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ヴィクトリアとデビットの仲が最悪になった出来事とは? 暴露本『ベッカム』で話題の3つのこと

  • 2024.6.27
ヴィクトリア・ベッカムが長男嫁と「関係最悪」? 嫁は泣き顔をSNS投稿、ヴィクトリアに同情集まるの画像1
「互いに耐えられない存在」とまでささやかれているヴィクトリア・ベッカム(写真/Getty Imagesより)

昨年、Netflixで公開された大ヒットドキュメンタリー『ベッカム』で「最高に幸せなファミリー」ぶりを披露し、大きな話題になったベッカム夫妻。しかし現地時間6月20日に暴露本が発売になり、英紙「タイムズ」が「339ページの虐殺」とレビューするほど、ベッカム夫妻にとって過酷な内容だと伝えられている。

目次

・デビッドはケチで短気で浮気者
・夫妻仲が最悪になった出来事とは?
・ヴィクトリアが大激怒した、デビッドの発言は?
・ベッカム一家とメーガン夫人の関係は?
・ベッカム夫妻は最終的に離婚するか?

デビッドはケチで短気で浮気者

このたびリリースとなったベッカム夫妻の暴露本は、トム・バウワー著『The House of Beckham: Money, Sex, and Power』。トムは、2022年にヘンリー王子夫妻の暴露本『Revenge: Meghan, Harry, and the war between the Windsors』で話題になった元BBCのジャーナリストで、王族や政治家の暴露本も数多く手掛けてきたベストセラー作家でもある。

米紙「The Daily Beast」によると、この本はベッカム夫妻が長年「仮面夫妻」であり、不仲になっても「カップルとしてじゃないと頂点には上り詰められない」というヴィクトリアの考えのもと、離婚はせずに「金と名声」のために円満な夫妻を演じるという、「ビジネスのための冷え切った夫妻関係」を暴露する内容だとのこと。

デビッドのブランドイメージは、「サッカーのヒーロー的存在で、穏やかで家庭を大切にする良き父、夫」だが、実際の彼は、スター選手ではあるが神がかっているほどうまいプレイヤーではなく、金が絡むとケチで短気。おまけに浮気者だと同書は暴露。

最初の浮気は、ヴィクトリアが長男のブルックリンを妊娠していた結婚前の1998年。ほかの女性とキスしたと認めたデビッドの顔をヴィクトリアは反射的に殴ってしまい、「誰も殴ったことなんてないのに」と落ち込んだという。

夫妻仲が最悪になった出来事とは?

2人は仲直りし、翌年3月にブルックリンが誕生。7月に豪華結婚式を挙げ、2002年9月には次男ロメオが誕生するなど、この頃は幸せいっぱいだったと伝えられている。

しかし、デビッドの浮気癖は直らず、03年にスペインのサッカーチーム「レアル・マドリード」に移籍した際に秘書だった元モデルと浮気したことは有名な話。現地に同行していたヴィクトリアは、惨めで不幸せでたまらなく、新しい友達を作ることもスペイン語を習得することも拒否。ダイエットとエクササイズにどハマりしたのはこの頃からで、ストレスからチェーンスモーカーになってしまったとも書かれている。

マドリード時代の浮気はこの一件だけでなく、娼婦のイルマ・ニキ、ビューティサロンのオーナー、ダニエラ・ヒース、ウェールズ出身のメゾソプラノ歌手キャサリン・ジェイキンス、2年間性的関係にあったと自ら暴露しているセーラ・マーベック など、数多くの女性と浮き名を流したが、それらについても同書で触れられているという。

夫妻仲は最悪になり、ヴィクトリアは自分のファッションブランドを成功させること、デビッドはサッカー選手として成功を収めることに集中。仲の良い夫妻を演じ、メディアをうまく操ることで「ベッカム」という一大ブランドを築き、虚構のイメージを売り、莫大な財産と名誉を手に入れたという。

しかし、別居報道が流れた16年頃には口もきかなくなっていたという。

ヴィクトリアが大激怒した、デビッドの発言は?

デビッドは、18年にオーストラリアのテレビ番組『The Sunday Project』に出演した際、結婚生活が19年続いた理由を聞かれ、「とてつもない努力」だと即答。「結婚生活は面倒なもの」とも発言し、これに子どもたちを連れてオーストラリアに同行していたヴィクトリアが、「私は “幸せな家族”というイメージを世間に持ってもらおうと、必死で努力してきた。それなのに、デビッドは素直に思っていることを口にしてしまった」と大激怒。

ヴィクトリアは「なぜ、デビッドは私に恥をかかせるの?」と取り乱したそうで、ショックが尾を引き、その後「ドイツのウェルネススパで休暇をとらなければならないほどだった」という。

この時のオーストラリア訪問で、ベッカム夫妻は、インヴィクタス・ゲームで同じくオーストラリアのシドニーを訪問していたヘンリー王子と合流して写真撮影をする予定だったというが、実現しなかった。

ベッカム一家とメーガン夫人の関係は?

これは、メーガン夫人が「ヘンリー王子とデビッド、ヴィクトリアの3人が、自分抜きで写真撮影することを快く思わなかったから」王子が断ったのだと同書は暴露。

また、「王子と婚約したメーガンは、元スパイスガールズのヴィクトリアを見下していた」そうで、「ヴィクトリアは、王子たちと良好な関係にあるデビッドのために、紹介されたメーガンと仲良くした。結婚前のメーガンがロサンゼルスにプライベートで旅行した際にも、ベッカム夫妻は自分たちの豪邸に滞在するようオファーした」と、至れり尽くせりのもてなしを行ったとのこと。

「メーガンは、『パパラッチ対策のために』とオファーを受けて、ベッカム夫妻の豪邸に滞在。滞在中に必要なものはすべて夫妻のスタッフが手配し、夫妻が費用を出した」と、メーガン夫人の高慢さもについても同書は言及した。

王女という新しい権力を手に入れることに酔いしれていたメーガン夫人は、ヴィクトリアのファッションブランドの服やハンドバッグを無償で提供してほしいと要求したそうだが、これはロイヤルプロトコルに反すると王室サイドに止められたとのこと。

同書では、「ヴィクトリアのスタッフが、ヘンリー王子の婚約者だったメーガンにロンドンで最高のフェイシャルが受けられるサロンと最高のヘアサロンの情報を提供した」こともあったが、このことをマスコミが「ヴィクトリアが美容に関するアドバイスをしてあげている」と伝えるようになり、メーガン夫人は十八番の被害者モードを炸裂。「自分のプライベート情報をヴィクトリアがマスコミにリークしている」と王子に訴えるようになったと説明している。

メーガン夫人は、王女になる自分のほうがヴィクトリアよりも格も何もかも上と思っていたそうだが、ふたを開けてみるとベッカム夫妻のほうがはるかに金持ちだということを知り愕然。さらにウィリアム皇太子夫妻と仲良くしていることにも腹を立て、「お仕置き」を意味を込めて、結婚式後の晩餐会に2人を招待しなかったのだという。

これには王室好きなデビッドもムカっときて、この頃からベッカム夫妻とヘンリー王子夫妻との関係は悪化していったのだそうだ。

ベッカム夫妻は最終的に離婚するか?

この頃のベッカム夫妻の夫妻関係は冷めたものだったとされるが、メーガン夫人への悪口ではさぞかし盛り上がったのではないかとネット上で話題に。メーガン夫人の性悪っぷりも「やっぱりね」と話題になっており、アンチは大盛り上がりしている。

同書のプロモーションで英『Talk TV』のインタビューを受けたトムは、「ベッカム夫妻は最終的に離婚するか?」という質問に対して「いや、しないね。ずっと夫妻でいるだろう。友人としては最高だし」と笑顔で回答。ベッカム家の繁栄はこれからも続くだろうと示唆した。

アメリカでの発売は現地時間25日であり、ネット上はしばらくの間、この本の暴露話で持ちきりとなりそうだ。

堀川樹里(ライター)
6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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