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【MLB】大谷翔平、打者専念で見せる異次元スタッツ 打撃三部門タイトルにトリプルスリー、イチロー以来の“偉業”も視界

  • 2024.6.28
ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images
SPREAD : ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

ドジャース大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地でのホワイトソックス戦に「1番DH」で先発出場し、24号の先頭打者本塁打を含むマルチ安打の活躍で4-3の勝利に貢献した。
チームはこれでレギュラーシーズンの半分を消化したが、大谷はここまで78試合に出場し打率.320、24本塁打、60打点と三冠王を狙える成績。また、安打数も99を数え、16盗塁を決めるなど、打者専念のシーズンでいずれも高いスタッツを記録している。

■調子落とすも1番起用で再上昇

大谷はムーキー・ベッツ内野手の後ろの2番でスタート。ドジャース移籍1年目で注目が集まるなか、4月に月間打率.352、7本塁打、17打点を挙げるなど一気に調子を上げ、首位打者争いに加わった。
調子を落とす時期も経験したが、6月にベッツが骨折による戦線離脱してからは1番に定着。エンゼルス時代に2度の月間MVPに輝いた縁起の良い月に、10本塁打と量産態勢を築き、序盤はリードを許していたブレーブスのマルセル・オズナ外野手を抜き去り、本塁打でもトップに躍り出た。
また、大谷は安打数も99本で100安打に王手をかけており、パドレスのルイス・アラエス内野手(105安打)に続く本数。また、盗塁数でも16を数えており、ナ・リーグ7位タイと足でもチームに貢献している。

■日本選手初の200本塁打が目前

大谷がもしこのままシーズンを通してこの成績を維持すると、打率.320、48本塁打、120打点、198安打、32盗塁を記録し、メジャー生活7シーズン目でいずれも自己最高を記録する。現在打率と本塁打でリーグ首位に立つなか、打撃三部門でのタイトル獲得も視界に入ってくる。
大谷は今季松井秀喜氏の持つ日本選手通算最多本塁打記録を塗り替えたが、日本選手初のMLB通算200本塁打まであと5本に迫る。さらにシーズンの安打数でもこのペースを維持すれば、2010年のイチロー氏以来となるシーズン200安打の偉業も見えてくる。
打者専念となるシーズンで、リーグが変わったなかさらなる進化を見せる大谷。日本選手史上でも過去最高ともいえるスタッツを記録する大谷が、シーズン終了時にどのような成績を残すのか。

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