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黒木華主演&草野翔吾監督『アイミタガイ』映画化決定!それぞれの物語がつながる本ビジュアル

  • 2024.6.27
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2014年に斎藤緑雨文化賞長編小説賞を受賞した中條ていによる小説を映画化する『アイミタガイ』が11月1日(金)に公開されることが決定した。

【写真を見る】『青春18×2 君へと続く道』の舞台挨拶に登壇した黒木華

本作の主演を務めるのは、数々の映画やドラマに出演し、2014年に『小さいおうち』(13)で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞、2021年には『浅田家!』(20)で3度目の日本アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝いた黒木華。監督は『彼女が好きなものは』(21)やドラマ「こっち向いてよ向井くん」などの草野翔吾監督が務める。短編連作集「アイミタガイ」を原作に『台風家族』(19)の市井昌秀が脚本の骨組みを作り、『ツレがうつになりまして。』(11)の故、佐々部清の魂を注いだ企画を受け継いだ草野翔吾が一本の映画に完成させた。かけがえのない存在だった親友を失い立ち止まってしまった主人公、梓(黒木)を中心に思いがけない出会いが連鎖し、大きな輪になっていく群像劇となっている。また、梓の恋人の澄人を中村蒼、梓の親友の叶海を藤間爽子が演じるほか、草笛光子、安藤玉恵、松本利夫、升毅、西田尚美、田口トモロヲ、風吹ジュンら実力派が出演。

本作に対して黒木は「迷いの中でも、人と人のつながりを改めて感じられる、そっと背中を押してくれるような、寄り添ってくれるような映画だと思います」とコメント。中村は「様々な理由で一歩を踏み出せずその場に留まる登場人物達の背中をささやかな毎日にある小さな優しさや心遣いが奇跡を起こしてそっと押してくれます」、藤間は「大切な家族、友人、恋人、もう会うことがない人たちも、その出会いがいまの私をつくってくれていた。そう気付かせてくれる温かく優しい映画だと感じました」と本作の物語を語った。草野監督は「佐々部清さんが生前温めていた企画ということでプレッシャーもありましたが、最初に読んだ印象を大事に、自分ができることを精一杯やりました」、原作者の中條は「この『アイミタガイ』という言葉とその心が世代を継ぐ若い監督によって、切なくも温かな映画作品として生まれたことに感謝と喜びを覚えます」とそれぞれ思いを語っている。

今回、あわせて解禁となった本ビジュアルは梓を中心に登場人物たちの物語が繋がっていくことを表現したもの。黒木を中心に豪華キャスト陣が一堂に会している。

良き理解者だった叶海を失ったあとも、返事が返ってこないと分かりつつメッセージを送り続ける梓。なぜ彼女は、亡くなった親友にメッセージを送り続けたのだろうか?豪華キャスト陣が人間ドラマのアンサンブルを奏でる本作の公開を楽しみに待ちたい。

<キャスト、スタッフコメント>

●黒木華(梓役)

「草野監督と初めてご一緒しましたが、とても暖かい方で、穏やかに撮影に参加できました。迷いの中でも、人と人の繋がりを改めて感じられる、そっと背中を押してくれるような、寄り添ってくれるような映画だと思います」

●中村蒼(澄人役)

「様々な理由で一歩を踏みだせずその場に留まる登場人物達の背中をささやかな毎日にある小さな優しさや心遣いが奇跡を起こしてそっと押してくれます。今回僕が演じた小山澄人はタイミングが悪くどこか抜けているけど大切な人を救おうと奮闘します。そんな彼の純粋な心はとても美しく、日々生きている姿を見ていると"目の前の人を助ける事が明日の自分を救う事に繋がるかもしれない"と思えてきます。さらにこの映画を観終わった後には"アイミタガイ"という言葉がじんわりと沁みて暖かく包んでくれると思います」

●藤間爽子(叶海役)

「アイミタガイ。相身互い。なにかあったときはお互い様だよという気持ち。そんな優しい想いやりが人と人とを繋いでいく。日々何気なく発せられていた言葉や行動に勇気をもらうこともあるし、また反対に、自分が人の背中を押していることもあるかもしれない。大切な家族、友人、恋人、もう会うことがない人たちも、その出会いがいまの私をつくってくれていた。そう気付かせてくれる温かく優しい映画だと感じました。是非映画館で観て頂けたら嬉しいです」

●草野翔吾(監督)

「聞き慣れない、おまじないのような言葉だな、と思いながら『アイミタガイ』と題された脚本を読み始めました。次第にパズルのように繋がっていく脚本に心地よく騙され、読み終える頃には温かな気持ちになったのを覚えています。佐々部清さんが生前温めていた企画ということでプレッシャーもありましたが、最初に読んだ印象を大事に、自分ができることを精一杯やりました。この映画が誰かにとっておまじないのようになってくれたら嬉しいです」

●中條てい(原作者)

「『相身互い』…あまり聞かれなくなった古い言葉ですが、いまにも通じる日本人の心の在り方を表わした言葉だと大切に感じてきました。この『アイミタガイ』という言葉とその心が世代を継ぐ若い監督によって、切なくも温かな映画作品として生まれたことに感謝と喜びを覚えます」

文/鈴木レイヤ

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