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ゆで卵の殻がきれいに剥けるゆで方はどれがベスト?比べてみた

  • 2024.6.26
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ゆで卵の殻を剥くとき、殻が白身にくっついて白身が取れたり、卵全体が潰れたりしていびつな形になってしまった…そんな経験が誰しも1度はあるのでは。

料理研究家のリュウジさん(@ore825)が「リュウジさんはゆで卵の作り方教えてくれるべき💢」というX(Twitter)ユーザーの呼びかけるような投稿に反応し、ゆで卵の殻をきれいに剥くための方法を伝授した。

その方法は次の通り。といっても特別なやり方ではなく、定番と言っていい方法だ。

①卵のおしりに画鋲を刺しておく
②1リットルあたり大さじ1程度のお酢を入れる
③ゆでた後はキンキンの氷水につけると身が収縮して剥ける
出典:Togetterオリジナル

リュウジさんの投稿を見たXユーザーからは「どの方法も実践している」「ゆで卵器を使うといいですよ」という反応のほか、殻がうまく剥けない原因について「新鮮な卵は殻と白身がひっついてボロボロになってしまうので、鮮度の問題もある」という指摘もあった。卵白に含まれる炭酸ガスの影響で、殻が卵白に密着しまうことが起因らしい。(東養鶏場「新鮮なたまごは何故殻がむきにくいの?」より)

だからといって、卵が古くなるのを待つわけにもいかない。リュウジさんが挙げている複数の方法のうち、どれが最も「つるんとキレイに剥ける」ゆで卵になるのか。比べてみることにした。

今回使った卵の賞味期限は、実験日からかぞえて12日先 出典:Togetterオリジナル

3つの方法でゆで比べ

実験条件としては次の通り。ゆで方は、リュウジさんの投稿にあったとおり「水1リットルあたり大さじ1のお酢を入れる」または「穴を空ける」やり方で、ゆで方は鍋で水を沸騰させてゆでる方法と、「スチームクッカー」を使ってゆでる方法の2パターンでやってみた。

・冷蔵庫からすぐ取り出してゆでる(常温にしない)
・卵の賞味期限は実験日(6/24)から12日後のものを使用
・それぞれ10分間ゆでる
・「鍋ゆで」と「ゆで卵器」の2パターンで確認
出典:Togetterオリジナル

穴をあける道具として、画鋲であけるのはなんとなく不安なので、100均で「たまごの穴あけ器」を買ってきた。

ダイソーやセリアでも同種のグッズが売られている。ちなみに穴を開けても中から卵液が出てしまうことはない 出典:Togetterオリジナル

「ゆで卵器」は自宅で使っているものを使用。正確には「スチームメーカー」といって、蒸気の力で卵をゆでるもの。

その名もスチームメーカー「ゆで卵名人」Amazonで2036円。ほったらかしでゆで卵が作れるのはすっごくありがたい 出典:Togetterオリジナル

ゆでてみたよ

先に結論から言うと「お酢を入れる」または「穴をあける」方法でゆでると、きれいに殻が剥けた。やはり、この2つがきれいに剥くための手堅い方法なのだ。

ゆでる方法と施策ごとに、結果を表にしてみた 出典:Togetterオリジナル

では、それぞれどのようにゆであがったかを見てみよう。まずはこちら、比較のために特に工夫せずにゆでたもの。氷水につけずに冷ましてから殻を剥いた。思ったよりはきれいに剥けたと思うが、やはり白身が殻にくっついてしまい、デコボコになってしまった。

左の卵が鍋ゆで、右がスチームクッカーでゆでたもの。白身が欠けてしまうのは避けられないのか… 出典:Togetterオリジナル
何もせずゆでられた卵たち、白身が欠けちゃった… 出典:Togetterオリジナル

こちらは穴あけ器で空けてからゆでたもの。つるんとした形を保ったまま殻を剥くことに成功した。

穴は小さくて見えないくらい 出典:Togetterオリジナル

スチームクッカー(ゆで卵器)でゆでたものもきれいに剥けた。ただし、半熟とまではいかないが、少し黄身が柔らかめに仕上がった。ゆで方が違っても、穴を空ければ同じ効果が得られるようだ。

半分に切ってみると、白身も黄身も少し柔らかめだった 出典:Togetterオリジナル

お酢を入れたものは殻がスルスルと取れていった。つるんとしててきれい!

やっぱりお酢のちからはすごい 出典:Togetterオリジナル

賞味期限まで10日以上ある、比較的新しい卵であってもお酢を入れてゆでるか、穴をあけてゆでれば、このようにきれいに殻を剥くことができた。

殻と白身がくっついてボロボロになってしまったゆで卵ほど悲しいものはない。この悲劇を避けたければ、お酢か穴あけ器を常備しておくしかない。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 紫蘇 編集:Togetterオリジナル編集部

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