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数珠はどこで買うべき?【購入場所と値段を100人に調査】選び方や種類も解説

  • 2024.6.27
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通夜や告別式、法事で使う数珠とは

イエコレクション iecolle

数珠は、水晶やサンゴなどの天然石、白檀や黒檀などの樹木から作られる小さな珠を繋いで輪にしたもの。
紀元2世紀ごろインドで生まれ、日本には8世紀ごろに伝わったといわれています。
もともとは唱えた念仏の回数を数えるためのものだった数珠。
現在では仏と繋がり、祈りを届けるための道具として、葬式や通夜など法事の必須アイテムとなっています。

ちなみに、数珠の珠の数は108個が基本。
108は人間の煩悩の数といわれ、珠を数えながら108回念仏を唱えることで煩悩から解放される、と信じられていたのです。
ただし、現在広く使われる「略式数珠」の珠の数はそれより少ないものがほとんど。
54珠や36珠、27珠などのものが多くなっています。

宗教や宗派による数珠の違い

数珠は仏教の法事で使うものであり、神道やキリスト教では使わないということは大半の人が知っているでしょう。
しかし、数珠には種類があり、同じ仏教でも宗派によって使う数珠の色や形が違うということは、あまり知られていないのではないでしょうか。
新しい数珠を用意するなら、自分の家の宗派に合った種類のものを選ぶ必要があります。

宗派によって種類が異なる本式数珠

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仏教には浄土宗や日蓮宗をはじめ多くの宗派があり、それぞれに本式の数珠というものがあります。
例えば金属の輪がついている数珠や、丸玉でなく平玉を使っている数珠など、宗派によって数珠の特徴も少しずつ違います。
ただし、二重になっているという点では多くの宗派が共通しています。
自分の家の宗派があり、先祖代々の信仰を重んじるという場合は、その宗派の本式数珠を使うのがおすすめです。

どのような宗派でも使える略式数珠

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一方そこまでこだわらないという場合は、上でも少し触れた「略式数珠」を選んでおけば、どの宗派の葬式や通夜でも使えて便利です。
基本的に、略式数珠とは片手用の一連タイプの数珠のことを指します。
珠はメインになる「主珠」、房がついた大きな「親珠」、主珠の間に挟まれた小さめの「天珠」などで構成されています。
男性用と女性用があり、男性用の方が珠が大きいのが特徴。
身内の法事は本式数珠、他は略式数珠、と使い分けている人もいます。

そもそも数珠はどこで買える?

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数珠は葬式や通夜でしか使わないだけに、どこで買うのか分からないという人もいるでしょう。
もっとも手軽な方法は通販で探すこと。
手頃な価格のかわいい略式数珠から、高級素材を使った本式数珠まで、豊富な品ぞろえの中から選べます。
どこで数珠を買うのか迷っている人は、とりあえず通販サイトを覗いてみるのがおすすめです。
実際に見て選びたいという人には仏具店や百貨店がおすすめ。

仏具店や百貨店の仏具コーナーなら、専門知識のある店員に相談しながら選べます。
宗派に合った相応しい数珠を選んでもらえるので安心です。
品質も確かなものが手に入りますが、価格がやや高めになるのが仏具店や百貨店の注意点。
そのほかに、紳士服専門店でも数珠を扱っているところがあります。
品揃えは少なめですが、価格が手頃なのが魅力。
礼服やふくさなど、必要なもの一式を揃えたい時に便利です。

【100人に調査】数珠の購入場所と値段は?

実際に数珠を購入する時は、どこで、どのくらいの値段で買うのか気になる人もいるでしょう。
今回イエコレクションでは、数珠を購入したことがある100人に調査をしました。

アンケート_.数珠の購入場所png
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まず、数珠の購入場所については、1位「仏具店」18%、2位「100均」17%、3位「デパート・百貨店」13%という結果が出ています。
「仏具店」や「デパート・百貨店」などの数珠を専門的に扱う店舗で買う人が3割程度いる反面、「100均」や「イオン」などの手近な場所で買う人もほぼ同数いることがわかりました。

「仏具店」で購入した人は「しっかりとした商品を買いたくて、専門店で購入しました。」「仏具店の方がアドバイスがいただけるから」といった理由があげられていました。
「デパート・百貨店」を選んだ人は「礼服一式を揃える時に一緒に購入しました。」のほか、「デパートで数珠を売っているのを見かけ、ちょうど新しいのが欲しかったので購入しました。」など、たまたま並んでいた商品が気に入り購入したという声が複数ありました。

また、「100均」を選んだ人の9割以上が「ダイソー」と回答しており、選んだ理由は、「急な葬儀があったため」「途中で忘れていることに気づいて購入」のほか、「お金をかけたくなかったから」「数珠にこだわりがなく、安価なものでもいいと思ったから。」などが多くありました。

アンケート_.数珠の値段
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次に、購入した数珠の値段について伺ったところ、1位「1001円~3000円」30%、2位「~1000円」28%、3位「3001円~5000円」20%という結果に。
8割近くの人が、5000円以下の値段で数珠を購入していることがわかりました。

3000円以下で購入した人は「使う機会が多くないから」や「安いもので十分だから」、5000円以上で購入した人は「長く使えるものが欲しかったから」「色がかっこよかったため。」などの理由がそれぞれあがっていました。
数珠を購入する時には、これらの結果もぜひ参考にしてください。

※調査対象:数珠を購入したことがある100人/調査方法:インターネットでのアンケート調査/調査日:2023年6月8日/調査機関:イエコレクション編集部

パワーストーンでも数珠の代わりになる?

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数珠には、パワーストーンとされている天然石が使われているものも多くあります。
そう聞くと、パワーストーンのブレスレットで代用してもよいのでは、と思う人もいるかもしれません。
しかし数珠はあくまで仏とつながるための道具であり、ブレスレットのようなアクセサリーとは違います。

同じ天然石が使われているとはいえ、葬式や通夜などの法事でパワーストーンのブレスレットは使えません。
そのほかに「数珠の貸し借りはできない」ということも覚えておきたいルールの一つ。
仏教では、数珠には持ち主の念が宿ると考えられています。
つまり数珠は持ち主の分身のようなものなので、他人の数珠を使うのは避けましょう。

まとめ

葬式や通夜など、仏教の法事で使う数珠の由来や選び方、どこで買うのがよいかなどを紹介しました。
特にこだわりがなければ、数珠はどんな宗派でも使える略式数珠が便利。
どこで買うべきか迷ったら、豊富なバリエーションから選べる通販を利用するのがおすすめです。
まだ数珠を持っていないという人は、この機会に購入を検討してみてはいかがでしょう。

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