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水溜りボンド・カンタ「新しいことにチャレンジしている実感」、MCレギュラー出演番組「トラベリング3x3」への想い明かす

  • 2024.6.28
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「トラベリング3x3」にて番組MCを務める水溜りボンド・カンタ 撮影=宮川朋久
「トラベリング3x3」にて番組MCを務める水溜りボンド・カンタ 撮影=宮川朋久

【写真】バスケットボールのシュートフォームを見せるカンタ

3人制バスケットボール“3x3 (スリー・エックス・スリー)”をあらゆる角度からピックアップする番組「トラベリング3x3」がBS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて5月からスタートした。選手のプレーや素顔をじっくりと見せるドキュメンタリーやスーパープレー集、試合が開催される地域の情報など、“3x3”を軸にいろんな視点でアーバンスポーツを掘り下げていく内容になっている。司会を務めるのは、学生時代にバスケットボールの経験がある水溜りボンドのカンタ、そしてフリーアナウンサーの宮瀬茉祐子の2人。今回、番組収録後に水溜りボンド・カンタに“3x3”のこと、番組の見どころなどを聞いた。

カンタひとりでレギュラー番組MCに!「愛嬌のある編集をしていただいて、“素”で出られています」

――カンタさんはバスケットボール経験者ですが、バスケ番組を担当することが決まった時、どういう気持ちでしたか?

信じられなかったですね。昔からテレビは好きだったんですけど、YouTuberという仕事をしているので、“自分はテレビには出ないんだろなぁ”という気持ちがありました。出られると思ってなかったんですけど、何度かテレビの番組に呼んでいただくことがあって、それも驚いたというか嬉しかったんですけど、まさかレギュラー出演、しかもMCで出られるなんて考えたこともなかったので本当にビックリしました。

――しかもお一人で。

はい、一人でMCを務める番組は人生初ですね。しかもバスケットが題材で、“3x3”って新しいジャンルじゃないですか。そこにすごく共感して、ぜひすごくやりたいなって思いました。

――通常のバスケットボールではなく、“3x3”に特化した番組ですからね。

そうなんです。プロバスケットリーグの番組を担当するよりも、YouTuberとして“3x3”を担当する方がしっくりくる感じがします。テレビがあってYouTubeがあるように、通常のバスケがあって“3x3”がある感じかなって。“3x3”の選手は地域に根ざしている方も多いですし、なんか近い感覚を感じるんですよね。

――その地域で働きながら“3x3”をされていたりしますし。

はい。地域に根ざしながら、プロとして“3x3”を全力で取り組んでらして、試合にも2000人の方が観にこられたりして盛り上がっていますからね。そういった近さを感じるので、この番組のMCになれてよかったなって思いますし、“3x3”をもっと盛り上げたいなという気持ちになっています。

――5月から放送が始まりましたが、反響はいかがですか?

自分の仲間たちも観てくれていて、自分も見ていますし、ファンの方も楽しく観てくださってるみたいで、X(旧Twitter)に感想をあげてくれたりしていて嬉しいです。番組が始まる前に“3x3”の番組を担当するという告知をしてましたが、ファンの人も最初は「どんな番組なんだろう?」って分からなかったと思うんです。でも、僕も動画の編集をするので分かるんですけど、すごく愛のある編集をしていただいてるんですよ。どうしても緊張したり構えちゃったりするので、素の状態でテレビに出るというのは僕にとって難しいことなんです。でも、台本も「好きに話してもらっていいですよ」みたいな感じでやらせてもらってるので(笑)、それがすごくいい効果が出てるのなら最高ですね。自然体で出られているので、ファンの人たちも楽しいと感じてくれていると思います。

水溜りボンド・カンタ 撮影=宮川朋久
水溜りボンド・カンタ 撮影=宮川朋久

3x3の魅力は、ショート動画のような「スピーディーさ」「すぐクライマックス」

――素の部分が感じられると、観ている側もリラックスして観られる感じがします。

そうですよね。数日前に実家に帰って親に会ってきたんですけど、観てくれてるみたいで、「面白かったよ」って言ってくれました。うちの父親も母親もバスケをやったことはないんですけど、バスケのことだけじゃなくて、その地域の情報とか、内容盛りだくさんなところが気に入ってくれたみたいです(笑)。

――学生の頃、一緒にバスケをやっていた仲間も観てくれてるかもしれないですね。

そうだと嬉しいですね。もしかしたら“3x3”をやってるヤツもいるかもしれないですし、いつか、どこかに行った時に友達が出てきてもおかしくないですね。

――バスケ未経験のご両親も楽しまれたということですが、観てもらうことで、この番組の特徴とか魅力が伝わるのかなって思いました。

確かに「トラベリング3x3」というタイトルと、バスケ番組という情報だけだと、どういう番組なのかな?とか、バスケ好きな人向けの番組なのかな?とか思いますよね。でも、観てもらうと分かります! “3x3”の楽しさも分かりますし、それ以外にもその地域のことがわかるので、楽しんでもらえるポイントがたくさんある番組だと思ってます。それで、観た人が“3x3”の会場に足を運んでみようかなって思ってもらえたら嬉しいですね。

――カンタさんから見た“3x3”の魅力は?

通常のバスケットボールの良さがありつつ、試合時間が短いのでスピーディーですし、言ってみれば始まってすぐにクライマックスみたいな盛り上がりになるところですね。選手の数が少ないというのもよりスピーディーな展開にしていると思います。例えば、動画でもYouTubeのショート動画やTikTokが人気のように、“3x3”のスピーディーさは大きな魅力になっていくと思います。バスケに興味を持ってもらうきっかけとして最適なんじゃないかなって。

水溜りボンド・カンタ 撮影=宮川朋久
水溜りボンド・カンタ 撮影=宮川朋久

YouTubeとテレビは「全然違う」、新しいことにチャレンジしている実感

――収録は慣れましたか?

まだまだ全然ですね(笑)。本番もそうなんですけど、番組告知用の動画を撮る時もまだ緊張してます。YouTubeを撮ってる時は、おかしなことを言ったらカットすればいいし、繋ぎも自由じゃないですか。でも、番組告知だと話す内容を書いたカンペを出してもらうんですけど、文字を見ながら喋ることはYouTubeではしてないので同じ動画の収録ですけど、全然違います。

――“これぐらいの秒数で”というのもありますし。

そうなんですよ。国語の授業を受けている時のような緊張感があります(笑)。それと、照明をキレイに当てていただいたり、衣装を用意していただいたり、収録に関わってらっしゃるスタッフさんの人数も多かったりするので、いつもと雰囲気が違いますし、新しいことにチャレンジしてるなって思います。緊張しますけど、その中で素を出せるようにしてもらえてるのがありがたいです。

――まだまだ緊張は続きそうですね。

やっぱりテレビに出るというので、背筋が伸びる感覚はありますから、緊張するのは仕方ないかなって。昨日も、「明日、収録でテレビ局に行くんだ」って思って緊張していました(笑)。今日は地下の駐車場に車を停めさせてもらってるんですけど、警備員さんに「出演者です」って言ったりして、テレビ局に来たことを実感しながらワクワクした気持ちになってました。

――緊張するというカンタさんにとって強い味方となっているのがフリーアナウンサーの宮瀬茉祐子さんだと思いますが。

本当に助かってます! 話のプロじゃないですか。僕は文字を読んで喋ることが苦手ですし、いろいろ考えながら喋ってますけど、スラスラ読むという能力って全く別物なんです。本当に宮瀬さんにはたくさんアシストしていただいてますね。

――収録の回数を重ねると、コンビネーションがより強くなっていきそうな感じが。

はい。助けてもらいつつ、自分は自分の良さを出していけたらいいなと思います。

水溜りボンド・カンタ ※提供画像
水溜りボンド・カンタ ※提供画像

テレビ番組とYouTubeを経験することは「(双方に)いい影響があると思う」

――YouTubeではいろんな企画をされていますが、この番組でも今後いろんな企画が増えていくといいなと思うんですが。

めっちゃいいですね。楽しみですねぇ。自分で何か企画を提案するというのもいいんですけど、普段のYouTubeだとムチャ振りされることって作りづらいんですよ。自分が企画・編集をやっているので。なので、番組の中で「食レポしてください」とか急に「シュート打ってください」とかスタッフの方が僕に仕掛けてくることも多いので、そういう感じで新しいコーナーや企画が生まれたらいいなと思っています。せっかくのテレビ番組なので、自分の中になかった発想とかアイデアとかもやってみたいなって。

――この番組での経験がご自身のYouTubeでも生かされるというか、持ち帰れるものが多そうですね。

はい。自分、30歳になって「これから先、どういうことをやっていくんだろう?」って時に、もちろんYouTubeを一生やっていくって決めてるんですけど、もしテレビの技術が手に入るなら、YouTubeにも絶対にいい影響があると思うんです。プロの方がたくさん現場にいらっしゃいますし、収録だけじゃなくてこんなふうに取材を受けることも普段はありませんから、新鮮で楽しいです。

――改めて、番組の見どころと読者の方へのメッセージをお願いします。

とりあえず一回観てもらえたら、アットホームな雰囲気とバスケの魅力がちょうどいい塩梅でスーッと入ってくると思います。全くバスケに興味がない人も、地元で地域活性のためにスポーツをされているという方がいるということに、いち“大人”としてリスペクトできるなって思います。これからいろんな地域のチームを紹介していきますので、ぜひ一度観てみてください。

◆取材・文=田中隆信

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