1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 「あんたバカなの?」育休中の妻を見下す夫→勘違い夫に真実を教えてあげた結果!

「あんたバカなの?」育休中の妻を見下す夫→勘違い夫に真実を教えてあげた結果!

  • 2024.6.28
  • 17047 views

産後間もなかった私は、1年間の育休中を取っていました。娘のお世話で手一杯だった私は、家事に手が回らず、それを見た夫は「サボりだ」と言ってきて……。

そもそも夫は、私の体が本調子ではないことや、新生児のお世話をつきっきりでする大変さ、夫の家事育児への協力が必要であることもわかっていませんでした。

そして夫は「家事をサボらせてやっている」「妊娠してからワガママになった」「何でもかんでも娘のせいにしてラクをしようとしている」など、言いたい放題。今は無職なのだからもっと働け、周りの母親たちを見習えと暴言の嵐でした。

私を見下す、身勝手な夫の態度に…

産後1カ月ほどたったころ、夫が急に同僚を家に呼ぶと言い出しました。当日に言ってきて、帰りに連れて帰ってくるぞと……。お酒は買って帰るので、食事の支度と掃除だけでいいと、えらそうに言うのです。

私は娘の世話で手一杯。自分の身なりを気にする余裕もありません。こんなボロボロの状態でお客さまをお迎えできるわけもなく、状況がもっと落ち着くまで人を呼ぶのは待ってほしいと伝えました。

それでもあくまで同僚を連れて帰るというのであれば、私は家を出ると宣言。その日、夫は来客を断ってくれましたが、夫からはひどいことをたくさん言われました。

私は家にいても家事ができず役に立たないし、稼ぎもないのだから、早く育休を切り上げて職場復帰しろとまで言われました。育休前は私のほうが夫より収入がよかったので、そのお給料をあてにできない今に不満があるのでしょう。

そして、養ってやってるのだからもっと感謝しろ、誰のおかげで生活ができているのかよく考えろと……。育休の仕組みを説明したはずですが、どうやら夫は理解していないみたいでした。

ついに仕返すときがきた!

それから数カ月たち、また夫が同僚を家に呼びたいと言い出しました。私は、これ幸いとばかりに仕返しを計画。ついに実行に移したのです。

以前揉めたためか、客人を迎える準備の状況を確かめるため、夫は逐一私に連絡をしてきました。そこで、私は大仕事を終えたことを報告。昼寝をしている娘と一緒にこれから横になるつもりだと伝えると……。
「育休中のヤツは暇でいいよな」
「俺が養ってやってるってことを忘れんなよ?」

まだそんなことを言っているのだと思ったら、夫が本当に間抜けに見えてきて……。
「は? あんたバカなの?」
私の会社は、育休取得者には給与の何割かが支給されることになっていました。

夫はそれを知らなかったのです。

これも私が育休に入る前に、夫に説明したはずなのですが。

実は夫の給与だけでは足りず、私の給与でほぼ生活しているわが家。

ですから、私が養われれているという表現は間違っているのです。

私の説明を聞いた夫は、働かないでお金がもらえるなんてずるいと言い出しました。本当にあきれます。家を出てきて良かったと、そのとき本気で思いました。

実は私は客人を迎える準備をしながら、自分の荷物をまとめて家を出てきたのです。子どもが生まれたばかりのタイミングで離婚なんてありえないと思っていた夫は、仰天し慌てていました。

傷つけ合うことの不毛さ

その後私は、弁護士立ち会いのもと離婚の話し合いを進めました。夫は2人きりで会って、私を言いくるめて離婚を阻止しようと思ったみたいですが、そうはいきません。

私は10カ月間おなかの中で娘を育て、命がけで出産。産院から退院すると、家事育児は全部私が担っていました。娘は2人の子なのに……。もともと夫は、実家の家族には毎度自分の都合の良いように話をしていて、今回の離婚についても、悪い嫁の一方的な希望だと伝えているようでした。

しかし、出産後私は、夫との通信履歴や会話の録音記録をいろいろと残していたのです。話し合いで義家族にも聞かせ、どれだけ私がひどい仕打ちを受けてきたかを知ってもらうつもりでした。

結局、夫の本性を知った義両親が離婚成立に協力してくれました。夫は職場で離婚に至った理由を愚痴ったため、それを聞いた同僚たちは彼を非難し避けるようになったと言います。誰にも振り向かれることがなくなった夫は、孤立無援状態。つらい毎日でしょうが、自業自得でしょう。

今私は実家に戻り、育児に翻弄されながらも充実した毎日を送っています。この幸せが続くよう努力していきたいです。

育休中の妻を見下していた夫。家族はお互いに支え合っていくもので、どちらがえらいなど優劣などはありません。家族といえども親しき中にも礼儀あり。いつも相手に対する思いやりをもった言動をしていきたいですよね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる