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「あまりにイノセントな恋心の描写に圧倒されます」恋の甘酸っぱさを感じたいならこの一冊♡ 編集者イチオシの恋愛小説をご紹介

  • 2024.6.27
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編集&ライターが恋した一冊

活字が大好きで、それを仕事にしている編集とライターの心を動かした小説は?一冊になんて絞れない(涙)と悩みながらも挙げてくれたのがこちらです♥

教えてくれたのは…

『週刊女性』編集部 笹沼彩子

愛子さまと佳子さまのプリンセスカレンダー(3/19発売予定)などを担当。「好きになる作家との出会いは、書店の文庫コーナーで一期一会。冒頭3ページ読んで買うかどうか決めます。恋愛小説はファンタジーなピュアラブや、韓国ドラマにありがちな転生・妖精設定が大好物」

イチオシ恋愛小説

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦/KADOKAWA・角川文庫

ar(アール)web

「京都の大学に通う"先輩"と、同じクラブの後輩"黒髪の乙女"が交互に語る、レトロな文体がとても味わい深い小説です。和風『ハウルの動く城』を思わせるような世界観と、わさわさ登場する珍妙な脇役たちに翻弄されつつも、主人公二人のあまりにイノセントな恋心の描写に圧倒されます。

恋い焦がれる彼女の後ろ姿を追いすぎて――彼女の後ろ姿の世界的権威――にまでなってしまう先輩。先輩のことを思い出すと――「世界ボーッとする選手権」の日本代表の座も間違いなしと思われるほどボーッと――してしまう乙女。…可愛すぎる。

初恋は一度きりだけど、恋する相手の瞳は誰より輝いて見えるし、会えない時の妄想がそこらの映画よりスペクタクルな内容になるのは、何回目の恋でも変わらない。
 ラムネのように、全身の細胞が甘くしゅわしゅわと弾けるような感じ、ほんと楽しいですよね。」

Text:Iida Honoka

Composition:Kamakura Hiyoko

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