母の75歳の誕生日にカミングアウト。メリル・ストリープの娘ルイーザ・ジェイコブソンがセクシャリティを公表

『プラダを着た悪魔』で知られ、先日の第77回カンヌ国際映画祭では名誉パルムドールを受賞したメリル・ストリープ。その娘で俳優として活躍するルイーザ・ジェイコブソンが、6月22日にInstagramを更新。

パートナーでプロデューサーのアンナ・ブランデルとのツーショットを公開。そして同投稿内に、「私たちはレズビアンファッションの喜ばしい新時代を迎えている」と題されたニューヨークタイムズの記事のスクリーンショットを含め、キャプションでは「新時代を迎えられて幸せ」と書き、レインボーフラッグの絵文字を添えた。

プライド月間に合わせたカミングアウトかと思われたが、実はこの投稿日は母であるメリルの75歳の誕生日でもあったのだ。

親へのカミングアウトは緊張や不安などの感情や、状況によってはそれ以上を伴うことも。触れてきた情報や世代の違いによっては、理解を得るのに時間がかかったり難しい場合もあるため、慎重にならざるおえない当事者も多い。

メリルはルイーザの投稿に公の場で反応をしてはいない。しかし過去には、アメリカの高校で実際に起きたレズビアンへの差別を題材にした、ミュージカル映画『ザ・プロム』に出演。さらに、数々の授賞式で政治や人権に関する発言も行ってきている。

ルイーザによる、誕生日に合わせたカミングアウトを祝福しているのではないだろうか。

Text: Nanami Kobayashi