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“建物火災”の原因1位? 自治体が注意喚起 知っておきたい対策とは

  • 2024.8.22

日々の生活の中で、料理をする際には誰しもが一度は目を離してしまった経験があるでしょう。特に揚げ物をしているときなど、油が熱せられる間に他のことに気を取られてしまうこともあります。しかし、こうしたちょっとした油断が重大な事故につながることもあるのです。

多くの家庭では、ガスコンロやIHヒーターを使用して調理を行っていますが、その際の火災リスクについてあまり意識していない方も多いのではないでしょうか。特に、揚げ物をする際には油の温度が高くなりすぎることで火災が発生する危険性があります。

中でも「コンロ火災」は、総務省消防庁が発表した建物火災の原因でも1位となっており、特に天ぷら油火災がその一因となっています。では、どのようにしてこのリスクを軽減し、安全に調理を楽しむことができるのでしょうか?東大阪市公式HPでは、こんろ火災について詳しく解説されています。今回、この漫画では揚げ物料理の際に気をつけるべきポイントを詳しく説明していきます。

揚げ物をするときは火災に気をつけて!

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家庭でよく使われる調理器具の一つ、ガスコンロ。特に揚げ物をする際には、油の温度管理が重要です。500ccの油をコンロで加熱すると、約3〜4分で180℃に達します。この時点で揚げ物を始めるのが理想的ですが、目を離している間に温度が上がり続け、約15〜20分後には発火温度の360℃に達してしまうことがあるためです!

また、最近のコンロには「Siセンサー」という安全装置が搭載されています。ですが、このセンサーは油の量が少なすぎたり鍋底が焦げていたりサビで汚れていると反応しないことがあるため、センサーを過信せずに適切な温度管理が求められます。また、劣化した油は酸化が進んでいるため、発火温度に達しやすくなります。新しい油よりも危険な場合があるので注意が必要です。

万が一、コンロ火災が発生した場合の対処法も重要です。まず、コンロの火を消し、消火器や消火スプレーで消火します。次に、鍋の蓋や濡れたタオル、シーツなどで鍋を覆い、窒息消火を試みます。絶対に水をかけてはいけません。水は100℃で沸騰し、高温の油に入れると一気に水蒸気となり、爆発的に拡散するためです。

揚げ物料理をする際などは気をつけてくださいね!

作画:桜木きぬ(@kinumanga

参考1:東大阪市公式HP「こんろの火災(天ぷら油火災)」
参考2:総務省消防庁「令和5年(1月~12 月)における火災の概要(概数)について」

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