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「出発も到着も同じ駅の切符」こんな買い方できるの?実は往復で買うより安くなることがある

  • 2024.6.28

あるX(Twiter)ユーザーが投稿した、「出発も到着も同じ駅の切符」が話題になっている。

このユーザーは愛知県刈谷から東京への出張を命じられ、切符を手配。その切符に印字された発着先はなんと「刈谷→刈谷」と、同じ駅になっているのだ。

しかも料金は刈谷駅(JR東海道本線特別快速に乗車)から名古屋駅(JR新幹線のぞみ)を経由して東京駅に行く場合の料金、11,350円よりも安い、10,670円となっている。

投稿を見たXユーザーからは「同じ駅から同じ駅??できるの?」「これってどういうこと?」と驚く反応が返ってきている。実際、どういうことなのだろうか。

経路を「一筆書き」することで割安に

この切符は、出発地から目的地までの間を在来線で周るルートを指定して購入したもの。鉄道マニアなどの間では「一筆書き」と呼ばれている。

購入するには「みどりの窓口」や「えきねっと」などで乗車券を購入する際に、複数の駅を経由して乗車駅へ戻って来るルートを指定すればいい。つまり「片道切符」を買うのと同じ。

JRの規定では、乗車距離が長くなると1Kmあたりの運賃が安くなる。そのため、普通に往復乗車券を買うより安くなるというわけだ。

発端となったXの投稿の「刈谷→刈谷」のルートを例に説明しよう。

行き
刈谷駅(東海道線、中央本線)→新宿
帰り
新宿駅→品川駅(東海道新幹線)→豊橋駅
豊橋駅→(東海道線)刈谷駅
※新幹線の乗車には特急券が必要
出典:Togetterオリジナル

というものだ。

「一筆書き」切符の注意点としては、行きと帰りで区間が重複しないようルートを変える必要があること、乗車券の有効期間がある点。また、途中下車する場合、自動改札を通ると切符が回収されてしまう可能性もあるため、できれば有人改札を通ったほうが安心だろう。

有効期間内であれば途中下車も可能なので、それらを楽しめる体力と時間の余裕があるなら楽しい途中下車の旅が割安で楽しめる。

鉄道マニアの皆さんにとってはよく知られている手法だそうだが、この方法を知ったXユーザーからは「実家への帰省や旅行に使えるかも」という声も出ている。覚えておくと役立つ時がくるかもしれない。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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