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【第44回】コロナ以降、友人の誘い方がわからない…辛酸なめ子さんが解決【美人からの生相談】

  • 2024.6.26
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漫画家・コラムニストとして大活躍中の辛酸なめ子さんのWEB限定連載! 美人たちから寄せられたリアルなお悩みに独自の視点でお答えします。→ 第43回もチェック♡

出典: 美人百花.com

【第44回】

コロナ以降、友人の誘い方がわからない

「コロナが落ち着いてしばらくたちますが、友達への誘い方を忘れてしまって、1人で平気になったこともあり、どうやって友達とプライベートで会えばいいかわかりません。自分から、お茶、ご飯、海外旅行、イベントなど、コロナ前は誘ったり誘われたりしてアクティブに過ごしていましたが、今はお茶はともかく旅行なんて誘ったら負担じゃないかと考えすぎて、つい気楽な妹と出かけることか多いです」(洋子さん29歳)

辛酸なめ子さんのアンサー

出典: 美人百花.com

コロナ以降、友だちを誘う行為のハードルが高くなってしまった、と感じている人は多いようです。コロナ禍の間は、カフェで待ち合わせするのも命がけでした。黙食が推奨された時期もありました。また、4人まで会食OKだった時期は、その4人を誰にするか考えさせられ、自分が選抜から漏れてしまったと感じることもありました。そのような体験を経て、まじめな人ほど友だちは気軽に誘えない、という感覚になってしまったように思います。

個人的な話ですが、最近、友人の中には「私は今週このイベントに行くけど、もし万一興味あったらどう?」という誘い方をしてくれる人もいて、それは気楽で良いかもしれない、と感じました。かなり先の日程で「◯月△日、空いてる?」と言われると構えてしまいますが、流動性を残した誘い方だと気軽に受け入れられます。また、日程が3日後とか明日とか直前の方が、断りやすいし、断られても仕方ない、と思えます。そんなダメ元感があると、逆に会えた時の嬉しさも高まります。

それでも誘いづらかったら、気のおけない友人同士のトークの場に行ってみてはいかがでしょう。スーパー銭湯やスパで裸の付き合いをしている女性たちの会話を聞いて、友情のフィーリングを取り戻すのもおすすめです。休日のママ友同士が集うカフェも、オープンマインドで話している方々が多い印象です。先日も郊外のカフェにいたら、ママ友同士のこんな本音トークが聞こえてきました。

「お土産、何持ってきてくれたの」「これ、どこでも使えるクリームだよ」「ふーん、ありがとう」と、お土産を自然に催促したり、「ワッフル食べたいんだけど、買ってきて」「やだよ」「おごれって言ってんじゃないじゃん。お金払うからさ」「わかった、じゃあ子ども見てて」という率直な会話も。

子育ての苦労という共通の話題があるからこそ、こんなに忌憚なく会話できるのでしょうか。中高生の頃は、共通の話題や試練があったので友達ともこんな風に会話できていた……と羨ましく思い出します。大人になったら、なかなかここまで本音をさらけ出せませんが、マープンマインドな会話に背中を押されて、疎遠になっている友だちに連絡する勇気がもらえるかもしれません。

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