伊勢神宮を望む極上のプライベートリゾート。アマネムで身も心も清める旅へ

日本を代表するサンクチュアリで 最上級の「身土不二」を体感

真のリラクゼーションや癒やし、ウェルネスを考えたとき、旅先の条件として譲れないのが、悠久の時に育まれた大自然に違和感なく溶け込めること、そして、徹底して守られるプライベート感だ。欧米と比べて一人当たりのスペースに限りがある日本では、閉ざされた空間や環境を確保するのは、難易度の高い条件。大自然の営みに敬意を払いながら、洗練と気品に包みこまれ、個々のプライバシーを尊重する、サンクチュアリのような場所はそうそうない。

伊勢志摩国立公園内という自然豊かな地に、広大な敷地面積を誇るアマネムは、アマングループ初となる、敷地内に温泉を有するプライベートリゾートだ。静寂の中に鳥の声だけが聞こえ、美を磨くデスティネーションとして譲れない難易度の高い条件を完璧に満たし、日本のリトリートの価値を底上げしたという評価も。日本が誇るサンクチュアリのひとつとして、いつか訪れてみたいと、世界中のエグゼクティブを惹きつけてやまない人気の一軒だ。

中央構造線上に位置する伊勢神宮からも近く、温泉を有する稀有なアマネム。室のスイートと8棟のヴィラのすべての部屋に温泉が引かれていること、また温泉水を利用したサーマルスプリングがあるなど、数々のアマンの中でも、唯一無二の存在感を放っている。

ここで今一度、リゾートスパの理念について補足しておこう。昨今、ホテルにスパ施設があるのは常識になりつつあるが、その定義はさまざま。プールやジム、ヨガなどのリラクゼーションやウェルネスを目的にしたスペースに、ボディやフェイシャルトリートメントが受けられるスペース、さらにはクリニックを併設するなど、解釈は多様性に富んでいるのが現状だ。

アマンの場合は、古代から受け継がれてきた世界中の伝統療法からインスピレーションを受けたプログラムやプロダクトを展開。さらにアマネムでは、地元で育つハーブなどの素材や温泉水を取り入れた独自のメニューを提供するなどこだわりを見せる。そして伊勢志摩ならではの豊かな食の恵みを地産地消で味わい尽くす料理の数々も大きな魅力。この地で収穫された食材と紀伊半意を払いながら、洗練と気品に包みこまれ、島の豊かな水など、すべてが「身土不二（しんどふじ）」につながり、細胞ひとつひとつが目覚めていくかのよう。

英虞湾を紅色に染めあげる美しいサンセットというごちそうもまた格別。ここには、想像を遥かに超える癒やしと再生の時間が、脈々と流れている。

アマネム

三重県志摩市浜島町迫子 2165

☎0599-52-5000

アマネム ウェルネス デイ プログラム ¥151,800〜

www.aman.com/ja-jp/resorts/amanemu

Text：Abe Sawako Editor：Misaki Kawatsu