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このウマさ、感動もの!!とうもろこしの一番美味しい茹で方・蒸し方とは?まさかの方法がNo.1に!

  • 2024.6.27
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こんにちは。家事コツ研究員のSです。今年もとうもろこしが店先に並び始めました♪今はまだちょっとお高いですが、旬はもうすぐそこ!ところでみなさん、とうもろこしをどのように茹でていますか?あるいは蒸していますか?実はやり方次第でその食感や味わいがまったく違ってくるって、知っていましたか?

「せっかくならおいしさを100%引き出して食べたい!」ということで、今回は巷で紹介されている調理法を試して味を比べてみようと思います。

検証するのは以下の5つの方法。

①沸騰したお湯で5分間茹でる
②水から入れて沸騰させて5分間茹でる
③水から入れて沸騰手前の湯面ゆらゆら状態で15分茹でる
④電子レンジ600wで5分
⑤フライパンで焼き蒸し

さあ果たして、もっとも美味しく仕上がるのは…!?

おいしいとうもろこしはどう選ぶ?

検証の前に、とうもろこしについてのお役立ち情報を。

とうもろこしは粒がびっしり揃っているものを選びます。皮で覆われて粒が見えない場合、皮の緑色が濃く、ずっしりと重いものがオススメ。

実ひと粒につき一本のヒゲがあるので、ヒゲがふさふさしていると実もぎっしり詰まっているってことですね。
ちなみにヒゲが茶色くなっていると熟しているサインです。

また、とうもろこしは鮮度が落ちるのが早いので、買ったその日に調理するのが理想。

茹でる際には薄皮は2〜3枚残したままにしておくと、うまみが逃げにくくなりますよ。

検証スタート!5つの方法を比べてみた

では、さっそくそれぞれの茹で方・蒸し方を試して、食べ比べてみましょう。

①沸騰したお湯で5分茹でた場合

鍋にたっぷりのお湯を沸かし、グラグラと煮立ったところでとうもろこしを投入。そこから5分ほど茹でます。

★食べた感想……シャキシャキした食感が強く残り、香りは少し青っぽいです。
甘み指数は10点満点中7点。

②水から入れて沸騰させて5分間茹でた場合

今度は加熱する前、水の状態でとうもろこしを鍋に入れます。浮いてきてしまう場合は耐熱容器を落とし蓋代わりにして固定。

★食べた感想……お湯からに比べると若干ふっくらとした食感。
青臭さも減り、甘みも少し強く感じるような。甘み指数は8点。

③水に入れて沸騰手前の湯面ゆらゆら状態で15分間茹でた場合

水から茹でていくのは➁と同じですが、沸騰する前に火を止め、そのままお湯の中で15分ほど放置します。

★食べた感想……ひと口かじってビックリ!
今までの2本とは比べものにならないくらいの甘さに迷わず10点満点!

食感はとても柔らかくジューシーで、とうもろこしの甘い香りも強く感じます。やはりじっくり茹でた方が甘みを引き出せるということか!

④電子レンジ600wで5分加熱

とうもろこしを水洗いした後、拭かずにそのままラップに包んでレンチンします。

★食べた感想……茹でた場合に比べると、みずみずしさに欠ける印象。
いや、それなりにおいしいのですが、③を食べちゃった後だからか、あくまでもそれなりの仕上がりなんですよね。
甘さ指数は、お湯からと同じく10点中7点。

「水っぽくならない」といえば聞こえがいいですが、しばらく時間をおくと、水分が抜けてしまったのか表面がシワシワになってきちゃいました。

レンチンの場合、即食べ切りが前提ですね。

⑤フライパンで焼き蒸し

フライパンに油をひかず、とうもろこしを入れて加熱します。少し焦げ目が付くくらいに焼いたら水を入れて蓋をし、蒸すこと5分。

食べた感想……うわっおいしい! 焼いたおかげでほのかに焼きもろこしのような風味が漂い、でもふっくらジューシーでバツグンの甘み。これは新しい!見た目もつやつやピカピカで美味しそう。
甘み指数は10点満点!

甘みを引き出すにはじっくりと熱を入れることが大事なんですね〜。

茹で方一つでこんなに味が違うなんて!

さて、5つの方法を試してみてのNo.1は、⑤の「フライパンで焼き蒸し」。私個人の感想ですが、普通に茹でるよりも美味しかったです。

少し焦げ目をつけることで香ばしさが生まれ、みずみずしい食感とのハーモニーが絶妙でした。

ふっくらジューシーがお好みの方は8分間くらい蒸しても良さそう。少しシャキシャキ感を残したければ5分でじゅうぶんです。

2位は、③水に入れて沸騰手前の湯面ゆらゆら状態で15分間茹でる方法。

ゆっくり加熱していくことで素材の味を殺さず、甘みが増し、食感もピカイチの茹でとうもろこしに♪
かじったときの、果汁(?)がほとばしるようなジューシーさは感動モノでした。

以下
【3位】➁水から入れて沸騰させて5分間茹でる
【4位】①沸騰したお湯で5分間茹でる
【5位】④電子レンジ600wで5分
の順。

とにかく手をかけず、今すぐ食べたい!という時にはレンチンもアリかもしれませんが、クオリティは明らかに劣ります。数十分後に1本だけ、シワシワになっていたのも衝撃でした。

とうもろこしに関しては、「手間を惜しまず時間をかけて甘みを引き出すと美味しくなる!」これが結論。
皆さんも今年はぜひ、とうもろこしの焼き蒸しを試してみてくださいね♪

撮影・文/大﨑仁美 ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。

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