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「地味女が彼女なんて」罰ゲームで告白してきた同僚。騙されたふりをして付き合ってみた結果…

  • 2024.6.26

私は27歳で、生まれてこのかた彼氏がいたことはありません。ある日、密かに思いを寄せている会社のイケメン男性が、課長から「罰ゲーム」を言い渡されているところを目撃してしまいます。その罰ゲームの内容は、私に告白するというもの。嘘だとわかっていながらも、私は彼の告白を受け入れて……。

地味な私だけど…

高校を卒業してから9年間、今の会社でお世話になっている私は「彼氏いない歴=年齢」を貫き通しています。男性社員が8割以上のこの会社でもアプローチされることはなく、一緒に合コンに行くような友だちもいないのです。

その理由は、私がものすごく地味だから……。小学生のころに頑張ってオシャレに挑んだものの、大好きだった男の子から「不細工」と言われたことがトラウマで、オシャレとは無縁の生活を送っていたのです。そのせいでいつも「あれ? いたの?」と言われるほど、存在感がありませんでした。

そんな寂しい日々を送っている私ですが、楽しみもあります。それは、同じ会社で働くある男性をチラ見すること! 彼は高身長のさわやかイケメンで、紳士的でもあるため、社内の人気者。私は密かに彼に恋心を抱いていました。

聞いてはいけない会話

ある日のこと。倉庫へ書類を取りに行った私は、彼と課長が2人でいるところを目撃します。課長は社内一意地悪でみんなから嫌われている存在です。そんな課長が一方的に彼を罵っている感じだったので、私はこっそりと会話を聞くことにしました。

すると課長が、彼の業績が悪かったことを責めている様子。しかも、課長から「今月も一番業績が低かったから罰ゲームだな」という発言が。彼は罰ゲームを実行するか、それとも左遷かという究極の選択を強いられていたのです。しかもその罰ゲームの内容が、なんと私に嘘の告白をすること!? 「あの地味女が彼女なんて笑えるな!」とうれしそうな課長の様子に、私は呆れてしまいました……。

もちろん彼も納得がいかず、最初は他の人を巻き込みたくないと反論。しかし課長が一歩も引かず、彼は仕方なく罰ゲームを受けることになってしまいました。

彼の力になりたい!

2人の会話を聞いてしまった以上、私もいろいろと考えなければなりません。正直に盗み聞きしていたと言うべきか、何も知らずに告白を受け入れてデートをすべきか……。しかし課長の性格を考え、正直に話したら彼が再び嫌がらせを受けると思った私は、彼の嘘の告白をうけることにしました。

そして、その日の仕事終わりに彼に呼び出された私。彼の「俺と付き合ってよ。今度の休みにデートしたいんだけど」という告白に、「はい、わかりました」と返事をしました。

「偽りの彼氏」との幸せな時間を満喫

告白された翌日、私は姉に相談し、メイクを教えてもらったりデートに着ていく服を借りたりしました。

迎えたデート当日。私が待ち合わせ場所へ向かうと、すでに彼は到着しており、私の姿を見てびっくり。それもそのはず、メイクだけでなく髪型を変え、メガネからコンタクトにした私は別人だと思うほどの変身を遂げていたのです。

それから私たちは映画館やゲームセンターへ。その間、密かに課長が後をつけてきているのも知っていました。そして、良い雰囲気のなかランチをしようとお店を探していると、課長が偶然を装いながら声をかけてきたのです。「まさか2人って、付き合ってるの?」とニヤニヤしながら聞いてきた課長に、私はすぐさま「ちがいます! 今日はたまたまですよ!」と反論。すると、課長はニヤニヤしたままその場を去っていきました。

夕方になり、私たちは公園へ。彼が「言わなきゃいけないことが……」と発言したので、私は罰ゲームだと知りながらも、彼の役に立ちたくてデートをしたことを打ち明けました。

偽物から本物へ

これで終わりかと思っていたのですが、その直後、まさかの展開を迎えます。なんと、彼が私に本当の告白をしてきたのです! 実は彼も罰ゲームを受ける前から私のことが好きだったそう。こうして私たちは本当のカップルになったのです。

その後、課長はほかの社員への嫌がらせや理不尽な行為が上層部にバレて大ピンチに。今だと思った私は、課長が彼に罰ゲームを強いているところをこっそり撮影した動画を会社に提出。結果、課長は会社を去っていったのでした。

一方の私は、初めての彼氏とラブラブの日々。恋人がいる生活を満喫しています!


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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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