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古畑の真剣白刃取りと今泉のアイメイク顔が見られる第7話<古畑任三郎>

  • 2024.6.28
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三谷幸喜脚本の「古畑任三郎」シリーズは、田村正和演じる主人公・古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを卓越した推理力で解いていく、ミステリードラマの金字塔。FOD・TVerでは「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」を開催中で、第1シリーズの「警部補・古畑任三郎」第1~3話は7月6日(土)まで無料公開されている。1994年4月13日の初回放送から30年という長く愛されてきた作品で、本筋の殺人トリック以外にも小ネタが満載。小林稔侍が時代劇俳優の犯人役を演じた第7話を紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)

【写真】「古畑任三郎 第3シリーズ」(左から)石井正則、田村正和、西村まさ彦

時代劇の撮影中に使われたのは本物の刀だった

第7話「殺人リハーサル」は、時代劇の人気スター・大宮十四郎(小林稔侍)が、撮影所内で立ち回りのリハーサル中、相手の悪役・城田(長谷川初範)を殺してしまう回。

城田が打合せとは逆に動き、大宮の打ち込んだ刀がまともに当たってしまう。しかもイミテーションのはずの刀が、どう間違えたのか真剣だった。城田の死は、誰が見ても事故であった。城田は映画会社の御曹司で、この撮影所の所長。出たがり屋でこれまでにも何本かの映画に出演しているが、この映画を最後に、撮影所を閉めスーパーマーケットにする予定だった。

小道具係りの山本は、イミテーションの刀の中に間違って本物を入れてしまったと告白。だが、古畑(田村)は、大宮が本物の刀と知った上での計画的な殺人と睨んでいた。そんなとき古畑は、スタジオであるポラロイド写真を拾う。

マスコミを前に浮かれる警察と撮影スタジオで焦る古畑

古畑と部下の今泉(西村まさ彦)は、事件現場が芸能関係だと少しテンションが上がってしまい、ミーハーな部分があるのが玉にきず。今回も時代劇の撮影所で起きた殺人事件ということで、現場に来た瞬間から古畑たちがワクワクする様子が見受けられた。

今泉と蟹丸警部(峰岸徹)は、会見に化粧を施してから報道陣の前に立つ浮かれぶり。古畑から「今泉くん、目張り入れてない?」とツッコまれるシーンも。

一方の古畑も、スタジオ内にある大道具の月の位置を気にしたり、張りぼての岩に腰かけて事件の違和感がないか確かめながらもどこか非日常を味わっているような様子。その証拠に、殺害に使われた小道具の刀が真剣なのかイミテーションなのかを役者本人が分かるのか気になった古畑が、2種類の刀を用意して大宮に芝居をさせた後で「一度、真剣白刃取りやってみたかったんです」と言って刀を振らせていた。

役者なら本物の刀と偽物の区別がつくはずだと踏んだ古畑だが、真剣白刃取りをした直後に大宮が竹を真っ二つに斬ったのを見てあ然。刀を受けた手を見て「あ…皮むけてます…」とゾッとした表情を浮かべている。毎回、完璧に犯人を追い込んでいく古畑が、珍しく焦る姿を見ることができる第7話であった。

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