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【京本大我さんインタビュー】歌も演技も“好き”が原動力「自分のやることをやるしかない」

  • 2024.6.26

Kyomoto Taiga

京本大我

出典:シティリビングWeb

映画「言えない秘密」で映画初単独主演を果たす京本大我さん。ラブストーリーへの出演が続く現状に「20代前半でなかったのでもう一生ないと思っていたら急に来ました。『京本にラブやるの忘れてた!』って思われたのかな(笑)」

出演の打診があったのはずいぶん前だったそう。「久々に来た映像の仕事がこの作品でした。主演の不安もありましたが、撮影も公開もぎりぎり20代に滑り込めた嬉しさもあります」

音大生の湊人を演じるために、3カ月ピアノをレッスン。

「今までやってきたピアノはコード弾きばかりだったので、今回クラシックに触れて、自分の中の引き出しが増えました。撮影中も音大でピアノがある環境だったので、隙があればずっと練習していました。それを見た(古川)琴音ちゃんも来てくれて、ちょっとずつ合わせていけたので、連弾するシーンもスムーズに緊張せずにできました」

湊人はトラウマでピアノから遠ざかろうとする。

「不器用だけど実直な男だと思います。もう一度ピアノに向き合おうとする姿はかっこいい。1回負けて終わりではなく、離れていた時間も糧にする。僕自身もできないことは寝かせるタイプです。それは必要な逃避。また戻れれば本当に好きな証拠ですし、そのまま遠ざかれば縁がなかったということなんだと思います」

京本さんの“秘密”は認知のギャップ。

「クールだとかいろんな印象を持たれがちですが、本当は変なことも言いたいし、ボケたい。『でも実際は変だもんね』と言われるほうがやりやすいので、そんな世界を作っていけるよう、もっと自分をさらけ出していきたいです」

グループとしての活躍も目覚ましい京本さん。

「メンバーに対してライバル心はまったくありません。みんな演技の仕事もしているけれど、系統が違い過ぎて同じ役を取り合う相手もいないし(笑)。演技でもバラエティーでもそれぞれの道を突き進んで、その道を確立してくれているので心配はありません。間違いなく5年後とかにそれぞれがいろんな面で天下を取っているので、自分は自分のやることをやるしかないと思っています。歌も演技も、原動力が“好き”ということは変わりません!」

京本大我さんの“働く”インフラ

Q.歌の仕事と芝居の仕事に通じるものは?

そもそも、どちらも自分に向いているとは思っていません。歌も芝居も地道にやってきて、最初から上手と言われていたわけでもないですし。まだ積み重ねの序盤だと感じています。向いているか向いていないかだと向いていないんですが、これだけみなさんに求めてもらえて、続けられているということは、何か可能性を感じてくれている人がいてくださるということ。向き合うことで新しい自分に出会っていければと思います。

Q.うまくいかないときの乗り越え方は?

歌うのも演じるのも好きですが、うまくいかないことばかりです。緊張して練習していたときの感じが出せないことは今でもよくあります。緊張や不安が本領発揮につながらないもどかしさもあり、反省の繰り返しですが、そのときの精いっぱいは間違いなくそれなので、本当に積み重ねていくしかないと思っています。

【Check】

「言えない秘密」

出典:シティリビングWeb

6月28日(金)全国公開

(C)2024『言えない秘密』製作委員会

台湾発の純愛ラブストーリーを原案にした珠玉のラブストーリー。留学先でのトラウマを抱えた音大生の湊人(京本大我)は、旧講義棟から聞こえてきたピアノの音色に引き寄せられるように、どこか謎めいた雰囲気の雪乃(古川琴音)と出会う。かけがえのない時間を過ごし、徐々に心はほぐれていくが、ある日突然雪乃は姿を消してしまう。雪乃が抱えていた“秘密”とは…。

【PROFILE】

1994年生まれ、東京都出身。SixTONESとして2020年にCDデビュー。俳優として多くの作品で活躍。主な出演作に、ドラマ「お迎え渋谷くん」「束の間の一花」、ミュージカル「シェルブールの雨傘」「ニュージーズ」「エリザベート」など。8月からは「モーツァルト!」で帝国劇場初主演(Wキャスト)を務める。SixTONESの13thシングル「GONG/ここに帰ってきて」が7月10日(水)リリース

取材・文/高木明日美(シティリビング編集部)、撮影/渡邉真一、ヘアメイク/朝岡美妃(Nestation)、スタイリスト/藤長祥平

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