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京都「二條若狭屋 寺町店」で、こだわりの氷を使った老舗和菓子店ならではの絶品かき氷を♪

  • 2024.6.28

和菓子、和文具、骨董品などの老舗やギャラリーが点在する寺町通の「二條若狭屋 寺町店」では、100余年の歴史ある店ならではの和菓子づくりの技をベースに、洋の素材や遊びごころを織り交ぜたかき氷が人気です。夏はもちろん、一年を通して季節の移ろいにあわせた多彩な味わいが登場します。6月からは、昨年登場して話題を呼んだかき氷「涼」がスタート。蒸し暑さが増してくる京都の夏、かき氷で涼やかなひとときを楽しみませんか。

京都「二條若狭屋 寺町店」で、こだわりの氷を使った老舗和菓子店ならではの絶品かき氷を♪
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落ち着いた雰囲気の茶房でくつろぐ

京都「二條若狭屋 寺町店」で、こだわりの氷を使った老舗和菓子店ならではの絶品かき氷を♪
1階の販売コーナー奥に2階へのらせん階段とエレベーターがある

1917(大正6)年の創業以来の代表銘菓「家喜芋」や、かわいい小箱に入った葛湯「不老泉」で親しまれてきた二條若狭屋。二条城近くの本店から二条通を東へ、寺町通と交わる場所に寺町店はあります。最寄りの駅は、地下鉄東西線の京都市役所前駅。北へ徒歩5分です。

1階では代表銘菓や季節の和菓子のほか、冬季限定で和素材を生かしたマカロンなどの洋菓子を販売。2階が茶房です。かつて画家を志したこともあるという二條若狭屋の初代と交流のあった竹内栖凰の日本画や、与謝野晶子の書がさりげなく飾られています。

極上の口どけの秘密

京都「二條若狭屋 寺町店」で、こだわりの氷を使った老舗和菓子店ならではの絶品かき氷を♪
ハンドメイドの氷旗にさそわれて

かき氷は、日本食をはじめさまざまなジャンルの料理や、和菓子づくりの腕を磨いた店長の大石真由美さんを中心に、経験豊かなスタッフたちがアイデアを駆使して多彩なフレーバーを生み出しています。

おいしいかき氷のカギとなる氷は、京都三名水と謳われる染井と同じ水脈から引くまろやかな軟水を使用。冷蔵庫のない時代、冬に積もった雪を保存していた「氷室」の天然氷のような氷をつくるため、自然に氷ができる温度で4〜7日かけ、芯までゆっくりと凍らせます。そうすることで、キーンとこず、口のなかでゆっくりと溶けていく氷に仕上がるそう。

一年中味わえる定番氷「彩雲」

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「彩雲」1540円(白玉付き)。氷の中にはフルーツが潜む

「彩雲(さいうん)」は、一年を通してオーダーできる定番氷。季節替わりの5種のシロップが添えられていて、このときは、柑橘ブレンド、キウイフルーツ、いちご、練乳ミルク、べっこうあめでした。1種ずつかけてみたり、気になる2種を合わせてみたり、好みの味にアレンジしていく楽しさがあります。

羊羹製の金魚が泳ぐ「涼」

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「涼」1760円は秋口までの予定

夏季限定「涼」は、レモン味の氷を金魚鉢に見立て、透明なジュレのなかに羊羹製の金魚を浮かべた風流な一品。アイリッシュウイスキー(+110円)をかけると、芳醇さが加わって大人の味に。金魚の種類や求肥の色などが変わるお盆明けからもお楽しみに。

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左:7~8月の「あんみつ氷(大文字)」 右:ほうじ茶ミルクシロップの「あんみつ氷(都重ね)」は9月から

氷の中に赤えんどう豆入りのあんみつが入った「あんみつ氷」は、波照間産黒糖の黒みつか白みつ、こしあんか粒あんかを選べます。桜、清流、紅葉と季節ごとによそおいを変え、7月下旬頃からは、晩夏の風物詩である五山の送り火をイメージした「送り火」が登場予定。老舗茶舗3店の茶葉をブレンドしてつくる香り豊かな煎茶シロップは、後口に爽やかな余韻が残ります。

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左:「トマトヨーグルト」 右:「赤しそレアチーズ」。いずれも7月上旬頃から

ほかに、そら豆、梅、パイナップル、パッションフルーツ、赤しそ、バジル、ライム、トマトなど、その時期の旬素材を生かした季節替わりのかき氷も。彩雲、あんみつ氷、一部の氷をのぞいては、-100円で小ぶりサイズに変更することもできます。

「かき氷が、あんこや和菓子を好きになるきっかけになれば」と大石さん。和のテイストに重きを置きながら、シロップに豆腐を取り入れるなど日々創意工夫を凝らしています。

京都の夏は、かき氷でひんやり心地いい時間を過ごしませんか。

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