【雑学クイズ】世界で最初にビニール傘を作った国は、なんとまさかの…!?

コンビニなどで手軽に買えるビニール傘。
出先での突然の雨で購入し、そのまま普段使いしているという方も多いのではないでしょうか。
価格も布製のものより安価だったり、前が見やすかったりといったメリットもあり、実際に街中でも布製の傘よりも透明なビニール傘をさしている人が多いような気もします。

そんなビニール傘ですが、最初に作られたのはどこの国か、ご存じですか？

なんと日本！

世界で初めてビニール傘を製造・販売したのは「ホワイトローズ」という、東京・浅草にある老舗傘メーカー。
初めて製造しただけでなく、現在唯一、国内でビニール傘を作っている会社だそう。

実は、現在販売されているビニール傘の多くは外国からの輸入品で占められています。価格競争の激しいビニール傘市場では、人件費等のコストを考えると国内製造はほぼ不可能。
かつては50社ほどあった国内メーカーも現在は1社のみとなってしまったそうです。

そんなビニール傘ですが、開発当初は全く受け入れてもらえなかっただけでなく「伝統を壊す！」と非難轟々。
「傘は布で作られている」というイメージが浸透していたこともあってか、傘売り場に置いてすらもらえませんでした。

しかし、その流れが変わったのが1964年の東京オリンピックでした。
アメリカから観光客として来日していた傘メーカーのバイヤーの目に止まり、ニューヨークでの販売が決まると、これが大ヒット！
その後、日本に逆輸入される形で、紆余曲折もありながら全国に知れ渡っていったのでした。

全く歓迎されないところから始まったビニール傘でしたが、今では日本だけでなく、世界中で使われています。さまざまな国で市民権を得ているビニール傘が日本発祥である、というのはなんだか誇らしいですね。

以上、雑学クイズでした。
お読みくださり、ありがとうございました！

（編集：コノビー編集部）

▼参考
ホワイトローズ物語
https://whiterose.jp/history.html

ビニール傘は日本発祥!?世界初かつ日本唯一のビニール傘製造会社「ホワイトローズ」に江戸時代から続く老舗の歩みを聞いた！
https://www.walkerplus.com/article/1169879/