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47歳で基準値越え!年々高くなるコレステロール値…食事療法で改善を試みた結果【体験談】

  • 2024.6.27
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40歳を過ぎたころから少しずつ上がり始めたコレステロール値。病院で相談したところ、薬を飲むほどではないけれど様子を見ていきましょうと言われ、そこで私がおこなった食事療法とその結果についてお話しします。

47歳で基準値超え。病院での診断は?

毎年おこなっている人間ドック検診。30代のころは、ほとんど問題がなかったのに40代を過ぎたころから要再検査まではいかなくても、数値でやや高値が表記される項目が増えてきました。

その中の1つにコレステロール値があったのですが、40歳の人間ドックで160だった総コレステロール値が毎年少しずつ上がっていき、45歳で200超え。基準値の「130~219mg/dl」という範囲の上限に張り付いているような状況でした。

そして47歳の人間ドックで大幅増の266。とうとう基準値を大きく超える事態になってしまいました。念のため病院を受診しましたが、私の場合HDL(善玉)コレステロールが高値なのでそこまで問題はないと言われ、薬の服用や治療はとりあえず必要ないとの診断でした。

コレステロールは悪者だと思っていたけど

私は自宅へ帰り、これまで無関心だったコレステロールについて調べてみました。コレステロールにはLDL(悪玉)とHDL(善玉)があること。そもそもコレステロールとは血液中の脂質の一種で、細胞膜やホルモン、コレステロールの代謝を担う胆汁酸の材料にもなる体に必要な物質だそうです。

通常は一定量に保たれているコレステロールが、LDL(悪玉)コレステロールが過剰になったり、HDL(善玉)コレステロールが不足したりすると脂質異常症といわれる状態になり、脳梗塞や心筋梗塞など血管系の疾患を引き起こす危険が高まるようです。

私の場合、HDL(善玉)コレステロールが高いとのことでしたが、これは過剰なコレステロールや血管壁にたまったコレステロールを取り除き、肝臓へ戻す役目を果たすようで、異常に高い場合を除き、そう心配する必要はなさそうなので安心しました。

食生活とコレステロールの関係

コレステロールについて調べたことで、もう一度自分の数値を確認してみようと思いました。定期的に血液検査をしているので、その数値をさかのぼって調べてみるとLDL(悪玉)コレステロールは多くが基準値内にあるものの、時々基準値を超えているときがあることや基準値内とはいえ少しずつ上がってきていることなどがわかり、できれば薬などに頼らず基準値内に収めたい!と思うようになったのです。

コレステロールの高い食品を調べてみると、卵・数の子・するめ・魚卵・桜エビ・あんきもなど私がお酒のさかなとして大好きなものがたくさん並んでいてびっくり。一方コレステロールを下げる食品を調べてみると、青魚・オリーブオイルなどの植物油・きのこ・大豆・野菜・お酢など、こちらも私が日常よく口にする食材ばかりで驚きました。

中でも大豆やお酢、野菜は毎日のように食べる食材です。せっかく毎日食べているのならば、もっと効果的な食べ方をしてみたいと思い、毎日酢納豆を食べることに加え、無塩の野菜ジュースにオリーブオイルを入れて飲むことを取り入れてみました。これらを選んだ理由は調理の手間がかからずお手軽だからです。

コレステロール値改善の取り組み

コレステロール値を下げるとされる食品は大好きなものばかりだったので、取り組むことは難しくありませんでしたが、結果はそう簡単にはついてきませんでした。ですが少しずつ数値が下がり、1年後には基準値内に収まることも増えてきました。とはいえ冬場になると大好きなあんきもや白子などの誘惑に負けて食べる機会も増えるので、冬の血液検査の結果は夏場より高くなっており、食生活と体の関係が目に見えるようで逆におもしろかったです。

現在はというと、食事をコントロールすれば下がるんだ!という安心感から若干気が緩んでしまい、酢納豆、オリーブオイル野菜ジュースを毎日摂取するというのはやっていません。ですがトマトにオリーブオイルをかけて食べたり、リンゴ酢を炭酸で割って飲んだりとアレンジを加えながら継続。血液検査もギリギリより少し低いラインで維持できています。

まとめ

若いころは意識しなくても何の問題もなかった健康が、年齢を重ねることで同じように生活していても少しずつ問題が生じてきます。会社で毎年おこなってくれる人間ドックが若いころは面倒でしたが、この年になるとありがたいものに変わってきました。また悪の塊だと思っていたコレステロールという存在には、善玉・悪玉があってそれぞれの働きがあり、双方のバランスによって健康が維持できるというのも興味深いポイントでした。

若いころのような数値になるには程遠いですが、大好きな食材を楽しみながらも定期的な血液検査をおこない、健康維持ができるよう心がけたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラスト/マメ美

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著者:sara


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。

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