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「弟と登校なんて恥ずかしい」と言い放った娘に変化が! まさかの姉弟下校が実現した!?【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.32】

  • 2024.6.28
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前々回、お姉ちゃん念願の“弟と一緒に小学校に登校”が、息子の寝起きの悪さにより叶っていない、と書いたばかりなのですが…。

このほんの数カ月で、娘にはある変化が起きていました。

そう、それは…。

“弟と登校なんて恥ずかしい期”です。

■弟と登校なんて恥ずかしい!?

今年入学の息子も徐々に小学校生活に慣れはじめ、少しずつお姉ちゃんと一緒に朝支度ができるようになってきました。

そして、娘念願の“一緒に登校”も、叶うようになったのです。

しかし、娘の様子がおかしい。

しゃべりながらゆっくり歩く息子に対して、娘はスタスタと早歩きし、先を行ってしまいます。

そこまで時間はひっ迫していないのに、ゆっくりおしゃべりしながら登校なんてどこ吹く風、娘は息子との距離を徐々に伸ばしながら、歩いていくのです。

(何かイライラしてるのかな…)

そう思いつつも、ツッコむ隙もなく数日たち…私は勇気を出して、娘に問いかけてみました。

「朝、もうちょっとゆっくり歩けるかな? そうまがなかなか追いつけなくて、転んじゃったら危ないし…」

すると…。

「だって…弟と歩くの、恥ずかしいし…」

き…

来たーーーー!!

突然来たーーーーー!!

家族と歩くの恥ずかしい期ーーーー!!

娘も気づけば小学5年生。

うっすら反抗期にも突入しています。

そんな娘、クラスメイトの尖った言葉に傷つくこともあるのでしょう。

弟…と言いつつ、本当はそれについてくる私が恥ずかしいのかもしれません。

それも仕方ない。そういうお年頃です。

「じゃあ、これからは先に行ってていいよ。そうまは私が送り届けるから、安心して!」

ほんの一瞬だった姉弟登校。

ちょっと切ないですが、これも成長の証です。

私は娘を先に登校させ、息子をゆっくり送り届けることにしました。

■だけどお姉ちゃんの本心は…

姉と弟、別々に登校するようになり早1カ月…。

今まで小学校と幼稚園とで別れていたこともあり、息子は先を行く娘に、なんの疑問も持っていないようでした。

内心、私も2人が一緒に登校していくのが楽しみだったこともあり、ちょっとの切なさはぬぐえなかったのですが、2人とも毎日、元気に学校に行って、無事に帰ってくる、それだけで十分でした。

娘も徐々に甘えてくることが減ってきて、ひとりで近くの図書館まで遊びに行くことも増えました。

毎日、着実に成長していく娘。

これからは家族よりも友だちと過ごすことが増えていく…そんな気配がしてきました。

…と、思っていたのですが…。

「今日、そうま滑り台で遊んでたよ」

「今日、廊下ですれ違った!!」

「今日、女の子に話しかけられてたの!!」

帰宅してきた娘から出てくるのは、日々の息子の行動報告。

弟の様子なんて興味ない! と言いつつ、息子の目撃情報を、うれしそうに語ってくる娘。

「へぇー! そうまはみーちゃん見えた?」

「んー…しらない」

そして、意外とそっけない息子。

あれ…? 息子の方が結構クール…?

何より決定打だったのは…。

「そうま、帰るの早いんだよ…!」

低学年と高学年、普段は下校時間に差があるのですが、週に一度だけ、下校時間が同じ日があるのです。

その日はうまくいけば、2人で一緒に帰ることができる。

それをわかっている娘は、下校前に必ず息子の下駄箱をチェックし、待機。

うまくいくと、一緒に帰ることができるのです。

…って、一緒に帰るのうれしいんじゃん…!!

ダッシュで帰宅する、意外とクールな息子を取り逃す日もあるのですが、確保に成功すると、相変わらず足ばやではありますが、しっかり手をつないで帰ってきてくれる娘。

なんだかんだ弟が同じ学校にいることがうれしい娘の様子を知ることができて、ほっこりした母なのでした。

(たんこ)

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