布の交差点近くにオープンした『七ひろ』。

洋食や中華のエッセンスをプラスした、本格和食が楽しめる。

カウンター6席というお忍び感たっぷりの店内に、1日2組のみの完全予約制。

特別な日のデートで訪れたい一軒だ。

石かわグループで培った和の技法で、確かな日本料理を構築する
広尾『七ひろ』の内観
お忍び感たっぷりの店内は、カウンター6席。1日2組のみの完全予約制。今後、夜遅い時間は、アラカルトの対応も可能になりそうで、楽しみだ


活けのまま目の前でさばき強火の炭火でさっと炙った伊勢エビは、醤油で軽く和えたあと、オリーブオイルとホワイトバルサミコ酢で調味。

一方、新玉ねぎとメバルの小鍋仕立ては、メバルのアラと甲殻類からとった出汁があたかもブイヤベースの如き旨みを醸し出す……。

和と洋の巧みな融合を楽しませてくれるのは高橋七洋シェフ。

『御茶ノ水 小川軒』で研鑽を積み、銀座のワインバー『シノワ』や石かわグループの『レストランナンペイダイ』『NK』で辣腕を振るってきたベテランだ。

広尾『七ひろ』の高橋七洋氏
高橋七洋さんは19歳で『御茶ノ水 小川軒』に入り約9年修業。洋食の基礎を身につける。穏やかで温かい人柄がそのまま表れたような、じんわり染みる料理と笑顔に癒やされる


その高橋さんの新たな檜舞台がここ。この3月、西麻布の交差点近くにオープンした『七ひろ』だ。

経験から導き出す緻密なロジックは、絶妙な和と洋の融合を成し遂げた


「ここでは和を骨格としつつ、洋や中華のエッセンスを違和感なく取り入れた料理を提供しています」とは高橋さん。

旬の食材を散りばめた一皿ひと皿は素材感を活かしたシンプルさも魅力。

広尾『七ひろ』の伊勢海老
“醤油洗い”した伊勢エビはオイルで調味


メニューには具体的な料理名はなく、素材を記してあるのみ。

“伊勢海老”とだけ書かれたその一品は、炭火で炙ったレアな伊勢エビのお造りが登場。

広尾『七ひろ』のメバル 新玉ねぎ
メバルの小鍋はまるでブイヤベース


“メバル 新玉ねぎ”。

蛤の出汁や魚介類のアラでとった出汁を合わせたスープがしみじみと舌にしみいる。

広尾『七ひろ』の岡トマト
カッペリーニ仕立ての素麺


“岡トマト”は、冷製パスタのようなトマトソース素麺。

トマト作りの匠、岡さんが育てたトマトは甘酸のバランスが絶妙。これを爽やかなトマトソースに仕立てて提供。口直し的な佳品。

広尾『七ひろ』の釜炊きご飯
土鍋ご飯はサフランライス


“釜炊きご飯”。

取材日はアサリ入りのサフランライス。タイ米とうるち米を掛け合わせたカレールウと良く合う品種「華麗舞」を使用。

広尾『七ひろ』の澄まし麺
すっぽん出汁の贅沢ラーメン


“澄まし麺”はすっぽん出汁と牛のコンソメを合わせたスープで頂くラーメン。

広尾『七ひろ』の〆カレー
ご飯はまずはそのまま頂き、2杯目はカレーでどうぞという趣向も粋。ルーを使わずフルーツ等でとろみをつけたスパイスカレーは食後感も軽くお代わりしたくなる美味しさ。料理はすべて¥26,000のコースより


初めて食べたのに、どこか懐かしい温かみのある美味しさが身上だ。

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