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我慢しすぎ?無意識に「欲しくないものを選んでしまう」理由とは

  • 2016.3.3
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私達の日々の生活は、実に数多くの選択から成り立っています。朝の「こっちの服にしようか、あっちの服にしようか」、「コンビニでどの飲み物を買おうかどうか」などなど……。

しかし、自分に厳しいあまりいつも“心が欲しいものとは別のもの”を選ぶクセがある人がいるんですね。もし思い当たる節があったら要注意。

そこで今回は、心理カウンセラーの筆者が、気づかぬうちに少しづつ心に“負荷をかけてしまう”思考回路についてご紹介します。

 

■「我慢する習慣」に感情を支配されている

最近では生活費を節約している方も多く、スーパーなどで買う商品も“常に安い方を選択する”ということは珍しくありません。節約の延長で外食を控えたり、タクシーに乗った方がいい所を我慢したりすることは決して悪いことではないでしょう。

ですが、まれに本当に小さな単位のお金にまでこだわって、いつも“本来欲しいものではない方”を選択していると、気づかぬうちに自分の感情に支配されてしまうことがあります。

例えば、後で振り返ると泣くほどのことでもなかったのに、ちょっと人と話していただけで涙があふれてしまったとか、腹を立てるようなことでもないのに、つい過度に相手を責めたててしまったなど、思い当たる方もいるのではないでしょうか。節約や我慢はもちろん必要ですが、度を超えると自分の感情をコントロールできなくなることがあるのです。

また、普段から小さな不満をため込むクセをつけてしまうと、ここ一番という時に力を発揮できないという状況になったり、一方で大切な場面で緊張しやすくなったりしてしまうことも。さらに、このように視界が狭まって感情に支配されやすい時というのは、人から騙されやすい状況でもあるのです。

 

■本当に欲しいものが「欲しいと言えない」ワケ

スーパーでいつも欲しいと思うものを我慢しているだけではなく、時として私たちは言いたいことを言えないという状況に置かれることもありますよね。社会生活を営んでいくには、いつも本音でばかり生きられないのは当然です。

ですが、欲しいものが欲しいと言えない裏には、「こんなことを言ったら周りからどう思われるだろう」と他人の目を気にする“極度の不安”があったり、潜在的に“自分みたいな人間が幸せになってはいけないんじゃないか”という思い込みが隠れていたりする場合もあるのです。

しかし、幸せになるのは権利ではなく義務のようなもの。時に腹を決めて、自分の本当に愛するものをしっかりつかみ取って下さいね。幸せを手にした人は心の底から、他の人の幸せも願うことができるのですから。

 

いかがでしたか? 日々の節約もあまり厳しくし過ぎないようメリハリをつけ、たまには自分を解放してあげましょう。そうすれば、セルフコントロールの出来る状態がキープできるはずですよ。

【著者略歴】

※ 波登かおり ・・・ 心理カウンセラー。『自己肯定観向上プログラム』を確立。セルフコントロール“自分の元気の作り方”を提案している。著書『1分間元気チャージ』幻冬舎他。

【画像】

※ KonstantinChristian / Shutterstock

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