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お刺身の“つま”を侮るなかれ!知れば捨てられなくなる“秘密”とは?

  • 2024.8.25

スーパーで買ったお刺身に、千切り状の「つま(ツマ)」が入っていますよね。居酒屋などのお刺身に盛り付けられているのもよく見るでしょう。多くは大根を千切りしたものですが、ワカメ、大葉などが用いられることもあり、主役のお刺身を引き立てています。

当たり前のように存在しているつまについて、その由来を気にする機会はあまりないかもしれません。そもそも何のために入っているのか、食べていいのかもわからず、捨ててしまうことが多いのではないしょうか。この記事では、そんなつまの由来や役割について、クラシルの投稿を元にご紹介します。

つまってなんで入ってるの?なんでツマっていうの?

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スーパーで買えるお刺身のほとんどにつまが入っています。白いものは大根の千切りで、大葉やワカメが添えられていることもあるでしょう。始まりは江戸中期に遡り、本来は「あしらい」というもの。漢字にすると「褄」で、「端」という意味を持ちます。つまり、お刺身の端に添えられているから「褄(つま)」と呼ばれるようになったのです。

切り方や形によって呼び方が変わるそうで、千切り野菜を尖った剣のように盛り付けたものを「けん」、わさびやしょうがなどおいしさを引き立たせるものを「薬味」と呼びます。

つまにはいくつかの役割があり、一つは盛り付けを華やかにするため。刺身の下につまが敷かれていると美しく立体的に見えますよね。次に、刺身を食べた口の中をさっぱりとさせる口直しのためで、大葉やミョウガなどの香味野菜が使われるのも納得です。

より実用的な理由としては、刺身の鮮度を保つため。刺身から出る水分をつまに吸収させて、水っぽくなるのを防ぎながら鮮度を保ちます。また、わさびや大根の辛み成分には殺菌作用もあるのだとか。

ちなみに、つまを食べるのはマナー違反ではありません。脇役として終わらせず、おいしくいただきましょう。

作画:もす(@mosumanga30

参考:クラシル「刺身の「つま」って何のため?役割や意味について解説!」

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