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夫は私の入院中に不倫していた…ヤバすぎる不倫相手に思わず背筋が寒くなるサレ妻ドラマ

  • 2024.6.28
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配偶者が不倫したと分かったらどんな行動をとるだろうか。離婚に再構築、見てみぬふりなど、家庭によって選ぶ答えは変わるだろう。もし、自分が病気を患っている時に不倫をされたとしたら…簡単に答えを選べないかもしれない。

『私の入院中に、旦那がセフレを作りました』(アカリ:原作、蒼衣ユノ:イラスト・漫画 /KADOKAWA)では、病を患いながら夫の不倫に向き合う姿が描かれている。本作は、妻の抱える葛藤はもちろん、不倫相手にまでスポットライトを当てた、不倫をめぐる「ドラマ」が描かれている。

主人公のアカリは、夫のイツキと娘のシオリと平穏に暮らしていた。しかし、ある日体調不良で目覚めた深夜に、夫が電話で「愛してる」と話しているのを聞いてしまう。トイレで嘔吐しているアカリを心配することもないイツキ。夫の不倫を疑い始めるも、アカリは入院して手術することになってしまう。

そんな疑いを抱えつつも無事に手術が成功して退院したアカリは、夫のスマホをチェックする。スマホの中身から不倫疑惑は真っ黒だったと確定し、「こんなやつとは離婚一択だ」と決意をするアカリ。しかし、現実は何もかも思い通りにはならないもので、アカリが100万人にひとりの難病患者だったことが発覚してしまう。娘のことや通院、検査、入院費を考えると、安易に離婚を選べない状況になっていく。

難病に苦しみながらも浮気を調べた結果、イツキの不倫相手はママ友のマリコだと判明する。マリコは複数の男性と浮気しているうえ、妊娠までしているというのだ。身体も心もボロボロになりながら必死に証拠を集め、アカリはイツキに不倫の事実を突きつける。妻が苦しんでいるにも関わらず、夜の相手をしてくれないからと不倫に走る夫など許されるはずがない。言い訳ばかりでまともに謝りもしない夫の態度にどす黒い感情が湧いてくるのは、筆者だけでなくアカリの母も同じだった。

これまで夫の言動にイライラしてきた読者の代わりに、アカリの母が夫をビンタしてくれる。読者の言いたかったことを代弁してくれるだけでなく、物理的な制裁まで加えてくれる展開は最高にスカッとできるだろう。一方で、妻の母にビンタされ「夫としても人としても最低よ」と言われるのは、一体どんな気持ちになるのだろうと考えさせられる。軽い気持ちで浮気するとここまでの事態になるのだと自覚してほしい。

不倫について大喧嘩をした翌日、アカリは偶然マリコと遭遇してしまう。元凶であるマリコはアカリを「セフレの奥さん」と言い、イツキとの関係は不倫ではなく「恋愛ごっこ」だったと主張するのだ。あまりにも噛み合わないやり取りに、自分の常識が間違っているのかと疑ってしまいそうになる。そして、マリコとのやり取りによるストレスで心臓と肺に負担がかかり、アカリは入院してしまい——。

アカリはイツキとのどんな未来を選ぶのか。そして、この先には「マリコとの直接対決」が待っている。ページをめくるたび、お互い日本語を話しているのに話が通じないという奇妙な体験に、思わず背筋がゾッとするはずだ。人間らしい感情や常識を持ち合わせていない人間から被害を受けた人ができるのは、一目散に逃げ出して離れることだけなのかもしれない。

アカリの送った壮絶なされ妻ドラマを追体験しながら、ヤバい不倫相手に遭遇したとき自分がどんな結末を選ぶか考えてみてもらいたい。

文=ネゴト/ 押入れの人

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