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えげつない演技力が大評判! 春ドラマで最も株を上げた俳優(4)輝きすぎてまぶしい…目の表現が最高なのは?

  • 2024.6.28
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間宮祥太朗【Getty Images】

2024年春ドラマは粒ぞろいの作品群といえる。そのなかでも、作品の顔とも言える俳優のその見事な芝居が、話題を呼んでいる。今回は、2024年春ドラマで最も役者として株を上げた注目の俳優をセレクト。新境地とも言える快演ぶりをご紹介する。第4回。(文・寺島武志)

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間宮祥太朗『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)

【注目ポイント】

99本集めるとこの世の全てを手に入れられる「悪魔の鍵」を手に入れるために悪魔が司る“アクマゲーム”に身を投じる主人公・織田照朝を演じている間宮祥太朗。

世帯視聴率では苦戦を強いられているものの、コア視聴率では健闘している本作。マンガを原作とし、リアリティーが全くないストーリーは、従来のドラマファンからは受け入れられなかったが、逆にテレビドラマから離れていた10代~20代の若い世代からは支持された格好だ。

VFXを駆使したスリリングなゲームバトルのシーンの撮影では、実際にはいない相手に向かって演技することを強いられるのだが、そんな中でも、戦いに挑む意志が宿った目の表現にはこだわったと語っている間宮。その演技が奏功して、緊張感あふれるバトルを表現している。

また、照朝のライバルとして、主人公を輝かせ、自らも光る竜星涼の存在感も無視できない
。天才ギャンブラー・上杉潜夜として照朝の前に立ちはだかるのだが、照朝を「テルリン」と呼び、やたらと馴れ馴れしく、心理的に揺さぶりをかけてくるキャラクターは竜星のハマり役だ。

原作マンガが打ち切り(25巻で完結する予定が22巻で終了)によって幕を閉じたことから、ドラマ版でも打ち切り説が流れたものの、逆に原作の魅力が再評価され、新たなファンの獲得に繋がった本作。独特の世界観を持つこの作品に再び命を吹き込んだのは、間宮や竜星のクセ強めの演技によるところが大きい。

NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(2018)でブレーク後、二枚目と三枚目を演じ分けられる引き出しの多い俳優として活躍を続ける間宮。ファンタジー要素タップリの本作においても、彼の経験値が十分に生かされている。

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