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ランバン、新アーティティックディレクターにピーター・コッピングを起用

  • 2024.6.28
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6月27日(現地時間)、ランバンLANVIN)が新アーティティックディレクターにピーター・コッピングを任命したことを発表した。コッピングはフェミニンなクリエイションで知られるイギリス生まれのベテランデザイナー。9月よりメゾンに加わり、ウィメンズウェア、メンズウェア、レザーグッズ、アクセサリーを総括する。

ランバンが最後に披露したランウェイショーは、2023年3月の2023-24年秋冬。翌4月にブルーノ・シアレッリが退任して以来、そのポジションは1年以上空席のままだった。ランバン グループ会長のジェン・ホアンは、次のように期待をかける。

「135年の伝統があるランバンは、非常に豊かな歴史を誇り、ファッション界で最も有名なブランドの一つです。ランバン グループの主力ブランドとして、ランバンは私たちのファミリーに欠かせない存在です。ピーター・コッピングの指名により、メゾンの継続的な変革と成長を楽しみにしています」

一方、メゾンの副CEOであるシッダールタ・シュクラも「フランスの偉大なメゾンの一つの復興における重要な節目」とし、こう続けた。「ピーターのビジョンと技術的な厳格さ、そして世界中のチームの継続的な忍耐力により、私たちはファッションの新たな境地を見つけ、美しさと結果を同様に提供できると確信しています」

ピーター・コッピング率いるオスカー・デ・ラ・レンタ 2016年春夏コレクションより。
ピーター・コッピング率いるオスカー・デ・ラ・レンタ 2016年春夏コレクションより。

コッピングはロンドンセントラル セント マーチンズとロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業後、ソニア・リキエルSONIA RYKIEL)でキャリアをスタート。その後はマーク・ジェイコブス率いるルイ・ヴィトンLOUIS VUITTON)にて、10年以上にわたりウィメンズスウェアの責任者を務めた。2009年から2014年まではニナ リッチNINA RICCI)、2014年から2016年まではオスカー・デ・ラ・レンタOSCAR DE LA RENTA)のクリエイティブディレクターとして活躍し、2019年にバレンシアガBALENCIAGA)へ移籍。オートクチュール部門をリードした後、2022年よりVIPおよび特別プロジェクトとアトリエの責任者として、アカデミー賞やメットガラのレッドカーペットルックを手がけてきた。

デザイナーは今回の就任について、次のようにコメントしている。「ジャンヌ・ランバンは、その時代の先見の明のある人物で、その興味と情熱はファッションの枠をはるかに超えていました。私も同じです。ランバンのアーティスティックディレクターに選ばれ、アトリエやチームとともに、この象徴的なメゾンの新たな章を刻むことができることをとても光栄に思います」

Text: Laure Guilbault Adaptation: Motok Fujita

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