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逆効果だった!どんどんシミをつくる「老け顔スキンケア」とは

  • 2016.3.3
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3月が近づくにつれ、日中の日差しがとても強く感じられるようになってきました。オトナの女性にとってはシミなどの肌へのダメージが心配になってきますよね?

すでに日焼け止めや日傘などの日除けグッズを愛用している方も多いかもしれませんが、実は基礎化粧品にも落とし穴があることをご存知ですか? また、アロマが好きでご自宅で活用されている方やトリートメントを受けることがお好きな方は、この季節エッセンシャルオイルの選び方には注意が必要です。

そこで今回は、エステティシャンの筆者が、美肌のためにやっているのに実は“シミを作ってしまっている”NGスキンケアをご紹介します。

 

■美白するほどシミができる?

化粧品の成分を見ると、“○○エキス”や“○○油”と記載されているものがありますよね。それは、“エッセンシャルオイル”と呼ばれるアロマテラピーの精油であることが多いです。

アロマテラピーを学ぶ際に必ず覚えなくてはいけない“光毒性”について聞いたことがありますか? 簡単にいうと、紫外線に過敏に反応し“短時間”で皮膚にダメージを与える性質のことです。ダメージとは、日焼けによる乾燥やシミなどをさします。

つまり、シミを改善する美白化粧品を使用していても、そこに“光毒性のある”エッセンシャルオイルが含まれていると、紫外線を浴びることで逆にシミを増やしたり濃くしたりする可能性があるということです。

 

■光毒性は「柑橘系」に多い

光毒性の成分が多い代表的なエッセンシャルオイルは、食欲を抑制しダイエットに効果的といわれている“グレープフルーツ”、スーっと爽やかな香りで嫌いな人が少ない“レモン”、ミカン科の植物で紅茶アールグレーの香り付けに使われている“ベルガモット”です。その他、ライムなども光毒性を持った成分を多く含んでいます。

暖かい日ほど「汗をかくから涼しい香りを使用したい」と柑橘系を選びたくなりますが、注意が必要です。

 

■「使ってしまった」そんな時どうする?

光毒性の反応は使用してから2時間後がピークで、そこから徐々に薄れていきます。しかし、8時間ほど経たないと光毒性がなくなったとは言えません。また、たとえ洗い流しても皮膚には吸収されているので、一度肌につけてしまったら手遅れです。

「使ってしまった!」と思ったら、長袖を着るなどの徹底的な紫外線防止対策が必要となります。特に、香りがついている化粧品やハンドクリーム、ボディローションは、再度見直し使用法を適切に守ってご使用ください。ご自身でアロマテラピーをされている方は、これからの季節はより注意を払って楽しみましょう。

 

できたシミを消すことはとても大変なことです。“作らない、増やさない、濃くしない!”というポイントを意識してシミ対策をしていきましょう!

【著者略歴】

※ 山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

【画像】

※ Voyagerix / Shutterstock

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